プラネかわら版・電子版(2013年)

プラネかわら版 師走(12月・2013)No.29 
今月の特別投映(クリスマス・スペシャル)
 「クリスマスの夜に〜オリオン座に乾杯」
 
  12月22日(日)午後3時10分 
 語り:天文研究家 浅田英夫 アイ・プラネッツ 榊原 真紀
演奏:Planet Love(プラネット・ラブ)
 星座のスーパースターと言えば、凍てつく冬の夜空でその雄姿を見せるオリオン座。このオリオン座にまつわる話は、星座そのものの美しさや神話・伝説はもちろん、SFテレビドラマ、古代遺跡との関係など尽きることはありません。そこで今宵は、軽快な音楽を聴きながらオリオン座とともに一足早いクリスマスのひとときを楽しみましょう。
 【「迫る!アイソン彗星」特別編】
 12月15日(日)午後6時30分 語り:平岡 晋
 午後3時の部から開催中の「迫る!アイソン彗星」とは一味違う特別編。夜のプラネタリウムをお楽しみください。
 今月の生解説
 ○12月1日(日)7日(土)8日(日)21日(土)22日(日)23日(月・祝)28日(土)
 午後1時30分 12月の星空解説  ○午後3時 アイソン彗星フル生解説(22(日)は除く)

 語り:アイ・プラネッツ
  12月上旬は、アイソン彗星観望の最高のチャンス!アイプラネッツでは、12月末までアイソン彗  星のフル生解説を行っています。ぜひご来場ください。
 ピッチFMプラネタリウム 
 毎週月曜日午後9時〜10時 83.8Mhz放送中! パーソナリティ:平岡晋
 星空と音楽で1時間ラジオプラネタリウムお楽しみください。
 
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 詳細は、解説員またはスタッフまで
 星声人語
  街中が、きらめく光と音楽に包まれるクリスマスシーズンがやってきました。プレゼントをたっぷり携えたサンタクロースが、トナカイのひくソリに乗って夜空を駆け回る・・・そんな姿を想像しながら冬の星座を見上げている方もいらっしゃるのでしょうか?実は、冬の夜空には「トナカイ座」という星座があります。いくつもの一等星をつなぎ合わせ大きなトナカイを描きます。立派な角はカシオペア。トレードマークの赤い鼻はおうし座の赤い星・アルデバラン。ふたご座がおしり、オリオン座が足にあたります。この星座のお話は、サンタクロースの故郷・フィンランドのラップランドでトナカイを遊牧して暮らしてきたサーミという少数部族の人々に伝わる星座ですが、日本でも見られる星座ばかり。ぜひ、プラネタリウムで確かめて実際の空でも探してみてくださいね。(鏡)

 
プラネかわら版 霜月月(11月・2013)No.28 
今月の特別投映(あんプラ・スペシャル)
 新美南吉生誕百年記念事業「新美南吉と大彗星1927年12月」
 
  11月24日(日)午後3時10分 
 語り:天文研究家 浅田英夫 アイ・プラネッツ 細井 郁夫
  南吉14歳。県立半田中学校二年生。その年末にシェレルプ・マリスターニ彗星が現れ、昼間肉眼でも見える大彗星となった。小学校を優秀な成績で卒業した南吉は、先生の勧めで中学校に入学。文学の才能を開花させ始める。多感な時期。神秘的悪魔的ですらある彗星を、南吉はどんな思いで見上げたのだろう? 
 今月の生解説
 ○11月2日(土)3日(日)4日(月・祝)9日(土)10日(日)
  午後1時30分 11月の星空解説  ○午後3時 アイソン彗星フル生解説

 ○11月16日(土)17日(日)23日(土祝)24日(日)30日(土)
  午後1時30分 11月の星空解説  ○午後3時 アイソン彗星フル生解説
 【今世紀最大級のアイソン彗星がやって来る!】
 昨年9月21日、ロシアのアイソンプロジェクトによって発見されたアイソン彗星が近づいて着まし た。この彗星は太陽や地球に接近したときには大彗星となって見えるだろうと期待されています。 アイプラネッツでは10月から12月までアイソン彗星のフル生解説を行います。ご期待ください。
 ピッチFMプラネタリウム 
 毎週月曜日午後9時〜10時 83.8Mhz放送中! パーソナリティ:平岡晋
 星空と音楽で1時間ラジオプラネタリウムお楽しみください。
 
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 星声人語
  暑すぎて、暑すぎて、今年の夏にはまいりました。ゲリラ豪雨・竜巻・大地震というものには未だ出会ったことがありませんが、運だけでしょう。
 星の世界では、ロシアの隕石が衝撃的でした。(トラブルが多いため、多くの車にドライブレコーダが付いている)見事な落下の様子が脳裏にあります。歴史を振り返ると、1054年の超新星爆発(かに星雲M1)23日間は昼間でも肉眼で見えるほど明るく、その後も夜になると約2年間も見えていたとあります。(史書)1527年カシオペア座での超新星爆発(ティコの星)は、最大光度マイナス4等で、金星なみの明るさだったそうです。南半球の大マゼラン雲は金星並みの1987年の超新星爆発の姿です。どの出来事も「じぇじぇじぇ」と驚くべき出来事だったに違いありません。災害に備える気持ちは大切なことですが・・・、星を眺めると、僕の予想ではベテルギウスの超新星爆発は西暦2500年頃ではないかとつい思ってしまうのです。(Hosoi)

プラネかわら版 神無月(10月・2013)No.27 
今月の特別投映(あんプラ・スペシャル)
 新美南吉生誕百年記念事業「新美南吉と惑星大接近」
 
  10月27日(日)午後3時10分 
 語り:天文研究家 浅田英夫 アイ・プラネッツ 平岡 晋
  南吉はわずか八歳で生家を離れ、実母の実家の養子となり新美姓となる。
 この年の秋、金星と木星が超ニアミス。肉眼では一つの星に見えた。
 南吉は、養子先で孤独感にさいなまれていた。いっそう人恋しさが募る秋、
 金星と木星が交わるほどに寄り添い、あたかも一つの星のようになって明るく
 温かい光で輝いていた。南吉はどんな思いでそれを見上げたのだろう。 
 今月の生解説
 ○10月5日(土)6日(日)12日(土)13日(日) 解説:澤山 起代子
  午後1時30分 10月の星空解説  ○午後3時 アイソン彗星フル生解説

 ○10月14日(月祝)19日(土)20日(日)26日(土)27日(日) 解説:青野 敦子
  午後1時30分 10月の星空解説  ○午後3時 アイソン彗星フル生解説
 【今世紀最大級のアイソン彗星がやって来る!】
 昨年9月21日、ロシアのアイソンプロジェクトによって発見されたアイソン彗星が近づいて着まし た。この彗星は太陽や地球に接近したときには大彗星となって見えるだろうと期待されています。 アイプラネッツでは10月から12月までアイソン彗星のフル生解説を行います。ご期待ください。
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 星声人語
  秋は空気が澄んで、夜空の星をみるには絶好の季節。夕暮れの空に一番星金星が輝き始めたかと思
 うと、あたりは闇に包まれ、秋の星たちが瞬き始めます。ときには星たちの間を流れ星が流れ、神 神秘の世界へと誘ってくれます。子どもの頃私は「流れ星って、星のかけらが落ちてくるんだ。小 さく光った星のかけらがどこかに落ちている」と思っていました。でも本当は流れ星は太陽系を漂 う小さな砂粒のようなチリが地球の大気に猛スピードで突っ込んだ時に、摩擦熱で大気の元素が発 光する現象だとか。そしてこのチリを生み出すのが、神秘的な尾を見せてくれる天体、彗星(ほう き星)。そんな彗星が、この秋から冬にかけてやって来て私たちに神秘的な姿をみせてくれそう。 その名は「アイソン彗星」。どうぞお楽しみに!(加藤)

 
プラネかわら版 長月(9月・2013)No.26  
今月の特別投映(プラネタリウム・スペシャル)
 「お月見の夜〜もし月がなかったら」
  9月22日(日)午後3時10分
 語り:天文研究家 浅田英夫 アイ・プラネッツ 青野敦子 演奏 前嶋郁子
 地球に最も近い天体「月」、私たちに最も身近な天体「月」、人類が足跡をしるした地球以外の唯一の天体「月」、よく知っているようで以外に知らないことがある「月」。
 だからこそ人は、昔から月を恐れ、月に魅入られ月を祀り、月を愛でてきた。なぜなら、月は太古から、地球や生物に大きな影響を与えているから。もし月がなかったら?
今月の生解説
○「パニック!〜やぎ座の物語」 語り:加藤よし子 
 9月1日(日)7日(土)8日(日)14日(土)15日(日)午後1時30分 午後3時
 南の空に、大きな口を開けて笑っているような星の並びがあります。その星座の正体を見たら”びっくり!”なぜこんな姿をしているのでしょう。
○「いたずらこぎつねのお話し」 語り:李 英子
 9月16日(月祝)21日(土)23日(月祝) 28日(土)29日(日) 午後1時30分 午後3時
 22日(日)午後1時30分
 9月下旬、天頂近くにささやかな星座たちが南中をしています。その一つが「こぎつね座」。こぎつね座とは?またどんなドラマがあるのでしょう。こぎつね座をさがしながら、今年、生誕百年を迎えた童話作家新美南吉の「ごんぎつね」に思いを馳せましょう。
ピッチFMプラネタリウム
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星声人語
 今月9月19日の満月は、中秋の名月、お月見です。昔から愛されてきた名月ですが、中秋とは秋の真ん中、旧暦の秋は7月、8月、9月で秋の真ん中の月を意味する呼び名です。また秋は夏とは違い空気中の水蒸気が少なく空が澄んでいるため、月の輝きがいっそう美しく見える季節なのです。暑い夏が過ぎ久々の名月を眺め楽しむ風習です。また、収穫祭とした意味合いもあり、名月にすすきとお団子、あと収穫したばかりの里芋をお供えする五穀豊穣を願う行事。
 平安時代の貴族にとって名月を愛でた後、そのままでは終わらなかったようです。次の日からも延々と月見は続きます。十六夜、立待月、居待ち月、寝待月、更け待ち月。これは月が一日に約50分遅く昇ってくる事から付けられた呼び名。月の出を待ちながら一献、なんと風流なことでしょう。スピードと正確さが求められる今の時代、平安時代に思いを馳せながら、今年のお月見をゆったりと過ごしませんか?(敦)

プラネかわら版 葉月(8月・2013)No.25  
今月の特別投映(あんプラ・スペシャル)
新美南吉生誕百年記念事業「新美南吉と流星群1940年8月12日」
  8月24日(土)午後3時10分
 語り:天文研究家 浅田英夫 アイ・プラネッツ 榊原真紀
 昭和15年、南吉27歳。夏休みのお盆。夜半過ぎからペルセウス座流星群の極大を迎える。おひつじ座では木星と土星が寄り添っていた。同人誌「オリオン」のメンバーでもあった南吉のかっての恋人、中山ちゑが6月に急死。南吉はちゑの葬儀で泣き崩れ失意のどん底に落ちる。ペルセウス座流星群を見上げ、ちゑを弔い、命のはかなさに涙したのではないだろうか。そして木星と土星が寄り添う姿はちゑと自分のように見えたのではないだろうか。
中学生講座
 8月8日(木) 22日(木) 
  講師:天文研究家 浅田英夫
  中学生のためのプラネタリウム。今まで理解することが難しかった星の動きや月・惑星のことをわかりやすく楽しく解説します。
今月の生解説
○「星に願いを・・・チャンスは☆今でしょ」 語り:榊原 真紀 
 8月3日(土)4日(日)10日(土)11日(日)午後1時30分 午後3時
 24日(日)午後1時30分

 「星の世界の、今でしょ!」を今夜の星空を眺めながら願いを託します。
○「白鳥座のもう一つの物語」 語り:澤山 起代子
 8月17日(土)18日(日)25日(日) 31日(土) 午後1時30分 午後3時
 夏の夜空を悠々と羽ばたく十字架の形が美しいはくちょう座。その美しさの裏には二人の少年の悲しい物語が伝わっています。
ピッチFMプラネタリウム
毎週金曜日午後9時〜10時 83.8Mhz放送中! パーソナリティ:平岡晋
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星声人語
 真夏の夜空を飾る夏の大三角。どれも純白の美しい星。ただ明るさは微妙に違う。天頂近くで輝く星が0.0等のこと座のベガ。ニ番目はベガの南でかがやく0.8等のわし座アルタイル。そして三番目はベガの東で光る1.3等のはくちょう座のデネブだ。ベガの輝きは華やかさと気品が漂っている。それに対してデネブのなんと控え目なこと。でもこれは地球から見たときの見かけの明るさ。これに対して星の本当の明るさの表し方を絶対等級と呼んでいる。三つの星の絶対等級は距離25光年のベガ0.6等、17光年のアルタイル2.2等に対して、1800光年とずば抜けて遠いデネブははなんとマイナス7.2等星。ベガとは比較にならないほどの圧倒的な明るさなのだ。ベガは確かに情熱的で美しい。でもそれは見かけの輝き。本当に美しいのは情熱を内に秘めて光るデネブのほうかも。どんなことでも、一面だけみていては真実は決してわからない。多角的に深く見なくちゃいけないってことなんだ。(英)

プラネかわら版 文月(7月・2013)No.24 
今月の特別投映 (あんプラスペシャル)
  新美南吉生誕百年記念事業「新美南吉と1939年火星大接近」 
 7月27日(日)午後3時10分  
語り:天文研究家 浅田 英夫 アイ・プラネッツ 金原 建和
 昭和14年、南吉26歳。安城高等女学校教員生活も2年目となり、生徒とともに詩集を発行。しかし残念なことに紙不足という理由から第六集「星祭り」で休刊となってしまった。とはいえ南吉にとって最も華やかで充実した時を安城で過ごしていた。夏休みに入る7月23日に火星が大接近。マイナス3等級の赤い光を放っていた。夏の夜空でひときわ赤く明るく輝く火星は南吉の熱い心を表していたのだろうか。
今月の生解説 
○「さそりのお話」 語り:平岡 晋 
 7月6日(土)7日(日)13日(土)14日(日)午後1時30分 午後3時
夏の南の空低く輝く、さそり座の赤い星「アンタレス」夜の闇を照らし続けるさそりは、私たちに何を伝えようとしているのでしょうか。銀河鉄道の夜の一節を、夜空に描いてみようと思います。
○「へびつかい座〜名医アスクレピオス物語」 語り:李 英子
7月15日(日)20日(日)21日(日)28日(日) 午後1時30分 午後3時
 27日(土)午後1時30分
 蛇つかいといえば、いかにも大道芸人と思われがちですが天のへびつかい座は死人も生き返らすという名医アスクレピオスでした。困ったのは死人がいなくなった冥土の神プルートン。さてこの結末はどうなるのでしょうか。。
お知らせ
新美南吉生誕百年記念事業、全6回シリーズでお送りします。新美南吉が生きた時代に起こった天文現象をその時代背景や作品を交えながらご紹介します。なお、全回お越しいただいた方には素敵なプレゼントがあります。お楽しみに。
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ピッチFMプラネタリウム   毎週月曜夜9時から 83.8Mhz放送中!
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 星声人語
 7月といえば、七夕だが、あいにく日本列島は梅雨の真只中で星祭りとは縁遠い。そんな梅雨の最中の6月某日星見遠征を決行した。水蒸気が多く満天の星空とはいかなかったが、梅雨時にしては上出来だった。その場に偶然居合わせた天文ファンの方の中に大型望遠鏡を持っている方がいて、これ幸いと色々な天体を見させていただいた。大口径でみる星雲、星団は素晴らしくつい見入ってしまった。しかし、どんな高性能の大型望遠鏡でも、自分の望遠鏡で初めて見た時の感動にはかなわない。ずっと欲しかった望遠鏡を手に入れたのは社会人一年目、23歳の時。口径8センチの屈折望遠鏡だ。初めての望遠鏡に悪戦苦闘だった。土星が視界に入った瞬間の胸の高鳴りは今でもはっきり覚えている。天文台で見せてもらうだけでは決して味わえない感動があった。あの時の感動を思い出すと、どうしても星がみたくなってしまう。とにもかくにも梅雨明けが待ち遠しい。(tucana)

プラネかわら版 水無月(6月・2013)No.23 
今月の特別投映 (プラネタリウム・スペシャル)
  新美南吉生誕百年記念事業「新美南吉の宇宙」
 
 6月23日(日)午後3時10分  
 語り:天文研究家 浅田英夫  アイ・プラネッツ 後藤鏡子 演奏 an cl style  クラリネット四重奏 
 昭和13年春。南吉は念願がかない、愛知県立安城高等女学校の英語教師として迎えられた。そして翌昭和14年7月、女学生を引率して富士登山をした。その時南吉は、女学生とともに満天の星空を眺めている。そのときの感動をもとに詠んだ俳句や描いた絵、日記などをひもときながら、美しい音楽とともに新実南吉の人生観・宇宙観を想像する。
今月の生解説 
○「北の空に秘められているもの」 語り:平岡 晋 
 6月1日(土)2日(日)8日(土)9日(日)午後1時30分 午後3時
 6月23日(日)午後1時30分

 人類は、遠い昔から星空に願いを込めてきました。私たちの住んでいる極東の地では、北の空が特別な意味を持っているようです。北の空にはどんな思いが秘められているのか。そしてその思いは叶ったのか。
 ○「伝説の龍を探そう」 語り:後藤 鏡子
 6月15日(土)16日(日)22日(土)29日(土)午後1時30分 午後3時
 30日(土) 午後1時30分
 6月後半を迎えると夏の星座が続々登場。中でも北天の沈まない星座「りゅう座」は5500年前から人々が見つめ続けている星座。今宵は伝説のりゅうを探しに星空散歩に出かけましょう。
お知らせ
 新美南吉生誕百年記念事業、全6回シリーズでお送りします。新美南吉が生きた時代に起こった天文現象をその時代背景や作品を交えながらご紹介します。なお、全回お越しいただいた方には素敵なプレゼントがあります。お楽しみに。
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毎週月曜日午後9時〜10時 83.8Mhz放送中! パーソナリティ:平岡晋
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星声人語
 6月といえば、梅雨。くる日もくる日も低く垂れこめた灰色の雲の下、ジメジメムシムシが不快指数を押し上げる。星空が恋しくなる。梅雨が好きなのはカビとダニぐらいなもの。しかし近年は少し事情が変わった。これまでのようなはっきりとした梅雨がなくなってきた感がある。ただ、ここでまとまった雨が降ってくれないと、水不足になってしまうのでそれはそれで大きな問題だ。
ところで、6月の和名は「水無月」梅雨の真只中なのに「水が無い月」とはこれいかに。もちろん現代の状況から付けられているのではなく、旧暦に基づいている。つまり旧暦の6月は、太陽暦の7月nあたる。すでに梅雨が明けて夏真っ盛り、暑い日が続いて水不足が心配されることから「水無月」と付いたとか。毎日晴れて美しい星空が見られるものいいが、雨も降ってくれいないと困ったことになる。自然界も世の中も、すべてバランスが保たれてうまくゆく。(英)

 プラネかわら版 皐月(5月・2013)No.22
今月の特別版(あんプラ・スペシャル)
   新美南吉生誕百年記念事業 「新美南吉と部分日食〜1936年6月19日」
 
 5月26日(日)午後3時10分  
語り:天文研究家 浅田英夫 アイ・プラネッツ 李 英子   
 南吉23歳。東京外国語学校を卒業後、東京土産品協会に就職。東京では6月19日の夕方、食分80%の部分日食が起こった。北海道北部で皆既日食。南吉は教師を目指したが、脆弱な体力のため教員免許が取れなかった。この年の十月、二回目の喀血、半田に帰ることになる。それは強力な太陽がなすすべもなく欠けてゆき光を失ってゆくのと同様な悲しさと悔しさではなかったか。 
今月の生解説  
○「てんびん座〜アストレイアと正義の天秤」 語り:金原建和 
 5月3日(金)4日(土)5日(日)6日(月・祝)11日(土)午後1時30分 午後3時
  人々の正義と悪と計ると言われるてんびん座がよく見える初夏の宵空。答えに迷った時、夜空を見上げるともしかしたら教えてくれるかもしれません。
○「おとめ座〜ふたつの物語」 語り:李 英子 
 5月12日(日)18日(土)19日(日)25日(土)午後1時30分 午後3時
 26日(日)午後1時30分

 おとめ座は右手には羽ペンを左手には麦の穂を持っています。右手、左手にはそれぞれのお話があります。
ピッチFMプラネタリウム 放送日変更!月曜夜9時になりました。83.8Mhz放送中
 毎週金曜日午後9時〜10時 83.8Mhz放送中! パーソナリティ:平岡晋
 心癒される美しい音楽を聴きながら季節の星座を探訪するラジオプラネタリウムをお楽しみください。  
癒しのプラネタリウム内容決定! 詳しくは裏面をご覧ください
お知らせ
 新美南吉生誕百年記念事業、全6回シリーズでお送りします。新美南吉が生きた時代に起こった天文現象をその時代背景や作品を交えながらご紹介します。なお、全回お越しいただいた方には素敵なプレゼントがあります。お楽しみに。
星声人語 
 遠い昔の人々と 今を生きる私たちを 美しい地球がつなぎます。
 私たちの上には 星の世界
 遠い昔の人々と 今を生きる私たち いろんな人が見た星が
 今も そのまま広がっています。
 眠れない夜 そんなことを考えながら
 夜空の星を眺めてみると
 心がすうっと 星空に溶け込みます。
 いつでも誰にでも かわらず輝き続け
 こころに寄り添ってくれる星 見上げてみませんか?    ☆星まきびと☆

プラネかわら版 卯月(4月・2013)No.21
今月の特別版(あんプラ・スペシャル)
   
新美南吉生誕百年記念事業「新美南吉と皆既月食 1931年4月3日」
  4月28日(日)午後3時10分 
 語り:天文研究家 浅田英夫氏 アイ・プラネッツ 青野敦子 
 昭和6年、南吉18歳の春。半田第ニ尋常小学校代用教員となったばかりの4月3日、明け方の西の空で皆既になる月食が起こった。挫折と希望の中で代用教員のかたわら、創作活動を続けこのころ復刊された「赤い鳥」に毎月のように童謡を投稿。「月から」が北原白秋に評価され自信を持った南吉は「権狐」を書き始める。皆既となった赤い月を見ながら南吉は何を考えたのだろう。
今月の生解説
・「嘘つきからすの物語」 語り:加藤よし子 
4月6日(土)7日(日)13日(土)14日(日)午後1時30分 午後3時
春の夜空に浮かぶからす座とうみへへび座とコップ座。からすのちょっとした嘘がきっかけで大変なことに。いったい何が起こったのでしょう。
・「巳年のヘビとその仲間たち」 語り:細井 郁夫
4月20日(土)21日(日)27日(土)29日(月・祝)午後1時30分 午後3時 
4月28日(月)午後1時30分 

 春の星座は大きな星座が目立ちます。中でも「うみへび座」は最大の星座です。ギリシャ神話の中からその成り立ちと仲間たちについて探してみましょう。ご期待ください。
お知らせ
 新美南吉生誕百年記念事業、全6回シリーズでお送りします。新美南吉が生きた時代に起こった天文現象をその時代背景や作品を交えながらご紹介します。なお、全回お越しいただいた方には素敵なプレゼントがあります。お楽しみに。
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 毎週月曜日午後9時〜10時 83.8Mhz放送中! パーソナリティ:平岡晋
  心癒される美しい音楽を聴きながら季節の星座を探訪するラジオプラネタリウム。春の夜のひと時、ラジオと共に星空の下に出かけてみませんか。
星声人語 
 「人はなぜプラネタリウムを見上げるのか?」本物の星空があるにもかかわらず・・・」解説員として皆さまと共に時を過ごしていると、こんな疑問に行き当たることがあります。その答えはきっと一つではないのでしょう。だからこそ解説をする私たちは皆さんの前に出て手を引くのではなく、皆さんのことがよく見える皆さんの後ろにいるのでしょう。そして時節ごとの星空や自然との触れ合いの仕方をそっとご案内するのだと思います。「星空の下で自分を見つめ直し、忘れかけていた皆さんの大切なものへの扉に少しでも手が届きますように・・・」今日も心から願いつつ、プラネタリウム解説員は操作卓に臨むのです。そんな解説員と皆さまを繋ぎたく思い、フェイスブックページを開きました。安城市文化センタープラネタリムでフェイスブック内を検索ください。星空の下で同じ時を過ごした仲間である皆さまからの声をお待ちしております。(平)

 プラネかわら版 弥生(3月・2013)No.20
今月の特別投映(プラネタリウム・スペシャル)「銀河鉄道の夜と星の王子様の不思議な関係」
3月24日(日)午後3時10分
語り:天文研究家 浅田英夫氏 アイ・プラネッツ 平岡晋
伴奏:榎本和俊(ギター演奏)
愛知県が生んだ「新美南吉」とともに日本を代表する童話作家「宮沢賢治」。そして世界を代表する作家「サン・テグジュペリ」。2人の代表作と言えば「銀河鉄道の夜」と「星の王子様」。どちらも単なるファンタジーではなく、しっかりとした科学と信念に裏付けされた物語。その2人に共通するものとは?新美南吉生誕100周年を前に、星空を眺めながらまず2人のファンタジーの世界を歩く。
今月の生解説 
・「しし座のお話」 語り:平岡晋 
3月17日(日)20日(水祝)23日(土)30日(土)31日(日)午後1時30分・3時
ギリシャ神話にいろどられた星座の数々、でも、案外私たちの住んでいる日本とつながっていたりします。春を先取りして東の空からあ昇る「しし座」は、どこにつながっているのでしょう?
・「星の海、のたりのたりろヒドラが泳ぐ」 語り:後藤鏡子 
3月17日(日)20日(水祝)23日(土)30日(土)31日(日)午後1時30分・3時
巳年を迎えて早くも3か月。全天八十八星座の中で名が付く3つの星座の中から、最も姿の長い「ウミヘビ座」をご紹介します。星の海を漂うその姿を、ぜひ、プラネタリウムでご覧ください。
夜空のおはなし最終回(今月はかに座)
地上デジタルキャッチ12チャンネル毎月第三週月曜日〜金曜日 17時〜17時15分
世界初!!安城市文化センタープラネタリウムがテレビになって登場します。
毎月旬な星座(黄道12星座)を美しい星空と音楽でご紹介します。
ピッチFMプラネタリウム 放送日変更!月曜、夜9時になりました。
毎週月曜日午後9時〜10時 83.8Mhz放送中! パーソナリティ:平岡晋
星空と音楽で1時間ラジオプラネタリウムお楽しみください
星声人語
星のかけら
鏡も悲惨なニュースが報じられている。グァム島での殺傷事件である。私は奇跡を信じないたちであるが、ある人から私の存在そのものが奇跡だと聞いたことがある。では、一体どれ位の奇跡が積み重なって私が存在しているのか考えてみた。まず私が地球に人間として生まれていているのだが、もしかしたらバッタやカブトムシなどの昆虫として生まれてきたかも知れないが、私は幸運にも人間として生まれてきた。ちなみに人間として生まれてくる確率はどれぐらいか聞いてみたら3億円の宝くじが100万回連続で当たる確率より小さいという。すべての人はそんな途方もない小さな、小さな確率で人間として生まれてきた。人の命はその誕生以来、幾多の試練を乗り越えて生き長らえてきたが、このようなニュースを目にするたび同じ人の命がこうもはかないものかと考えさせられてしまう。同じ星のかけらなのに。(梅ほし爺)

プラネかわら版 如月(2月・2013) No.19
今月の特別投映 「カレンダーの中の宇宙〜旧暦を楽しむ」 
2月24日(日)午後3時 
語り:天文研究家 浅田英夫氏 i・プラネッツ 青野敦子
日ごろからカレンダーを持たない人が、カレンダーとして使うのに都合がよいものはといえば、規則正しく運行する目立つ天体。太陽が月でしょう。とくに月は昼も夜も見えるし、満ち欠けと見える位置で、共通の時を刻むことができます。そんなわけで多くの国で最初に生まれたカレンダーは、月の満ち欠けを利用した「太陽暦」でした。日本でも明治5年まで、太陽暦の精度を上げた「旧暦」とはどんなカレンダーだったのか、その謎に迫ります。
今月の生解説 
・「オリオン座の恋物語」 語り:澤山起代子 
2月2日(土)3日(日)9日(土)10日(日)午後1時30分・3時
2月14日はバレンタインデー。家族や友人、恋人に自分の気持ちを伝える日です。バレンタインデにぴったりのオリオン座にまつわる恋物語をご紹介します。
・「パーンスターズ彗星い到来!大彗星になるのか!?」 語り:青野敦子
2月11日(月祝)16日(土)午後1時30分・3時  2月24日(日)午後1時30分
来月、パーンスターズ彗星がはるばる遠い宇宙の彼方より到来します。彗星の最新情報などを含め、見え方などをご紹介します。
夜空のおはなし (今月はふたご座)
  地上デジタルキャッチ12チャンネル毎月第三週月曜日〜金曜日 17時〜17時15分
世界初!!安城市文化センタープラネタリウムがテレビになって登場します。
毎月旬な星座(黄道12星座)を美しい星空と音楽でご紹介します。
ピッチFMプラネタリウム 放送日変更!月曜、夜9時になりました。
毎週月曜日午後9時〜10時 83.8Mhz放送中! パーソナリティ:平岡晋
星空と音楽で1時間ラジオプラネタリウムお楽しみください
星声人語
2月の凍てつくような夜空には、オリオン座が南の空に昇り、その後からおおいぬ座こいぬ座が続く。天頂近くにはぎょしゃ座とふたご座が並んでいる。星座もまさに冬真盛りという印象。ところで今年は、安城ゆかりの童話作家、新美南吉さんの生誕百年の記念すべい年。自然をこよなく愛した南吉さんも、きっとこんなに冬の星空を見上げながら、「手袋を買いに」をかいたにちがいない。そんなことを考えながら、東の空を眺めると、真東からはしし座が、北東の空からはおおぐま座が昇っているのが目に入る。寒風吹きすさぶ中、躍動感を星座全体にいなぎらせながら駆け昇るしし座やおおぐま座を見ると、からだ中がポカポカ温かくなってくるような気がするから不思議だ。立春を迎え、しし座が宵の東空に姿を見せるようになると、もう春は近い。(異邦人)

 プラネかわら版 睦月(1月・2013)No.18
今月の特別投映(プラネタリウム・スペシャル) 「2013年、注目の天文現象!」
1月5日(土)午後3時 
語り:天文研究家 浅田英夫氏 i・プラネッツ 金原建和
2012年は、ビッグな天文ショーに彩られた1年でした。これにを機に、星空や宇宙に興味を持った方も多いことと思います。そこで気になるのが、2013年の天文ショー。残念ながら、これといった天文ショーはありません。ところがそんな年には決まって大彗星が現れるのです。3月にはパンスター彗星、12月にはアイソン彗星がその雄姿を見せてくれるようです。新春スペシャルでは、この2つの彗星の情報を中心に他の天文ショーを紹介します。 
今月の特別版(あんプラ・スペシャル) 「木星の謎〜太陽系最大の惑星」
1月27日(日)午後3時
語り:天文研究家 浅田英夫氏 i・プラネッツ 榊原真紀
1月の夜空でひときわ明るく輝く星「木星」木星は私たちの地球とともに太陽の周りを回る最大の惑星。今回はこの木星や木星の周りを回る4つの衛星にスポットを当てます。
今月の生解説  
 ・「オリオン座〜星が死ぬって本当ですか〜」 語り:金原建和
1月6日(日)12日(土)13日(日)14日(月)午後1時30分・3時 1月5日(土)午後1時30分
冬の夜空は、星々がきれいに輝いて見えます。冬を代表するオリオン座。その中で、今まさに死なんとする星があることをご存知ですか?その星をご紹介します。
 ・「冬の☆スターたち」 語り:榊原真紀
1月19日(土)20日(日)26日(土)午後1時30分・3時 1月27日(日)午後1時30分 
冬の星空はきらめく☆スターがいっぱい。その中でも、たくさんの人々から愛されている☆スターをご紹介します。
 夜空のおはなし (今月は牡牛座)
  地上デジタルキャッチ12チャンネル毎月第三週月曜日〜金曜日 17時〜17時15分
世界初!!安城市文化センタープラネタリウムがテレビになって登場します。
毎月旬な星座(黄道12星座)を美しい星空と音楽でご紹介します。
 ★ピッチFMプラネタリウム 放送日変更!月曜、夜9時になりました。
毎週月曜日午後9時〜10時 83.8Mhz放送中! パーソナリティ:平岡晋
星空と音楽で1時間ラジオプラネタリウムお楽しみください。
  
星声人語
 新年明けましておめでとうございます。1月のことを日本では古来から睦月(むつき)と呼ぶ。この名は、正月は、身分の上下も老いも若きも関係なく、親族・友人達が一同に会してお祝いすることから、睦みあう月から名付けられたという。夜空を飾る視座たちは、何度新年を迎えても、何の変化もなく、いつもと同じように、オリオン座を中心に中睦まじく輝いている。当たり前のことだと言ってしまえばそれまでだが、何もかもがめまぐるしく変化する時代に、ひいおじいさん、おばあさんが、父・母が見上げた星空を、自分も眺め、自分の子供も孫も同じ星空を見上げるのかと思うと、なんだsか、過去と現在と未来は目に見えない絆でしっかり結ばれているように思えてくる。やはり人は、一人では生きていけない。今年こそ世界のだれもが中睦まじくなりますように。(英)