パピーコースのすすめ
当スクールではパピーコースをとても大事に考えています。(生後2~6ヶ月の間の簡単なしつけです。)
それは、犬の社会性と言われるものが関係あります。
人間社会に暮らす犬たちにとって社会性というものは極めて重要な意味を持ちます。
普段しつけもなにもされずに飼われている子たちは、飼い主さまが明確なルールを定めない限りは
犬の社会でのみ通用する社会性しか持ち合わせていません。
ブリーディング
優良なブリーダー、パピーコースを進んで行っているショップ以外で飼われたりした子などは、
犬としての社会性すら備えていない子もいると思います。
何ヶ月も売れ残り、ずっと閉じ込められている子などはあまり良い状態だとは思いません。
日光浴不足による四肢の異常、事前検査のしっかりしていないブリーディングによる先天的な障害を持った子
がいる場合もあります。
血統書=いい子ではありません。血統書は純血種であればすべで発行されます。
問題行動について
普段私たちが問題行動と思っていること、(マーキング、色々なものをかじる、くわえる、隠す、犬や人に吠える)などは犬の社会性のみを備えた子たちにとっては普通のことなのです。
人に怯える、犬に怯えるのは、これはすべてがその犬の問題ではありません。
人間社会を生きていくための社会性が備わっていない
生後2~6ヶ月の間に両者に触れる機会が極端に少ないことによって起きるものです。
受講するには
ワクチン接種が2回以上済んでいる生後2ヶ月以上の子が対象となります。
もし、パピーコースなどに通えない場合でも出来るだけ多くの人、同年代の子犬、
精神状態の安定した大人の犬、駅、公園、電車など大きめの音がする場所へ
どんどん連れて行き慣らしてあげてください。
最後に・・・
成犬になって問題行動に悩み、どうしようもない状態になってから獣医さんや
私たちのようなトレーナーに相談するのではなく、
かわいい愛犬と楽しい日々を過ごすためにも飼い主さまが良い飼い方、
しつけの仕方を知っていることが大切なことですし、
犬を飼う、生き物を飼うための義務だと思います。 |