2006年2月12日(日)マチネ  オペラ座の怪人  電通四季劇場〔海〕

オペラ座の怪人 高井治 クリスティーヌ・ダーエ 沼尾みゆき
ラウル・シャニュイ子爵 北澤裕輔 カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島美樹
メグジリー 荒井香織 マダム・ジリー 戸田愛子
ムッシュ・アンドレ 林和男 ムッシュ・フィルマン 小林克人
ウバルト・ビアンジ 蔵田雅之 ムッシュ・レイエ 深見正博
ムッシュルフェーブル 鈴木周 ジョセフ・ブケー 岡智
    アンサンブル
増田守人 斉藤翔 石野寛子 岩本潤子
石井雅登 小倉佑樹 江寿多知恵 小野さや香
岸佳宏 九条マーティン 岸千恵子 栗本詠津子
塚本伸彦 黒田あきつ 野坂華代
畠山// 室井優
【オーケストラ指揮】 井上博文 今在家祐子 田窪万里子


・・・お友達の言葉を借りてしまうけど、悩殺されました。えぇ、悩殺! 
高井ファントムと沼尾クリスが合わさると、こうなってしまうのね・・ということを再確認できたというか、なんと言うか。 
強烈に惹かれあっていますね、あの2人は。 
 
今回はかなりの前方席で観たので、もう目を覆いたくなる・・というか、こっちが恥ずかしくなるぐらいに、愛し合っているのを目の当たりにし、
関係ないのにこちらが照れてしまうぐらいでした。凄く官能的(^^ゞ 
・・あっ!観てごめんね!・・みたいな(笑)ドアをそっと閉じたい気分でした(なんじゃそりゃ) 
 
・・というか、沼尾クリスのあの色気はすごい。 
沼尾クリス、見違えるぐらいに変貌を遂げていますよね〜。 
いつの間に、あんなに大人な女性になっていたの!? 
 
 
高井ファントムも目から、指先から、何もかも全身から、クリスティーヌに対する強烈に深い想いを放っていましたね〜。 
精神的な部分では深く結ばれている二人・・と強く感じただけに、最後地下の湖に1人残ったファントムが、とても悲しく見えて。 
 
 
・・・隣に友達がいてくれて、今回は良かったかも。 
多分、1人で観てたら・・やばかったですね。えぇ。理性保てなかったかもね(笑) 
 
 
うぅ〜。今すぐにも再び東京に行って、舞台を観て来たい(>_<) 
落ち着いていた心を返してちょうだい・・。 
またまた愛の迷宮に落ちてしまいましたね、こりゃ。 
あぁぁぁぁあ〜〜〜〜(>_<)→奇声。 
ある意味、暫くこのまま浸っていたほうがいいと理性では思うんだけど、理性がこのままでは負けそうだ。 
それぐらいに、ぐわぁ〜っと惹き付けられた舞台に、高井ファントムに、沼尾クリスでした。 
何かもう、わけわからず、泣きたい気分ですわ。 
耐性が弱くなっていた私には、刺激がちょっと強すぎました^^;
  


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2006年2月25日(土)マチネ・ソワレ  オペラ座の怪人  電通四季劇場〔海〕

オペラ座の怪人 高井治 クリスティーヌ・ダーエ 苫田亜沙子
ラウル・シャニュイ子爵 北澤裕輔 カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島美樹
メグジリー 荒井香織 マダム・ジリー 戸田愛子
ムッシュ・アンドレ 寺田真実 ムッシュ・フィルマン 小林克人
ウバルト・ビアンジ 蔵田雅之 ムッシュ・レイエ 深見正博
ムッシュルフェーブル 鈴木周 ジョセフ・ブケー 岡智
    アンサンブル
孔大愚 内海雅智 長谷川美和 阿賀佐一恵
斉藤翔 小倉佑樹 石野寛子 華山ソナ
小泉正紀 佐藤圭一 岸千恵子 黒田あきつ
吉末宇志 ちな 野坂華代
畠山// 宮内麻衣
【オーケストラ指揮】 西野淳 今在家祐子 町家明子



わずか2週間空けての観劇だし、前回の舞台に深く感動をしたばかりに、今回は楽しみにしつつも、あまり過剰な期待はしないし、
もし自分の中で満足出来なかったとしても、しょうがない。と自分を納得させるつもりでいました。 
しかし、そんな失礼な感情を吹き飛ばしてくれる、とても素晴らしい舞台でした。 
クリスティーヌが沼尾さんから苫田さんに変わったことで、やはりまた違った印象を受けるんだから、不思議・・・。
これが生の舞台であり、リピーターを生む理由でもあるんでしょうね〜・ 
 
とってもテンションが高い舞台でしたね〜。 
高井ファントムも熱くて、深い。そして声が妖しく、怪しく、クリスティーヌが気付いたら身動き出来なかった・・といった感じ。(なんじゃそりゃ) 
高井さんの声は、まとわりつくというかなんと言うか。不思議な声です。 
そんな声に、ドキドキするんでしょうね〜。 
どうやら、最近の高井さんは精神的にとても充実しておられるんじゃないでしょうか。 
というか、1回1回舞台を大切に演じ、そして毎日が限界の挑戦・・という表現がそのまま今回の舞台から受けた印象ですわ。 
マチソワ観劇した私としては、マチネでこれだけのテンションなのに、ソワレ大丈夫なの?・・なんていう心配は余計なお世話でしたね。 
 
それは高井ファントムだけでなく、苫田クリスや北澤ラウルも同じく、熱い。 
3人の方向性が合ってて、そしてファントムやラウルのクリスティーヌ対する激しく壮絶な想いをちゃんと苫田クリスが受けているから、これまたバランスが良くて。 
苫田さんは背も小さいし、お若いし、声の印象も柔らかで幼い印象を受けますが、演技だけを見ると、とても落ち着いていて、
母性すら感じ包み込むような表現をされるから凄いな〜・・なんて改めて思いました。 
北澤さんのラウルが、私の今まで受けていたクールで、どこかイマイチ本当にクリスティーヌが好きなの??と疑いたくなるようなところがあったんですが(失礼)
何だか今回はファントムに負けじと、ラウルならではの若さと何も知らないおぼっちゃま(?)だけに、
凄くがむしゃらで必死に熱くクリスティーヌを求めているように見えたのには、驚きました。 
北澤ラウルって、こんなに(いい意味で)必死だっけ!?と。 
そんなラウルにクリスティーヌは少し同情も入りながら、婚約までしたと印象を受けましたが、それでもラブラブでしたね、クリスとラウル。 
そういえば、All I ask of youは、微妙に苫田クリスのがお姉さんに見えましたね。ちょっとリードしているような(^^ゞ 
 
というか、苫田さんクリスがファントムとラウルを引っ張っているような印象さえ受けましたからね。 
あの苫田クリスのどっしり感というか、落ち着き具合は、凄いですね。 
 
脇の方も実に細かい演技をされる方ばかりで、何処を見ていても飽きないし、主役3人だけじゃなくても、
皆でこの舞台を支え作っている・・といった感じで、今回も私は、とても満足出来ました(^^) 
無理してでも行って良かった!! 
 
そうそう。今までにもあったかもですが・・。 
クリスとラウルがラスト、地下の湖から去る時。あまりにクリスティーヌがファントムを見続けて立ちすくんでいるものだから、
ラウルがマイクには入らない声で、「クリスティーヌ!!」と叫んだんですよね。それで何とかクリスを連れ出したわけですが
、あの時のクリスはどう考えてもファントム・・だったような。 
そして、あの時声に出した北澤ラウル。今日のラウルだったら、そりゃ叫んででも無理矢理でもクリスを連れて行くだろうと。 
今まで受けていた北澤さんのラウルだったら、あまりにファントムのほうを見て固まっているクリスが追いて、自分だけ逃げるんじゃないか・・と。
(失礼な見解ですみません) 
 
対してクリスティーヌ。あの時のクリスは完璧にファントムを選んでいた・・とは思うんですが、
ラウルの「クリスティーヌ」という叫びに顔はファントムに向けながらもラウルと去った。 
ファントムを置いて去ったこと。。その行為の意味を後で考えたと思うんです。 
そしてその意味に、後悔はしつつも、もう後には引けないことににも理解して。 
そんなこんなで、指輪を返しにファントムのところに戻ってくるクリスにも納得できたし、
そして一度去ったからには指輪を返してラウルのところに戻るのも、分かる気がしたし。。 
今回の苫田さんの演技にふさわしい決断だったな・・と。 
・・言っていることが分からないと思いますが^^; 
そして、今更何を言っているの・・なんですが。 
まぁ、そんなことを改めて考える機会を与えてくれた舞台だったわけであります。 
 
 
舞台って、見る側のテンション、調子によっても印象が全く変わってくると思うんですが、今回も前回もそれがぴったし合ったんでしょうね☆ 
一期一会の舞台・・にまた気付かされた感じです。 
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2006年3月1日(火)ソワレ  オペラ座の怪人  電通四季劇場〔海〕

2006年3月2日(水)マチネ  オペラ座の怪人  電通四季劇場〔海〕


オペラ座の怪人 高井治 クリスティーヌ・ダーエ 苫田亜沙子
ラウル・シャニュイ子爵 北澤裕輔 カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島美樹
メグジリー 荒井香織 マダム・ジリー 戸田愛子
ムッシュ・アンドレ 寺田真実 ムッシュ・フィルマン 小林克人
ウバルト・ビアンジ 半場俊一郎 ムッシュ・レイエ 深見正博
ムッシュルフェーブル 鈴木周 ジョセフ・ブケー 岡智
    アンサンブル
内海雅智 斉藤翔 長谷川美和 阿賀佐一恵
島田道生 小倉佑樹 石野寛子 華山ソナ
小泉正紀 佐藤圭一 岸千恵子 ?谷静香
塚本伸彦 ちな 野坂華代
畠山// 宮内麻衣
【オーケストラ指揮】 西野淳 今在家祐子 町家明子

 
ちょっと高井さんも苫田さんも声にお疲れを感じましたが、高井さんに関しては一緒に観たお友達は気にならなかったようなんで、
私自身の疲れがあったからかもしれない^^;あと座席の位置もありそうですね。 
ポイント・オブ〜・・・の高井さんって、本当にドキドキするぐらいに官能的に演じられるじゃないですか。
毎回思うんですけど、「したがえ〜・・・」のところが特にそう感じる・・。行為(笑)自体は他にも色々ありますけどね。
それを言ったら、Music of the nightでも、バリバリにありますし(^^ゞ 
苫田さんが体つきもそうですが(爆)、お若い割にはドキッとしてしまうような演技を所々でされるんで
、ポイント〜のとこは、もう「うわぁ〜・・」みたいな感じですね。
公開していていていいの?みたいなね(どんな舞台だ)。 
悪い言い方すれば、いやらしい・・・・ 
クリスって、こんな大人びてたっけ?と思う時もチラホラと。 
 
苫田さんは、演技が本当に細かいですね。こういう心情なんだよ・・と分かる演技をされるし、
取って欲しいな・・と思う『間』も取ってくれるし・・・憎いぐらいにお上手な演技をされます。 
でも、何だかこうクリスティーヌに感情移入出来ないのは何故なんだろう。 
常に苫田さんのクリスを観ていると、一方では物語に入り込んで見ているのに、もう片方では
「あぁ上手いな〜、苫田さん、そう演じてくれますか、苫田さん!」なんて変に客観的に見ている自分がいるんですよね。 
表面的な演技や歌声は十分なんで、これで内面から伝わってくるものがもっと出てくると良いのかな〜・・・とエラソウに思ってみたり。 
北澤さんもそうなのかも。顔立ちも素敵な方だし、演技にも一生懸命さがどんどん伝わってくるし、
クリスティーヌを強く守ろう・・とする気持ちも分かる。 
でも何かが足りない気がするんですよね〜・・・。ラウル子爵としてのオーラかな〜。華が足りないのかな〜。 
佐野さんとかが演じている時って、立っているだけでオーラがあったと思うんですよね。
クリスの楽屋を訪れるのに、支配人たちと出てきた時も、パッとラウル子爵っていう華を感じたもんなんですが・・
それほど感じなく見えるのは何故だろう。 
支配人が小林さんと寺田さんで若いから?背が少し低いから?う〜ん・・・それだけじゃない気がする・・。 
 
まぁ、色々とえらそうに語ってしまい、すみません(^^ゞ 
ラウルとクリスに関しては、それほど『この人じゃないと!!!』って思っていないんで、客観的に見ているつもりなんだけど・・
ほんと人それぞれですもんね、感性なんて。 
私は間違いなく、高井さんに関してはフィルターにかけて見ていますしね。 
1人で観劇しに行くと、周りのお客さんの反応が自然と耳に入ってきますが、聞く度に新鮮ですもの。 
もう私には絶対に見れない見方だったりしますしね。結構聞いてて楽しい(笑) 
不思議にいつもマイナスめいた反応ばかりなんですが(-_-;)たまたまと思うんだけど。 
・・そりゃ、私には見れない見方ですわね。 
あっ、ファントムの鬘これは25日に観た時に思ったのですが、変わったんですね。 
お友達が、散髪したファントムと言ったのには大笑いでしたが、ほんとそんな感じ。 
ぴと〜・・・って、何だかコンパクトで、襟足もザクッと真っ直ぐ横に切れてる感じ? 
一体、仮面もですが、鬘もどのぐらいのストックがあるんだろう〜。 
クリスティーヌも村田さんの時、マチソワで長さが違うな〜・・と思った時がありましたが。衣装もどのぐらいあるんでしょうね。 
 
そうそう!!前回といい今回といい、今のメンバー。細かい演技をされる方が多くて、楽しすぎます♪ 
小林さんと寺田さんは言うまでもなく。。面白すぎ。 
寺田アンドレはカルロッタ大好き♪ですよね(笑) 
イルムートの時のカルロッタを5番ボックスルから見る寺田さんから目が離せませんわ。 
終始にこやか、頷いたり、先を知りたいと言わんばかりに覗き込んだり・・挙句の果てはカルロッタと同じように歌ってるし。
楽しくて仕方ない!って感じですね。 
その後ろで小林さんのフィルマンは寝てるし、あくびしてるし・・で対比が面白い。 
寺田アンドレは、何かとモデル立ちをしているのも楽しい見所(?)の1つですね。 
 
深見さんは細かいですね〜。もう言い表せない^^; 
Think of meを歌い始めたクリスを見る時の荒井さんとの掛け合いも目が離せないし、
イルムートの時カルロッタが歌えなくなって、セットを舞台袖に運んで行く時も、この前なんてマチネとソワレで微妙に人物像変えてたし(笑) 
林さんのアンドレもマチソワで変えているな〜・・という箇所がありましたよね。 
荒井さんも見てて飽きないぐらいに、表情が細かいし。 
もう、それだけ見ると、忙しいし、見出すと、主役そっちのけで脇ばかり見てしまいますわ(^^ゞ(もちろん、高井さんは別ですわよ) 
 
 
あ〜だこ〜だ、言ってしまいましたが・・また観に行くんだろうな〜、私(笑) 
結局はこうなるのね。 
これで完璧に以前のペースに戻ってしまったな〜(^^ゞ 
しかし、回数重ねても毎回違った印象を受けるのが、生の舞台の良いところですね! 
 
やっぱりオペラ座が好きだな。うん。(1人、納得) 
 
 
そういえば。3年前の今日。オペラ座の京都公演が千秋楽を終えたんですよね。 
妹の誕生日でもあるので、妙に意識してしまいます。 
あの時は、通いに通って、燃え尽きた!!なんて思ったのに・・・ 
このザマです。むしろ、あの時より通うペースが上がってる・・。 
でもこれだけ、ずっとずっと通いたくなる、そして通える環境ってのは幸せなことですよね♪(また、1人納得) 


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2006年3月30日(木)マチネ  オペラ座の怪人  電通四季劇場〔海〕

オペラ座の怪人 高井治 クリスティーヌ・ダーエ 苫田亜沙子
ラウル・シャニュイ子爵 柳瀬大輔 カルロッタ・ジュディチェルリ 岩本潤子
メグジリー 宮内麻衣 マダム・ジリー 戸田愛子
ムッシュ・アンドレ 寺田真実 ムッシュ・フィルマン 小林克人
ウバルト・ビアンジ 半場俊一郎 ムッシュ・レイエ 深見正博
ムッシュルフェーブル 林和男 ジョセフ・ブケー 岡智
    アンサンブル
孔大愚 増田守人 種市万里子 戸田真美
斎藤翔 石井雅登 石野寛子 近藤珠生
岸佳宏 九条マーティン 小野さや香 黒田あきつ
見付?一 諸英希 野坂華代
畠山// 久居史子
【オーケストラ指揮】 西野淳 町家明子 大橋りさ


◆2005年『観劇キロク』にもどる ◆『演目いちらん』にもどる


2006年4月6日(木)マチネ  オペラ座の怪人  電通四季劇場〔海〕

オペラ座の怪人 高井治 クリスティーヌ・ダーエ 苫田亜沙子
ラウル・シャニュイ子爵 柳瀬大輔 カルロッタ・ジュディチェルリ 岩本潤子
メグジリー 宮内麻衣 マダム・ジリー 戸田愛子
ムッシュ・アンドレ 寺田真実 ムッシュ・フィルマン 小林克人
ウバルト・ビアンジ 半場俊一郎 ムッシュ・レイエ 深見正博
ムッシュルフェーブル 林和男 ジョセフ・ブケー 岡智
    アンサンブル
増田守人 斎藤翔 種市万里子 戸田真美
島田道生 石井雅登 石野寛子 近藤珠生
岸佳宏 九条マーティン 小野さや香 黒田あきつ
見付?一 諸英希 野坂華代
畠山// 久居史子
【オーケストラ指揮】 西野淳 町家明子 大橋りさ



◆2005年『観劇キロク』にもどる ◆『演目いちらん』にもどる