2005年1月12日(火)初日  オペラ座の怪人  電通四季劇場〔海〕


オペラ座の怪人 高井治 クリスティーヌ・ダーエ 佐渡寧子
ラウル・シャニュイ子爵 石丸幹二 カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島美樹
メグジリー 荒井香織 マダム・ジリー 秋山知子
ムッシュ・アンドレ 林和男 ムッシュ・フィルマン 青木朗
ウバルト・ビアンジ 半場俊一郎 ムッシュ・レイエ 立岡晃
ムッシュルフェーブル 深見正博 ジョセフ・ブケー 寺田真実
    アンサンブル
長裕二 孔大愚 平野万里 大月悠
小林克人 増田守人 岡山梨都子 戸田真美
岩崎晋也 佐藤圭一 イジンヒ 笠井真由美
岡智 鈴木さおり 西山愛由美
平野綾 笠井優
【オーケストラ指揮】 西野淳 李朱蓮 畠山//

初日、初日、初日!!私は待ち望んでいたわ、この日が来るのを!
この日が来るのを信じていたよ!!(演目違い)テンション高めです、私は^^;

初日であるこの日は夜勤明け、そしてその後2連休・・。
そういう勤務表が出てしまったという、この奇跡!
テンション高くなるのは・・当たり前です(爆)

この場にいることが出来るという、何という幸福感!
くどいですね・・すみません。ほんと、テンション高めだったんです、私。
久し振りでしたよ、観劇の数日前から、異様なほど楽しみにしていたのは(笑)
新幹線から見えた富士山がこれまた綺麗でね〜。
初日を迎えることを祝っているかのようで・・・というか、みつをお祝いしてくれているのか、富士山は?
って感じでした。・・相変わらず、痛いです^^;


=========================
華やかな初日の雰囲気に圧倒されつつ、劇場に入れば!!
懐かしいあの光景が・・何だか目頭が熱くなるのを感じました。

高井さん、表現力が格段にUP!!
感情が歌声にのって、繊細でそして力強いファントムが見れました。
手の美しさ、マントの翻り。。健在でした(笑)
ただ上手く歌うだけではない、その上の段階にいった演技が見れました。
あぁ、これが京都⇒福岡⇒東京と見た変遷なんですね。
アルプの内容を思い出せば。。そうだよね、あの対談から行き着けば、こういったファントムになるんだよね。
いい意味で自信と経験がついたのを強く感じる演技をされていたように思います。

しかし、高井さんは本当に官能的な演技をされますね〜。
今まで叫んでいたところも喉を痛めない程度の強さ加減。それでいて効果がしっかりと出る演技、まさに無駄なエネルギーを使わずに見せる演技。
すごく役に集中しているのを感じました。
ファントムとしての存在感はこれでもか!!ってぐらいに見せつけていて。
それでいて一人勝手な演技をするのではなく、役者として佐渡さんをフォローしていたりするのを垣間見れたりして。。
あぁ、高井さんはもうベテランの域なんだな〜・・と感慨深くもなったりして(笑)

。。う〜む、レポになってませんね。抽象的な表現ばっかりだわ(苦笑)
だって、理性だけで舞台見れてないもの!10ヶ月に聞く、高井ファントムの声ですよ!幸せな時間だった。。言えるのはコレしかありませんわ。


佐渡さん。最初、独特の食ってかかるような勢いがある歌い方で、Think of meを聞いたときは、どうしよう!!かと思いましたが、徐々に石丸さんとの絡みが入ってきたら。
あらま、どんどんと石丸さんの優しさに触れて、中和され軟らかさが表面に出てくるようになりました。
私、苦手としていた佐渡さんが一気に好印象。
石丸さんとの演技の相性は凄く良いのでは?
。。異国で見たときはそれほど感じなかったんですけどね(^^ゞ
お互いを引き立てた演技をされるな〜・・って。

というか、石丸さんの力量を改めて感じ、感服しました。
クリスティーヌである佐渡さんを役としても、役者としても包み込んだ演技をされるんだもん。
紳士的に優しく、それでいて品があって。
石丸さんの為にあるような役だわ!
All I ask〜すごく良かったんですよ〜、ラブラブです(笑)
そりゃ、ファントムも真剣に怒るわい!って感じ。
姿も演技もお似合い♪


そういえば、墓場にての歌声、高井さんと佐渡さん、良かったです。
どちらも声量がありますしね。、

ポイント〜は期待通り、魅惑的で色っぽかった〜、佐渡さん。
佐渡さんの目つきとかね。
また誰かさんと一緒で、佐渡さんって手が美しいの・・細くて長くて。
ほら、ダンサーの人達って、指の先まで神経が行き届いていて、もう手からの表現力を感じるんですけど、佐渡さんもそうなの。

クライマックスの演技は段取りを感じさせず、3人とも感情が乗った演技をされ、大満足。
佐渡クリスのファントムに手を組んで願う姿は。本当に綺麗だったなぁ・・。

しいて言うならば、ファントム・オブ・ジ・オペラのところ、実に違和感を感じましたね、生オケ自体がテープを聞き込んでしまっている私の耳には・・。
そして、この部分は高井さんと佐渡さんの歌声が合っていない(苦笑)
佐渡さんが変な発音をされるんですよ〜・・・というか、高井さんと発音の仕方が違う・・。。まさにサビのザ・ファントム・ジ・オペラ−・・の部分・・。
ちょっと井料さんを思い出しました。

でも歌声自体は高音も無理なく出てるし、後半、やわらかく歌って欲しいところは、しっかり軟らかかったし・・これからどんどん良くなっていくのでは?
最初にしてこのレベルだったら、かなり期待出来そう♪←エラソウにすみません。


今日は主役3人の力量をすごく感じました。
役としての役割をしっかり果たされているんで、お互いの人物像が引き立って、とてもバランスが良かったような気がします。
カテコはとても盛り上がって、3人で登場するのが3回程、一人一人幕の間から出てくるのももちろんあったのですが、3人ともいい顔をしてました!
達成感に満ちてたもの。
拍手が本当に大きくて、もう私としても嬉しくて嬉しくて☆
ファントムである高井さんの時はぐわ〜っ!!と一際大きくて♪う〜む、書き出すと止まらない(笑)


そうそう。今日アンサンブルに入られた、小林さんと増田さんは随時チェックしてましたわ。
主だった役としては、小林さんがバッサリーノ、増田さんが宝石商、もちろんこれ以外でも色んなところで色んな役をされてました。小林さんは京都公演の楽間際に佐野さんが演じられていた枠ですね。ハンニバルの時、小林さんの歌声がよく聞こえました。
全体的にアンサンブルの歌のレベルが良かったかも。
舞台、役者さんとずぅっと誰かを追いかけながらの観劇だったんで、疲れていたのも確かなんですけど(・・というか、夜勤明けだし)、
それ以上に満たされ気持ちで、本当に幸福感に満ちた時間を満喫出来ましたわ。
く〜ッ!またオペラ座が観れると思うと♪♪

生オケはテープの音が耳にこびりついている分、違和感を感じっぱなしでした。
生だけ異に臨場感があるんだけど、迫力不足なところもあったりして。
指揮者とのテンポがあってないのも感じたりもしたし。ちょっと歌が走り気味だったり、演奏ミスがあったりと・・まぁ、しょうがないといっちゃしょうがないのかな。
でも、やっぱり響いてきますね、音楽が、役者さんの演技にあった演奏もしてくれる分、欲しかった間があったりもしたし。
そういえば、オーヴァーチュアはどうやら、テープの音とオケを合わせているようですね。他にもあったのかしら。
最初の出だしはずっとテープで、切り替わるところ(どういえばいいんだろう・・)から、オケが入るみたい。
・・多分、そうだと思う。指揮者を見てればよく分かるんですよね^^;音楽が入ってても、テープだけの時は指揮者全く動いてないから。
あと、テープと合わせている時はヘッドフォンしながら、指揮してますね。
私の耳も含めて、これからどんどんと慣れていくと、やっぱり生オケっていいんでしょうね!聴き応えはやはり格別ですもん。


終わってみれば、あっという間!
しかし冷えていた、落ち着いていた体がじわじわじわじわ熱くなって。ほんのり灯りがともっています、これを書いている今も。
・・・というか、時より、思い出しては熱くなり過ぎて火傷しそう(笑)
やっぱり私はこの舞台が大好きだし、高井ファントムの声に惚れているんだ!と心底実感しましたね。・・分かるでしょ、第一声を聞いた瞬間、全身に響くあの感動が!!
・ ・・今回は足も痙攣することなく、脈が速くなるだけでよかった・・・(爆)


さてさて、私がロビーで見掛けた著名人(?)は・・
浅利さん、日下さん、栗原さん、五東さん、沼尾さん。
神田うのさん、とよた真帆さん、赤川次郎さん、フジテレビの笠井アナ、あとNHKのアナウンサー(名前出てこず)・・もっともっといっぱいいたんでしょうね〜。
華やかな著名人の皆さんでしたが、私は何よりも舞台が一番輝いて見えましたわ(笑)
初日という貴重な舞台を観させて頂き、本当に感謝いっぱいです。
ラララ〜♪ラララ〜♪(←鼻歌)・・・・



→掲示板に書いた観劇キロクも宜しかったら、お読みください。いつものことながら、コチラはもっとテンション高めですから(^^ゞ


◆2005年『観劇キロク』にもどる ◆『演目いちらん』にもどる

2005年1月13日(水)ソワレ  オペラ座の怪人  電通四季劇場〔海〕


オペラ座の怪人 高井治 クリスティーヌ・ダーエ 佐渡寧子
ラウル・シャニュイ子爵 石丸幹二 カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島美樹
メグジリー 荒井香織 マダム・ジリー 秋山知子
ムッシュ・アンドレ 林和男 ムッシュ・フィルマン 青木朗
ウバルト・ビアンジ 半場俊一郎 ムッシュ・レイエ 立岡晃
ムッシュルフェーブル 深見正博 ジョセフ・ブケー 寺田真実
    アンサンブル
長裕二 孔大愚 平野万里 大月悠
小林克人 増田守人 岡山梨都子 戸田真美
岩崎晋也 佐藤圭一 イジンヒ 笠井真由美
岡智 鈴木さおり 西山愛由美
平野綾 笠井優
【オーケストラ指揮】 西野淳 李朱蓮 畠山//


昨日の興奮も冷めぬまま・・この前のマチネで観ているキャッツも心あらずの状態で(苦笑)
大崎の駅(キャッツシアターの帰り)で昨日の舞台のことを友達に興奮しながら話している私・・(爆)
ジワジワジワジワ・・ただでさえ、浮き足立っているところに更に今日の舞台を観る・・。
ある意味、自殺行為だったのか?と思うぐらいに、観終わった後、物凄くふぬけ状態になっている自分がおりました^^;
気付けば、この2日間、御飯の味も覚えていないぐらいに、オペラ座のことばかりを考えていたよ〜(T_T)

・・ということで。初日の舞台はメモを残していたので書けたんですが・・この日の舞台は・・ほとんど覚えていない(^^ゞ
観終わって、家に帰るまでの間、そしてそれから数日間が、すご〜く大変だったことはよく覚えているんですが・・・。
東京駅で高速バスを待っている間、もう余韻で押し潰されそうなぐらい、はっきり言って苦しんでました。
その時の心情を綴ったメールを友達に送ったんですが・・きっとうざかっただろうな(+_+)


微かに覚えているのは。昨日の初日に比べたら、ちょっと緊張感が役者さんも和らいだのか、ミスがちらほら。
ハンニバルで女性ダンサーの何方かが、最後の「ハンニバ〜〜〜ル〜〜!!」の「ハ」を言うテンポが早くて、
目立っていたことがしっかり覚えているんですよ。
初めて聞くミスだったこともあって^^;
しかし・・あとは・・。
もうとにかく、この舞台がまた観れるようになって・・また高井さんのファントムが見れるようになって・・。
正直な話、もうそれだけでいっぱいいっぱいでして(笑)
その場にいれるだけで幸せ〜〜♪な状態だったわけですわ。

・・すみません。全く持って、レポ出来ませんわ(ーー;)
◆2005年『観劇キロク』にもどる ◆『演目いちらん』にもどる

2005年1月20日(木)マチネ  オペラ座の怪人  電通四季劇場〔海〕


オペラ座の怪人 高井治 クリスティーヌ・ダーエ 佐渡寧子
ラウル・シャニュイ子爵 石丸幹二 カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島美樹
メグジリー 荒井香織 マダム・ジリー 秋山知子
ムッシュ・アンドレ 林和男 ムッシュ・フィルマン 青木朗
ウバルト・ビアンジ 半場俊一郎 ムッシュ・レイエ 立岡晃
ムッシュルフェーブル 深見正博 ジョセフ・ブケー 寺田真実
    アンサンブル
長裕二 孔大愚 平野万里 岡山梨都子
小林克人 増田守人 戸田真美 石野寛子
岩崎晋也 佐藤圭一 イジンヒ 笠井真由美
岡智 鈴木さおり 西山愛由美
平野綾 笠井優
【オーケストラ指揮】 西野淳 李朱蓮 畠山//




怒涛の観劇週間?
この前の観劇余韻も冷めぬまま、行っちゃいました、東京(>_<)
HP休止をした矢先だけに、行くか行かないか、最後の最後まで悩みましたが、
かなりの前方席センターを空席にするわけにはいかない・・よね(^^ゞと思い、行っちゃいましたよ。
まぁ、今まで高井さんが見れるチケットを手離したことがない!!っていうのも理由にありますが・・勿体無いもんね(笑)

そうは言ってても先日の観劇の時とは一転して、かなり冷静・・というが少し乗り気がしないまま見たのが今回でして(+_+)
テンション低いまま見た観劇だけに、少し辛口になっちゃいます。・・ごめんよぉ・・。(誰に言ってるんでしょう)
さら〜っといきます。

この前は2階席。今回は2列目センター。
聞こえてくる音、声がまず違ってましたね。マイクの調整もあるんでしょうが、オケの音。迫力がない・・かも(苦笑)
ど〜〜んっ!って聞こえてこないの。見せ場であるだろう、ファントム・ジ・オペラの時も、何か響いてこない・・。
全体的に2階席で見た時のが音は良かった・・。スピーカーが近かったからでしょうね(^^ゞ

ミュージック・オブ・ザ・ナイトの高井さんの声も同様。何だか低音が響いてこない・・。重くない・・。ねちゃっとしてない。
あれ〜、こんなんだったけ・・って思いながら、1人悩む私。
高井さんの声が重くないなんて!高井ファントムじゃないよ!と1人唸る私。
まぁ、ファントム・ジ・オペラの時も、佐渡さんの声がず〜んとくるので、ファントムの声が負け気味・・なんですけどね。
これは1週間前に見たときも思った事。
それでももちろん、一定水準は満たしているんですよ。声も滑らかで艶があって、本当に高井さんはうまくなった!
そして、そろそろ完成系になってきた・・かと思います、はい。
マントの翻しやら、美しい手の見せ方・・。見せ付けられたような気がします(笑)得意分野です!みたいな(^^ゞ
クリスの背後からの♪私に触って欲しい・・席的に真正面だったんですが、少しあっさりしていたような・・。
何だか、今回、ミュージック・オブ・ザ・ナイトがあっさり流れていってしまったような気がします。さら〜っとね。
それにしても、佐渡さん。やはりファントムの仮面の中身に気付いた時の反応が遅い!
クリスティーヌが自分の顔を見て驚くのを待っているファントム・・おかしいよぉ〜(-.-)

やはり生オケになったことで、音の調整関係で聞こえ方が変わってきたんでしょうね。
支配人室になった時、若干、動揺している自分がいました。あれ。ミュージック・オブ・ザ・ナイトに私が浸れなかったなんて!?と。

しかし、2幕はぐわ〜っと私の心も奪われていきました。
あぁ、高井ファントムは2幕がいい・・って言われていた時期があったっけ・・懐かしむ私(笑)
私、佐渡さんのクリスティーヌも後半のがいいと思うんですよね。
佐渡さんの演技と声質は、どちらかいうとクリスティーヌとして追い詰められた時にぴったり相性がよくなると。
カルロッタが『あの人、頭が変よ』と言う、支配人のオフィスあたりの演技が、すごく良いと私は思います。
ちなみに今回のThink of me・・はだいぶ柔らかく歌ってくださるようになりましたね。
そして全体的に表情も柔らかくなりましたね。All I ask〜やマスカレードの時、ものすごく笑顔が可愛かったです。
ファントム。そりゃ嫉妬するよね・・と強く思いましたもん。
でもポイント・オブ・ノー・リターンのようなシーンでも、佐渡さん。私のツボをえた表情をされるんですよね。
何処か無防備で何処かこうなることを待っていたような顔をされるの。そして色っぽさもある。
私、改めて思ったんですけど、佐渡さんってクリスティーヌデビューをされたばかりだというのに、すごく高度に演じられませんか?
好みは人それぞれでしょうけど、このクリスティーヌもありだな〜(^^)と思わされるぐらいに歌も演技もお上手だと思いますもん。
ちなみに私は苦手だった佐渡さんが、一気に好印象ですから(笑)←前も言ってましたね。
CD、出てくれないかな〜。(←村田さんのクリスティーヌはもう諦めに入った今。出そうだといったら佐渡さんかな、と)

それにしても、高井さんは以前に比べてしまうと、声の出し方が滑らかになったとこが多いですよね。
何ていうかメリハリがついているというか、負担をかけないで歌うようになったというか・・。私はそれでいいと思いますけどね。
例えば、京都のように叫びまくっていたような演技をずっとされてたら、ロングラン対応出来ないし。何よりも自分に負担がかかりますからね。
それを今では見せ場はしっかり見せて、そうじゃないところは無駄に頑張らない。これが高井さんのいう省エネなのかなと。
一定水準をずっと保つ為の演技。高井さん。役者として成長されたんですね〜・・と生意気にもそう言ってみる(^^ゞ

そうは言ってても、ラストの♪行け〜行ってくれ〜・・お願いだ〜〜!!は完璧に叫んでましたね。
初日、2日目はメロディーに乗っていたけど・・戻したのかしら。
それまでがどちらかいうと滑らかに舞台が進んでいった分。このシーンの効果は大きくて!!
一気に劇場の雰囲気が変わったのを感じたもんね。そして私の心も完璧に持っていかれた(笑)
腰をぐっと屈めるファントムの背中はすごく小さくて、切なくて。
指輪を返しに来たクリスティーヌもそんな背中をじっと悲しそうに見て。
指輪をためらうように返す姿にまた切なさが増して。
ファントムの「I love you」は本当に綺麗で純粋ですね。あのI love youは高井さん、天下一品だと思う。

うぅ。やはりこの舞台が好きだ・・とひしひしと感じる終わり方でした。


こういう見方が出来るのもいいな〜・・と思いましたね。
1週間目前に比べたら私の心はかなり落ち込んでいたけど、全てが浄化されていくようなそんな柔らかさを感じた舞台でした。
しいて言うなら、高井ファントムの声。ミュージック・オブ・ザ・ナイトで重さをあまり感じなかったのが気になります。
あっ、あと強く言いたいのが、生オケの音量を上げて欲しい。これは絶対にそう思います。
役者の声が引き立つのはいいけど、役者をのせてしまうぐらいの迫力が欲しいな〜・・って思います。

怒涛の観劇は続いて・・。
これまた約1週間後。今度は友人を行ってきます(笑)



おしまい。


05/01/22


◆2005年『観劇キロク』にもどる ◆『演目いちらん』にもどる


2005年1月29日(土)ソワレ  オペラ座の怪人  電通四季劇場〔海〕 


オペラ座の怪人 高井治 クリスティーヌ・ダーエ 佐渡寧子
ラウル・シャニュイ子爵 石丸幹二 カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島美樹
メグジリー 荒井香織 マダム・ジリー 秋山知子
ムッシュ・アンドレ 林和男 ムッシュ・フィルマン 青木朗
ウバルト・ビアンジ 半場俊一郎 ムッシュ・レイエ 立岡晃
ムッシュルフェーブル 深見正博 ジョセフ・ブケー 寺田真実
    アンサンブル
長裕二 孔大愚 平野万里 山崎ゆみ子
小林克人 増田守人 岡山梨都子 石野寛子
岩崎晋也 佐藤圭一 イジンヒ 石川愛
岡智 鈴木さおり 西山愛由美
平野綾 笠井優
【オーケストラ指揮】 今井治人 李朱蓮 畠山//


今月3回目のファントムなり☆
しかし、毎回の如く、何故にこんなに見る前、胸が高鳴るのでしょう^^;
二桁回数見ている舞台だというのに・・果てしない魅力があるんだよね・・。
今回はお友達と、コーラスライン→キャッツ→オペラ座と3演目はしごですよ(爆)
しっかし、トリにオペラ座を持ってきているのが・・私らしいでしょ?(ーー;)うふっ♪

今日の舞台をまとめて言うならば・・主役の3人。歌声で勝負している感じでしょうか。
声がぶつかりあってました、いい意味でも悪い意味でも・・かな。
でも見応えのある舞台でして・・
高井さんの調子に関して言えば、前3回と比べると、一番良かったと思う!!
絶好調でした。
先回、ちょっと低音が響かない・・何か違う・・と不安を残した観劇だっただけに。
すごく嬉しかった。感動した。
やっぱり、これだよ〜!みたいなね。生声がビシバシと聞こえてきましたよ(^^)
ファントムとして最初から最後まで生きてましたね〜・・。

残念だったことと言えば、佐渡さんが慣れてきたのが、疲れてきたのか・・。
佐渡さん独特の歌い方が全面に出ちゃってまして。歌い上げちゃってるんですね。
声量があるのはいいんですけど、それを強く歌うもんだから、高井ファントムが墓場にてでいくら優しく囁きかけても、
佐渡クリスが消しちゃってるんだよ〜〜(T_T)ファントムを強く求めてくれるのは嬉しいけれども・・。
ここはパパのように優しく手を差し伸べているファントムに耳を澄ましてください・・(切実)
思わず、隣の友達を見て、ため息ついちゃいました^^;

でも、クライマックスの佐渡さんはとても良かったです。佐渡さんじゃなくて、クリスティーヌだったと思う。
半泣き状態でファントムに懇願する姿は思わず目を奪われました。
そして、佐渡さんって、ファントムへのキスがいい意味で力強くて、私、好きなんですよね。
だから、呆然と電気ショックを受けたように固まっているファントムの演技がいきてきて、対比・・なんていうか、
バランスがいいっていうのかな。
そして佐渡さん、クライマックスのあたりで見せるファントムへの眼差しが切なく、それでいて、慈愛に満ちていて良いですね。
見る度にファントムへの想いが強くなっているように思います。
指輪を返す時とかも、何ていうか救われたような気さえするクリスティーとしての佇まいが見れて、私は好きです。

石丸さん、今回は佐渡さんの声量に対抗して、益々大きくなってました、声が。
そんな声の共演(競演でもあるけど)をしている二人を相手にしたら、そりゃ高井さんも大きくなるよね(^^ゞ
そんな迫力ある声の競演に圧倒され、あっという間に舞台は終わっちゃいました。
高井さん、今日も♪行け〜・・は叫んでましたよ〜。
友達はここでグッときたみたいです。
・・初日、2日目と見た、あのメロディーに乗った♪行け〜・・行ってくれ〜お願いだ〜〜・・・!は、もしかしてもう幻なのかしら!?


舞台の余韻で、帰りの新幹線、大変でした。・・・まぁ、これはいつものことだけど(笑)
は〜っ・・。
怒涛の観劇週間も一先ず、これで終了!
現時点で手元のチケットは無くなりました。切ない!

高井さんの歌声を次に聞けるのはいつなんだろう・・・。
しかし、やっぱりいい声だわ♪♪
そしてこの作品は何度見ても飽きないわ☆幸せ!


おしまい。


*記憶を辿って書いている為、細かいところまで全然書けないのが残念(苦笑)

2005/2/10


◆2005年『観劇キロク』にもどる ◆『演目いちらん』にもどる