2004年1月23日(金)ソワレ  オペラ座の怪人  福岡シティ劇場

キャスト
オペラ座の怪人 高井治 クリスティーヌ・ダーエ 村田恵理子
ラウル・シャニュイ子爵 内海雅智 カルロッタ・ジュディチェルリ 河合和代
メグジリー 安食智紀 マダム・ジリー 西島美子
ムッシュ・アンドレ 林和男 ムッシュ・フィルマン 青木朗
ウバルト・ビアンジ 半場俊一郎 ムッシュ・レイエ 長裕二
ムッシュルフェーブル 深見正博 ジョセフ・ブケー 宮本力
アンサンブル
港幸樹 寺田真実 井田智子 大前さおり
三原康志 木下出 近藤照美 遠藤珠生
佐藤圭一 西尾健治 渋谷美由紀 竹内そのか
才加志実 岡山梨都子 里吉涼子 
小野誠子 永松祐子
山口茜 藤田美和子


行ってきました、4日ぶりの福岡シティ劇場。
初めての福岡だ〜♪なんてウキウキしているような友達を尻目に、
さすがに4日開くぐらいじゃ何も変わっていないな・・なんて思っている自分がちょっと嫌(^^ゞ
それでも今回は先回と天候が全く逆で、名古屋でも何とか晴れていたものの、予想通り福岡は・・寒い。
雪こそ降っていないけど、本当に寒かった(苦笑)・・翌日やはり雪でした。
飛行機も向かい風ということもあて、揺れる揺れる。酔っての福岡入りでした・・(ーー;)

過剰な期待をさせてはいけない・・なんて、注意を払いながらも話は行く前からしていたのですが、
なんせ私、2回観てもいい?って真剣に友達に了解を得ていたものですから(結局はダメだったんだけど(+_+))、
結局のところ過剰な期待はさせてたみたいです(笑)
だからといって、期待はずれだったわけではないんですけどね。でも私の熱い想いにちょっと圧倒されてたみたい(爆)


日記にも書いたのですが、今回は偶然にも私達の席の隣に、
私が四季を通して(高井さんを通して・・ともいう)知り合った友人が座ることになり・・。
左に高井さん初見の友人、右には高井さんの虜になっている友人・・・そんな友人達に囲まれての観劇となりました(^^ゞ
う。う〜ん、私はどっちのモードで話せばいいの?・・な〜んて(笑)


友達は去年のちょうど今頃に京都で初オペラ座を観たんです。ちょうどその時は村さんのファントムでした。
今度はぜひとも高井さんを見せたい!!ということで、福岡まで来ることになったんです。
半年前の先行の時に取ったチケットだったので、今回高井さんに当たってくれて本当に嬉しかった☆
福岡まで行くなら、ぜひとも高井さんを!!だったので。
片方の子はBB観劇の時、オペラ座のプロモを見て、確かに声いいね〜♪と言ったこともある子。
そしてオペラ座のCDも日頃から散々聞いて、歌詞のほとんどを理解していた子でもあるんで、本人も凄く楽しみにしていたんですよ。
李香蘭の舞台放送も見ている子なんで、林さんの歌声も楽しみにしていたようです(なかなか通かも(笑))


いざ観劇!
ハンニバル
私、今週から入った大前さんばっかり見てました(^^ゞ今回は村田さんより大前さんばかり!
上手側舞台後方におられました〜。
実生活での高井さんとの関係を疑ってしまうぐらいな熱いクリスを演じられた大前さん。あの時から、密かにファンかもしれない^^;

Think of Me
村田さん、艶艶の声ではないものの、先回よりは幾分良い感じで(^^)
左横の友達も嬉しそうに見ておりましたね〜。
そこで聞こえてくる高井ファントムの『ブラヴァー・・・』の第一声に、友達が一瞬私の顔を見たのを私は見逃さなかった(笑)
5番ボックスの時もそうですが、大前さんのフィルマン夫人。何だか可愛いな〜(^^ゞ
「お金のことばっかり!」も嫌味に聞こえないんだもの〜。
5番ボックスでラウルの隣にいるのを見て、ラウルとクリスだ〜☆なんて思っている自分でした。
だ。だから、今日は違うって(苦笑)

ミラー。
本当に第一声ですよね。なかなか飛ばし気味の出だしで・・。
「友達よ、高井さんの声はどうだー!!」と誇らしげな思いで聞いておりましたよ(笑)
今日の高井さん、17日に見たほど、笑顔でクリスを見て無かったかな。

オペラ座の怪人〜ミュージック・オブ・ザ・ナイト。
脈が早くなりつつも横にいる友人達の反応を気にしながら、聞いている始末(苦笑)
思いっきり浸っては聞けなかったのですが、今日は熱くクリスに語りかけていて・・。
凄い生声+マイク音で大迫力でした。
ブレスの音も日曜日ほど感じず。
1番私が気にしていた「♪君は私のもの〜・・・」からの高井さんの演技(爆)
官能的に映るだろうこの姿を友達はどう思ったんだろう!?
右で見ている友人らは、後で聞くと、今日はいつもほど触っていなかったとのことでしたが(笑)
・・いやいや初見となる左のお嬢さん方は・・耐えれたかな(笑)
ミュージック・オブ・ザ・ナイトが終わってみれば、今日の私。友達の反応ばかり気にしてたじゃな〜い(ーー;)損しちゃった気分かも。
それでも今日の高井さん、飛ばしているな!とは思いました。最初から諦めているのではなく、それなりに責めの演技をしていたと思う。
あの美声は健在でしたよ。安定してました。

支配人室。
7重唱を楽しみにしている・・とも言っていた友達。さ〜て、聞き分けれたのかな?
今日も打つ見ラウルの声がよく聞こえてきましたが、最初に見た時に比べれば、馴染んできたように感じました。

イルムート。
アーチ上に現れる高井ファントムに、もちろんの如く、一秒たりとも無駄にせず反応する私(+右隣の友人も(笑))
左の友人は?「し。しまった!忘れれてた!!」とボソっと聞こえてきました(笑)
気付いてからは無駄に上ばかり見上げている友人に思わず「プッ(^^)」睨むように高井ファントムを見ている友達が可愛かった(ーー;)

All I ask of you
良かったです。今回も柳瀬さんのラウルを感じる内海さんの演技ですが、声が当たり前だけど明らかに違う。
内海さんの声って、本当に耳に優しいですよね〜。
あれだけ力いっぱい歌っているのに、耳に心地いいんだもの。
誰かもそうですが、ほんと声って天性のものなんだと実感。

天使像のファントム。
席的に声が真上から降ってきました〜(T_T)
あぁ、なんて感動的な声のシャワーなんだろう・・。とこういった席に座るといつも思うんですが、
ファントムとしてみたら嘆き悲しんでいるところ。ほんと、高井さん。声の使い分けをしっかりとされるようになりましたよね〜・
最後の「ぞ〜・・・」もよく伸びていました。


1幕終了時の率直な感想として。
気付けば、私。友達の反応ばかり気にしてた(苦笑)高井さん良い演技されているのに、浸りきっていなかった自分に後悔。

さて。そんな友達は?
第一声。「迫力に圧倒されて、もう何も感じられなかった(>_<)」・・分かる気がするわ、その気持ち。
「低音がいいね!」との声も聞けました。
「くそ〜。上見ることをてっきり忘れていたのがショックだ」とも。「でもあそこ、自分に向かって言っていると思っちゃった」って(笑)
「クリスティーヌの歌に(多分Think of Meのこと)思わず、自分も歌いそうになった」←「迷惑だからやめて(笑)」即答です。
まっ、いい感じの反応かな?
私が高井さんのことをもっと濃く(!)話したがっているのを察してか、「いいよー。友達んとこ行っておいで〜!」と言われてしまいました(苦笑)
そして高井ファンの友達がいるホワイエに行って、そっちでは濃い話をする私でした(爆)
「ちょっとテンション低かったね〜!」なんて言われちゃって(^^ゞ←『当たり前です。高井ファン相手じゃないんだから(^_-)』
友達の反応ばかり気にして、自分自身が楽しめなかったことを反省して、2幕はしっかりと自分の反応を気にすることを誓いました。

密かに「♪もはや〜ひけな〜い・・・のところが楽しみだ!!」なんて言っている友達に思わず「期待してて!!」と言ってしまった。
だって高井さんの見せ所なんだもの〜♪


2幕目。
骸骨姿で出てくる林アンドレに、思わず左の友達を見てしまった(笑)
マスカレードの時って、大前さん。階段の後ろのほうでボブぐらいの青髪のかつらを被っていました。
見ている限り、あんまり踊らなくてもいいようですね(^^ゞここでも大前さんを気にしている自分。
今日も内海さん、笑顔全開でほ〜っ♪(ため息)です。
マスカレード!の振りも、他のどのラウルよりもしなやかに曲がるその体には、いつも見入ってしまいますわ。
紅い髑髏姿のファントム登場。あぁ、またもやリハ見を思い出す・・。
今回。私始めて、アンドレの林さんが楽譜を落とすのを見ました。
別にこの場面、落としても何の問題もないんですが(むしろ初見の私は、わざと落としたか・・と思ったぐらい)、
ちょっと初めて見れたことに得した気分(笑)

ラウルとマダムのやり取り。今日も内海さん、熱かった。唾液が飛ぶ飛ぶ・・ごめんなさい、どうでもいいことを書いてしまって。


墓場にて。
・・あぁ!予想はしていたけど、十字架の前のファントムが目の前だわ(>_<)
1つずつ階段を降りながら歌う高井さんに毎度の如く、気をつけてね!と心配しつつも、
その美しい手に、またもやクリス同様、導かれちゃいそうでした。
絶対出来ないけど、舞台上に思わず上がっていきたくなる(爆)
今日はほんと、高井さんの生声よく聞こえました〜。
私、今回見ながら思ったんですけど、後ろ姿を向けて歌っているクリスティーヌの呼吸によく合わせれるな〜・・・って。
もちろん、これは逆に村田さんにも言えるんですけどね。
息が合っていないと絶対に無理なことですよね。
浅利さんの「音楽は99%数学だ!」っていうのを思い出しちゃった。
もうここらへんからは、全く持って隣の友達なんて気にしておりませんでした(笑)

来た、来た!友達期待の「♪もはや〜ひけな〜い」のとこ(^^ゞ
悩ましげに、艶かしく・・・は〜〜〜っと思わずため息。
強くは歌わず、声の7変化じゃないけど・・自由自在にコントロールしつつ、色気ある声を出される高井さんに、ほんとため息です。
すがりつくようなファントムの演技でしたね。全く、そのクリスと絡み合う、その手が!!あぁ、なんて妖しいんでしょう。
前もどっかで書いた気はしますが、村田さんのクリスが手を離そうとする瞬間に出る「あっ!」の声が色っぽいですよね。
それに上乗せされる、ファントムの強く低い声が・・またまたたまらんくてね〜・・・(^^ゞ
今日もドキドキさせて頂きました。

それからクライマックスにかけては、毎度の如く一気に惹き付けられてしまいます。
1つ心配していたのは、内海さんの声に負けてしまわないか・・ということ(苦笑)
今日は最初から地声が大きく聞こえただけあって、負けていなかったです〜・・・しかし、やっぱり内海さん。声出しすぎだよ(ーー;)
高井さん、最後まで責めの演技で、勢い溢れる内海さんのラウルに負けていなかったと思います。
「行け!行ってくれ!お願いだ〜〜・・・・・・」は最初の「行け!」から今日は叫んでました☆
先回、無理矢理叫んでいるな〜・・とちょっと思ったのもあったんですが、今回はしっかりと心の叫びが聞こえてきました。
ただ喉のことを考えると、喜んじゃいけない気もするんですけどね〜。
「クリスティーヌ・・・・I love youl・・」はもう!!絶品ですね(+_+)もう私の言葉では、この感動は表せれません。
「我が愛は〜・・・終わりぬ〜・・・・」がですね。掲示板にはあえて書かなかったのですが、
高井さんの振り向いた角度がどちらかいうとセンター寄りで。
真正面で言われているような感覚に捕らわれてしまいました(T_T)
ここばっかりは真剣に瞬き出来なかった!固まってしまいましたーーー。

固まってしまったのも束の間、気付けば一生懸命に拍手をしている自分がいました。
幕間に相談していた{スタンディングするかどうか}今日は迷うことなく、スタンディングしたいな!!と思いましたね。
何度かのカーテンコールが終わって、ファントム、ラウル、クリスティーヌの3人になった瞬間☆★
えぃ!!と立ってしまいました〜!!!
友達も一緒に全員立って。笑顔笑顔で拍手をすることが出来ました。
高井さんが何度も何度もこちらを見てくださって(T_T)あぁ、もう夢心地でした(爆)
今まで、目が合ったのかな?と思ったことも何度もありましたが、今回という今回は本当に目が合ったと思います(思いたい!)。
スタンディング出来たこと、そしてその行為を笑顔で返してくれたことに感謝感謝でございますm(__)m


くっ、くっ、くっ(笑)
私の左の友人達、スタンディングするといったら、最初からだと思って、
高井さんのファントムが最後に出てきた時点で、立とうと思っていたみたいです。
それが私を始め、右の友人達も立たないもんだから、あれ??と思ったらしく、あぁ、もう立たないのか!!と思い返して、
頭の上で拍手してました。
それが最後、スッと私達が立ったもんだから、慌ててよろけそうになりながらも立っていました☆
・・そうでした、どこでスタンディングするかなんて、分かんないよね(^^ゞ
あぁ、でも友人を含めてスタンディング出来たことは本当に感激でした♪♪



さて。友達の率直な感想。
高井さんの演技。
『声がいいのは分かった!』『最後の演技には思わず涙が出そうになった』
『手が美しいと言われるわけは分かった・・もはや引けない・・のところ、手だけ出ていたけど、凄かった』
『天使像の上の時の声、あんな声も出せるんだね〜(@_@)』『村さんに比べると粘っこくない!(別の意味で粘っこい気はするけど^^;)』
こんな感じだったかな、声には本当に圧倒されたようです。
絶対に言ってくると思った、「♪私に触って欲しい・・」の高井さんの手つき(爆)
あえて聞いてみたら、『めっちゃ、いやらしかった(ーー;)』とのこと。あえて言うこともないぐらいにいやらしく感じたらしい(笑)
全体的にまずまずの反応でした。

そして反面、『ミュージック・オブ・ザ・ナイトの場面で、もっと優雅に歩いて欲しいと思ったところがあった!』
『姿勢が悪いね〜』
との声も聞こえたりして・・そうですね。思う節はあるな・・と思いましたね。

『最後までキャスト紹介の写真の人がファントムをやっているとは思えなかった!』
『あの顔の人があの声を出しているのが信じられない!(それはどういうことなんでしょう?)』

全体の印象としては
『名古屋に来たら通うね』『2回目だけあって、よくストーリーが分かった』
『クリスティーヌの声、本当に綺麗♪』
『ラウルも普通に良かった!(前回は鈴木さん)』CDの石丸幹二の声を聞いていても、違和感無く聞けた』
『林さん、聞かせるような歌がなくて残念!』『メグが不安定な歌声(^^ゞ』
『マダムの人、すごく地声が聞こえた(マスカレードは特に)』
『確かにオペラ座の怪人はすごい!』と。

最後のカーテンコールに関しては、『林さんを見ようと思ったけど、ファントムの人ばっかり見てしまった』
『ファントムの人、目が合った!こっちをよく見ていた。ラウルの人も凄く見ていた!』とか言ってましたね。
『やっぱりスタンディングは恥ずかしかった〜・・』とも言ってましたね(笑)
『BBやキャッツの時は思うように手を振れなかったから、スタンディングの時、頑張って手を振ったよ〜!!』
には思わず、(@_@)でしたが(演目が違うって!)。・・あぁ、だからあんなに高井さんがこちらを見ていたのか・・と。
その友達、本当にど真ん中でしたから。
まっ、その友達の行為は別にしても、前方のセンターで数人が立ったんですからね、間違いなく普通は見てくれると思いますからね。
というか、位置的に目をそらす方が難しいですし(笑)
目がいつも走っている高井さんの目を止めることが出来ただけでも、嬉しかったです(^^ゞ

最後に私自身の感想を少し。
熱い舞台でこの舞台を友達に見せれたのは嬉しかった。
高井さん、村田さん、そして内海さんと続投が続いていますが、声のほうは大丈夫ですね。
もちろん絶好調ではないですけど、まだまだいけそうに思いました。
アンサンブルでは、大前さん。非常によく声が聞こえてきました。
私は大前さんのクリスが楽までもう一度見たい!!


初見の友達にもリピーターな私達でも、大満足な舞台を観る事が出来て良かったです☆
翌日、諦めていた、2回目観劇をどうしてもしたくなったのには困りましたが(苦笑)

良かったです!!!


おしまい。



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