2003年10月5日(日) マチネ  オペラ座の怪人   福岡シティ劇場

キャスト
オペラ座の怪人 高井治 クリスティーヌ・ダーエ 五東由衣
ラウル・シャニュイ子爵 鈴木涼太 カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島美樹
メグジリー 秋本みな子 マダム・ジリー 西島美子
ムッシュ・アンドレ 林和男 ムッシュ・フィルマン 青木朗
ウバルト・ビアンジ 半場俊一郎 ムッシュ・レイエ 喜納兼徳
ムッシュルフェーブル 深見正博 ジョセフ・ブケー 宮本力
アンサンブル
須郷裕介 港幸樹 井田智子 岩本潤子
田井啓 吉末高久 近藤照美 遠藤珠生
三原康志 西尾健治 笠井真由美 竹内そのか
畠山典之 岡山梨都子 鍋谷明 
種市万里子 安食智紀
田村葵 堀水菜子



高井さんの声が聞きたい!高井さんの声が聞きたい!!と先日の観劇から思うこと、2日間・・・・。
もう、皆さん。みつをバカと呼んでください^_^;
行っちゃいました、福岡☆★中2日で、愛知から福岡に再びっっ!!!
職場の休憩中。その時間は午後4時。高井さんの声が聞きたい・・と思わず、自動予約に電話してみる。
さすがにこの時間だと良い席はないよね〜・・なんて思っていたら、『イタリアのI列・・』なんて言ってくる。
この時間でI列が残っているの〜!?・・・と内心ショックを受けながら・・・気付いてみたら・・取っていた(爆)
もはや私に理性など残っていない・・かもです(~_~;)
1公演の為に、福岡にひとっ飛びです(爆爆)
先日の観劇のリベンジをしたかった・・・嘘っ!高井さんの声がただ純粋に聞きたかった、それだけです(+_+)
初めてだった飛行機も、もう4回目・・・。
さすがに今回は親にも友達にも言えず、こっそりとこっそりと行ってきました(笑)

というか、さすがに中2日での遠征・・(しかも福岡!)は京都でも無かったぞ(爆爆爆)
週2・・・



舞台内容としては良かったですね〜。
お疲れが感じなかったと言えば、嘘にはなりますが、
先日の観劇では体感出来なかった鳥肌や頻脈、ハラハラドキドキ感が味わえたことが私にとってはただ単純に嬉しかったです!
今回は高井さん中心に。

高井さん!
私はあなたの声が聞ければ、もう何もいらない(>_<)な〜んて思いながら、見てたのですが、ミュージック・オブ・ザ・ナイト。
悪くはないんですけど、ちょっと声がお疲れでした。前のような責めの歌い方では無く、押さえ気味。
微妙に声に少しばかりの濁りを感じました。
「♪心の赴くまま〜〜〜」はかすれそうなところで一気に上に持っていき、問題なし。
う〜ん、もしかして今日はちょっとマイクの音量が絞ってあるのかな?前よりズンと耳に入ってこなかったですね。
それでも、今の高井さん。一定のレベルは常に保っていますし、かすれそうなところはうまくカバーする余裕がおありですからね(^^)
なんだかんだと安心して聞けました。満足、満足。
そうそう、「私に触って欲しい」のところ。今日はクリスの片腕を上から下まで絡み合うように触れてから、ミラーのほうに連れて行ってました。
うぅ・・・相変わらず触りすぎ(爆)

天使像の上はI列だけあって、今日はしっかりと見れましたよ。先日は2日間とも、まともに見れていなかったですからね〜(^^ゞ
京都だと、I列ぐらいだと目が合ったと勘違い出来た覚えがありますが(笑)、福岡だとちょっと遠くて、目が合っているとは思えなかった、残念!
今日も短かったですね〜、「・・許しはしないぞ〜〜・・」は。福岡では今のところ、全て短いかも。
密かに珍しく、オペラグラスを使ったのですが、高井さん・・メイク薄いですね〜(ってどこを見てるんだ、私は^^;)。
ちょっと前半は押さえ気味に感じました。


墓場にて。声もしっかり優しく歌われていて、五東さんの声ともよく合っていましたね〜。
まだ私の中では1つになった!とは思えないけど、聞き入らせて貰いました(^^)
前回、凄く良かったポイント・オブ・ノー・リターンはちょっと押さえ気味でしょうか。
前ほどの官能度は感じられなかったです。
高井さんは後半それほどお疲れは感じませんでしたが、五東さんがちょっと疲れているようには感じましたね。
声が柔らかく伸びない気がしました。
でも、やっぱり濃厚なんですよ、ここのお2人の演技は(笑)
「クリスティーヌ・・君が全て〜〜・・・」は高井さん、泣いているような声で歌っていて、ちょっと感動。
押さえ気味ながら、聞かせるところは聞かせてくれる・・高井さん、凄いです。


そしてそして。押さえ気味、お疲れ・・ところがどっこい!今日の1番は最後でしょう。
・・・・柵がですね。ファントムがラウルを入れるために上げる柵がですね。上がらなかったんですよ(*_*)
高井さんが頭上に手を上げるぐらいまで(ほぼバンザイ状態になっていた(^^ゞ)上がらなくて、辛うじて上がったと思ったら、今度は思うように下がらない。
柵がファントムの言うことを全く聞いていなかったんです(ーー;)
柵が上がらなくて中に入れない、鈴木さんも相当あせったと思います。
しかも入ったら入ったで、逃げることが出来そうなぐらい、柵はなかなか下がらないし(^^ゞ
「逃げれるじゃん!!」と初見の人でも突っ込みを入れたくなるぐらい柵がまだ開いていたのですが・・ラウルとクリスはいつも通り、柵にも触れず、もう諦めてました。
さすがに今日は柵を掴んでもがくぐらいはしないといけないぐらいの間があったんで、ちょっとそこの演技には興醒めだったかもです(^^ゞ
動揺されたとはいえ、臨機応変に対応されても良かったのに・・・^^;求めちゃダメ?
ファントムはこの時、柵のほうを向いていますから、こちらには顔が見えないので、高井さんの動揺っぷりを見ないで済みましたが・・・。
一体、柵が上がらなかったら、腕を思いっきり上げてしまった高井さんはどうしていたんでしょう・・・。
よかった。柵がなんとか上がって^_^;そして閉まって。

どうやら、この瞬間、高井さんにスイッチが入ってしまったようで。
一気に激しいファントムへ。ラウルの首にかける縄を早足で取りに行き、叫ぶ叫ぶ。
「さぁ選べ!どちらか!!どうかクリスティーヌ!!」と凄い勢いでクリスを引っ張ってました。
もう見ている私も柵のトラブルから、高井さん自身というか、ファントムに一気に感情移入してしまい、鳥肌が立ちっぱなし。
欲を言うなら、激しくクリスを引っ張る高井さんに合わせて、五東さんも激しく身体を動かしてくれればよかったのですが、ちょっと重かったです(^^ゞ
というか、高井さんの豹変振りにある意味、五東さんがビックリでしょうか^^;えぇ、そうさ、【高井さんは情熱的な人】by五東さん
もうそこからはノンストップ。激しく、クリスに自分への愛を求めていましたね〜・・・。
久し振りに見る、高井さんの激しい演技にちょっと私も動揺。
ラウルの縄を切る時の・・・ジャンピングッ!!→久し振りに見ました(^^ゞ
でも京都の7月頃みたいに、ただ激しく叫んでいるだけの高井さんでは今はないですからね。
「行け〜、行ってくれ〜、お願いだ〜・・・・・」の大絶叫の後は・・・
倒れこみそうなぐらいな姿勢で涙ながらに弱々しく!対比がしっかりと表われていて・・・・・。
その時はそんな対比なんてものは考えずに、ただただファントムに感情移入していた私だったんですが、
改めて考えてみると、激しかった分そこのところは一気に押さえたので、それぞれの演技が凄く印象的になったなぁ・・と思いました。
高井さんは緊張感を生む演技をされるのがうまいですね〜。
「クリスティーヌへ・・・I love・・・・(この間がポイント) you」は・・・もうもうもう!!!
ここに関してはホント、絶品だと思います(^^)
五東さんの演技もまたいいんですよね〜・・・・すがるような目でファントムを見つつも、意を決して指輪を返し・・。
五東さんのクリスはこのシーンでファントムを包み込むようなものを感じますね。村田さんはキスに感じたことがあるんですが。
ヴェールを優しく、温かく・・さみしそうに抱え込む姿はもう高井さん。うまいとしか言いようがない!
またもや私の心の中で叫びましたよ、「ファントムーーーーーーー!!!」と。
綺麗に翻らしてマント。そして何か吹っ切れたように(先回見たときは誇らしげに見えた)足早に玉座に向かう高井ファントム。


はぁ・・・・高井さん・・・。私、今日暴走して来て良かったです!!と心底思いましたね。
先回の観劇に少し不安を感じていただけに(私自身への不安と高井さん自身への不安・・・半々です)、今日の観劇は意味があるものでした。
先回出来なかったスタンディングもしっかりしてきました。
3人で登場されたときに、高井さんが力強くギュッと五東さんや鈴木さんの手を握ったのを見て、ちょっと感動してしまいました。
高井さん、いい顔してた〜。
前のスタンディングされていた叔母様2人が、たちながら『ファントムの人、格好いいね〜』と言っていたのを私はこの耳にしっかりと聞きましたぞ。
そうなのよ、高井ファントムは格好いいのよ!!と心の中で、相鎚を打っておきましたよ、(笑)


正直ね、1幕終わった時点では、高井さんを含め、皆さん、お疲れを感じるなぁ・・・とちょっと思っていたんですよ。
特に鈴木さんは最後まで声がところどころかすれてしまい、目に見えて疲れているのを感じてしまったんですよ。
もしかしたら、鈴木さん、体調不良なのでは?と思うほど、笑顔は引きつっていましたしね〜(^^ゞちょっと心配です。
鈴木さん。密かに今、長いですからね〜。
五東さんもお疲れは感じましたね、何だか、今日はいい意味でも悪い意味でも目立っていなかった。
お疲れとは別に、五東さんに注文を言うなら、マスカレードの時、もうちょっと笑顔が見られるといいのになぁ・・。
マスカレードといえば、鈴木さん、さすがに今回のリフトはきつそう・・な気がしました。
なんだかんだと決して、皆さんのバランスが良い!という舞台ではなかったとは思いますが、
最後の高井さんの演技で今日の舞台は一気に私の中で上昇しました。
これはファンじゃない、他のお客さんでも、最後の高井さんの演技には胸を打たれた筈。
ある意味、柵のトラブルも忘れてしまうほどの演技をしておられてました。

欲を言うならば・・・・。
先回の観劇の時も思ったことなんですが、
どうしてもファントムとクリス、それぞれを想う気持ちが私にははっきりとは見えてこない。
このへんがもうちょっとしっかりと見えてくるともっと感情移入が出来るのになと。
かなり重要なことをさらっと言っちゃいましたが、それなりに伝わってくるものは伝わってくるので、
別に特別心配なことはないんですけどね。


何はともあれ、暴走して行って良かった!!!と思える舞台が見られて、本当に良かったです♪♪
はぁ・・・だんだんと自分の中で福岡が近く感じるのが恐い・・です(爆)


明日の休演日。皆さん、ゆっくりと疲れを癒されることを願っています〜。
私の次回の観劇はいつになることやら・・・自分でも分からない・・。






どうでもいい話!?
実は今回。隣席、両脇とも爆睡状態で。寝息こそ、聞こえないもの船をこいでいるのが分かって。
特に左の女の人は二日酔いなのか、お酒のにおいがぷんぷんする状態で(ーー;)
結構、辛かったんですよ、
でも。1幕目は爆睡状態だった右の若い男の人が、幕間中に謝ってきたんですよ。「迷惑かけていませんでしたか?」と。
内心、ちょっと辛かったとはいえ、「気になりませんでしたよ〜」なんて、偽善者演じていたのですが(爆)
その方と少しばかりオペラ座話していたんですよ。
「寝ていたとはいえ断片的には見ていたんですよ〜(^^ゞ」という彼に質問をされました。

『ファントムってどうして、クリスティーヌを返したんですかね??』

地下の湖から、クリスを一時返したことを言っていると思うのですが・・
皆さんだったら、どう答えます??

私ね、突然の質問にとまどいながらも、パッと言ったのが・・・・

『理性があるうちに返したかったんじゃないですか』

ねぇ・・これって合っているんでしょうか(ーー;)
高井さんのネトーッとしたものを見ているだけあって、思わずこう言っちゃったんですが、
もうちょっと無難な答えがあったんじゃないか!?と後でもの凄い後悔をしてしまいまして(^^ゞ
微妙に私の答えたことに『理性・・・ですか!?』とちょっととまどっていた彼。

あぁ・・・私ったら、なんてことを言ったんだろう(>_<)
答えに合っていないとは思わないけど、もっと他のことを言えば良かった。
今回の観劇に後悔することを1つ言うならば、間違いなくこの隣の方とのやりとりですね。
結局最後まで訂正(?)というか、その続きを話すことは無かったという・・・。
時々、ファントムを双眼鏡で見て。そして最後にはスタンディングをしている私を彼はどう思ったんだろう(爆)


まぁ、そんなことはどうでもいいんだけど(-_-;)



今日の舞台が楽しめた♪それだけでいいのさ〜(笑)




***ぼそっと一言***
さすがに1週間に3回見ますとね、重箱の隅を突付くようなことも思ってしまうんですよ。
本来ならどうでもいいところを3公演の違いを求めるあまり・・ね(^^ゞ
はっきり言って、先日の観劇後・・私は煮詰まってました。
どうして、自分は本心から楽しめなかったんだろう・・高井さんへの批判というか疑問すら感じている。
こんな見方をしてしまった自分にショックでしたしね。

でも、何も良かった、良かった♪というだけがファンではないですもんね。
生の舞台ですもの。色んな時があるし、所詮私が感じたことは私だけが感じたもの。
深く考えないで、もっと純粋に・・・。
体調を整え、無理のない観劇体勢・・これも大切ですよね。


ほんと、今回、良い観劇が出来てよかったです、色んな意味で安心しました(^^ゞ





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