2003年10月2日(木) マチネ  オペラ座の怪人  福岡シティ劇場


キャスト
オペラ座の怪人 高井治 クリスティーヌ・ダーエ 五東由衣
ラウル・シャニュイ子爵 鈴木涼太 カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島美樹
メグジリー 秋本みな子 マダム・ジリー 西島美子
ムッシュ・アンドレ 林和男 ムッシュ・フィルマン 青木朗
ウバルト・ビアンジ 半場俊一郎 ムッシュ・レイエ 喜納兼徳
ムッシュルフェーブル 深見正博 ジョセフ・ブケー 宮本力
アンサンブル
須郷裕介 港幸樹 井田智子 岩本潤子
田井啓 吉末高久 近藤照美 遠藤珠生
三原康志 西尾健治 笠井真由美 竹内そのか
畠山典之 岡山梨都子 鍋谷明 
種市万里子 安食智紀
田村葵 堀水菜子



いつもの甘口(?私はそんなつもりはないんですけどね(^^ゞ)なレポとは今回ひと味違っていますので、
もしかしたらご気分を悪くされる方もいらっしゃるかもしれません。
覚悟して(笑)お読みください。
昨日の観劇キロクとかぶる箇所もありますが、どうぞお気にせず(^_-)


遠征2日目!今日はなんと初の最前列☆ということで観る前からとっても楽しみにしておりました(^^)
さすがに今日、学生さん達が居たとしても、最前列なら気にならない筈!

あぁ〜・・間近で高井さんの声が聞けるのね♪高井さんのつるつるのお肌を間近で見れるのね♪(笑)
・・とまぁ、色々期待していた私です。



間近で繰り広げられる役者さん達の熱演!
生声はもちろん、スピーカーも近いとあって、もう身体中に音が響いてきますね。
高井さんの生声!ブレスの音!!不思議に高井さんの声って、
生声なのにマイクの音に聞こえるような、独特の響きがあると思うんですが、さすがに最前列となると、はっきりと聞き分けれますね(^^ゞ
どこがテープかもすぐ分かりますしね^^;
昨日に引き続き、高井さん、圧倒的な声でミュージック・オブ・ザ・ナイトを熱唱!!もうこれでもかっ!というぐらいに迫ってくる声。
・・・う〜ん、でもその歌声ってクリスティーヌに向かっているのかな^_^;とちょっと思ってしまいました。
クリスティーヌへの愛をちょっと感じないかも・・。
そんな疑問が私の中に浮かび上がってしまって(^^ゞ

「私に触って欲しい・・・」はまさに真正面(>_<)
私の大好きな「君は私のもの〜・・・・」のネトーッとして広がりを持つ、あの声を間近で聞けるのは本当に嬉しかったです。
も、もしかして・・・目が合う!?なんて期待しちゃった私ですが、う〜ん、この時の高井さんの目線は・・客席のほうには向いていませんね。
もっと近く。そう、クリスティーヌの胸と見た(爆)・・・というか、私はあのシーンを間近で見て、ちょっと照れましたよ(笑)
ある意味、目をそらしたかったかも。・・・・・というか、そういう演出ですから、仕方ないですね(ーー;)
・・でも触りすぎっ!

しかし、高井さんのミュージック・オブ・ザ・ナイトは本当に安心して聞けますね〜(^^)


支配人室の7重唱はいつも聞こうとしてもなかなか聞けなかった、アンドレとフィルマンの歌を聞けてちょっと嬉しかったです。
しかし、青木さん・・面白いです(^^ゞカルロッタに対する時の表情や仕草と愚痴を言っている時の使い分けがうまい〜♪

イルムートは不自然ながら、最前でもしっかりと上を見上げさせて頂きました(^^ゞもうどちらかいうと、目の前の舞台より上が気になったりして^^;
「蛙とはお前のことだ!」ちょうど指先が自分に向かっている気がして、嬉しい勘違いをしてました(笑)えっ、私?!みたいな。
でも、見難かったです〜、さすがに(^^ゞほぼ首から上ぐらいしか見えないんだもの。

All I ask of youはう〜ん、やっぱり何だかかみ合ってない気がしました。微妙にずれるんですよね、クリスとラウルが(^^ゞ
昨日に引き続き、やはり思ったのは「あの声は〜私を包み〜・・」の時の表情。もうちょっと夢見がちな顔になってもいいと思うんですけどね。
五東さんは声が太い分、表情で可憐さを出さないと、すごく落ち着いて見えちゃうんですよね(^_-)
キスも・・・う〜ん、どうしてそんなに軽いんだろう(^^ゞもうちょっとうまいこと見せれないのかと。

天使像の上のファントムは・・・えぇ、予想通り、全く見えませんでした(T_T)
「ぞ〜〜〜・・・・・・」は昨日に引き続き、長くもなく、短くもなくでした。イルムートの出演者が幕から出てくるぐらいで終わりでした。


休憩。う〜ん・・初の最前列、思ったほど興奮しないなぁ・・・なんて思ったりして(^^ゞ贅沢ですね。


マスカレード。迫力があってすごくいいんですけど、やはりこのシーンはもうちょっと後ろで全体的に見るのがベストかなと。
頭を視界が限られちゃうんですよね。隅から隅まで見るには、頭を動かさないといけないので^^;

昨日格好いいな〜・・と思った、鈴木ラウルの後ろ向きでの仁王立ち。(マダムとのやり取りの前の暗転しているところです)
今日は目の前でしたが、う〜ん、間近すぎて、格好いいというふうには見えなかったです(笑)

支配人室でのみなでのやり取りはやはり、五東さん。いいですね〜。
五東さんはこのあたりぐらいのシーンから一気に私の中でツボな演技をしてくださいますね。
「あちこちに引きづられて・・・命さえ危なくなる・・・」と何かがとりついたように歌うところは思わず、引き込まれます。
上手いな〜・・・って!

墓場にて。
いいんだけど、やっぱり高井さんと微妙に合っていない気がするんですよね〜。
高井さんが合わせきれていないというか。五東さんが気持ちよく歌いすぎというか(^^ゞ
どうしても、1つになったファントムとクリスには見えないんですよね〜、私には。
今日はちゃんと照明も「宣戦布告だ!!」まで高井さんに当たっていたんで、良かったです。
高井さんもホッとされたと思います^^;

ポイント・オブ・ノー・リターン
やっぱりここの高井さんと五東さんの演技は本当に絶品だと思う!
1番良かったシーンは?と聞かれたら、間違いなくここの場面だと思います。
高井さんの官能度はもうご承知の通りですが、五東さんもなかなかのもんですよ(^^ゞ
昨日に続き、クリスが後ろからファントムの肩あたりに腕を回すところは、ドキドキしてしまいました。
濃厚だ〜・・・(>_<)どうしても日常であんなことをしたら・・・と考えてしまう、私です(バカですね)。
仕事場でやったことがあったけど、やっぱり相手は動揺してたもんね〜(爆)っていうか、やるな!ですね。
高井さんが力強く、五東さんの腕を掴んでましたわ〜、今日もね。
う〜ん、どうして、あんなふうに声と手だけで、観客をドキドキさせれるんでしょう。

クライマックスは昨日に続き、3人共熱演でしたね〜。
どうしても五東さんの演技に2人が合わせているような気がして仕方ないんですけどね(^^ゞ
五東さんが強く・・というか、声量豊富に歌われるので、鈴木さんも高井さんも気持ち、力が入っているように思うんですよね。
マネキンを投げるところは・・・高井さん。大きく翻っていました^_^;
多分、思ったように投げれなくて、バランスを崩したのか、はたまた足で蹴ったのか・・・しっかりは見れなかったんですがね。
昨日、ちょっと注目していた、高井さんの大きく見開いて、クリスだけを見て歌う、「救えるのは〜・・君だけ〜・・・」
よくよく見ていると、ラウルが縄で首を括られてからって、ファントムとクリスってずっとお互いの目を見ているんですね〜。
その目の演技に今回は注目させて頂きましたわ。
高井さんの大きく見開いた目!結構ツボですわ。

ファントムとクリスのキスは・・・五東さんの身体で被ってしまい、しっかり見えないんですが、やっぱり軽くしているように見えるなぁ・・(^^ゞ
いや、それはそれでいいんですけど、それならそれで手とかでうまいこと隠してくれればいいんですけどね。
大前さんのクリスはもう完璧にぶつかっててましたからね〜(~_~;)す、すみません。こんなことに拘ってしまって・・。でも重要ですよね!?
席的には1番遠い、高井さんなのでちょっと寂しかったりするんですがね(笑)
「I love you・・・・」は本当に綺麗で、悲しくなってきますね。純粋なファントムの気持ちが痛い程に伝わってきます(+_+)


今日も高井さん、集中力が途切れない、素晴らしい演技だった・・・と思います。
本当にうまくなったなぁ・・・と思います。



・・・・でも。
何だか、伝わってこないの。最初にも書きましたが、クリスティーヌの愛情はともかく・・。
神経が行き届いているのはいいのですが、高井さんとファントムが重なっているように見えないの。
ファントム、クリスティーヌ、ラウル。それぞれの演技は本当に素晴らしいし、別にかみ合っていないわけではないんです。
でも・・・+アルファを感じられない。もう1つの力が見えてこない。
何でだろう・・・

今回の観劇。今日も昨日も最後まで私、素で見てたんです。
いつもだったら、最後がどうなるか分かっているのに、クライマックスは固まってしまうぐらいに、ドキドキして見てた。
高井さんではなく、ファントムとしていつも見れているのに、今日は最後まで高井さんとして見てましたね、私。
密かにあぁ。明日からまた仕事だ(+_+)と考える余裕さえあった。

今日の舞台が悪かったわけではありませんよ。観る方のその時の状態でも観方って変わりますからね、
あくまで私は不完全燃焼だっただけです。


こんな感想を書くのは私も嫌なんですが、でも今回はこう感じてしまったから。
本当は不完全燃焼なのに、絶賛するような感想を書くのは嫌ですからね。

カーテンコールは3人で登場されるのもあって、良かったです(^^)昨日は無かったものね。
高井さんの満足そうな笑顔も見れましたしね。
目が合うかも〜♪なんて思いながら、必死に拍手をしてたりしたんですが、全くでしたね(^^ゞ
はっきり言って、ここらで1つ目でも合っていたら、観劇の感想も変わっていたかもしれませんね(笑)

舞台の感想は十人十色、正解も不正解もない。
以前、友人に言われたことですが、本当にそうですね〜。
改めて実感した次第です(^^ゞ


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不完全燃焼でも、もう次の日・・いや帰って来たその日から、また高井さんの声が聞きたくなる、この摩訶不思議。
次の観劇までちょっと期間を開けようか・・・なんて思っていたのも束の間。
もう観に行きたくなってる。

はぁ・・・(>_<)困ったものですな(爆)



10月3日  記







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10月3日  記


って、ほんとに行っちゃったよ、私(爆)