2003年2月19日(水) マチネ  オペラ座の怪人  京都劇場

キャスト
オペラ座の怪人 高井治 クリスティーヌ・ダーエ 村田恵理子
ラウル・シャニュイ子爵 柳瀬大輔 カルロッタ・ジュディチェルリ 河合和代
メグジリー 安食智紀 マダム・ジリー 西島美子
ムッシュ・アンドレ 林和男 ムッシュ・フィルマン 青木朗
ウバルト・ビアンジ 石井健三 ムッシュ・レイエ 松下武史
ムッシュルフェーブル 深見正博 ジョセフ・ブケー 須郷裕介
☆アンサンブル☆
佐野正幸 寺田真実 平野万里 岩本潤子
三原康志 田井啓 中島さやか 笠井真由美
長裕二 末谷満 高橋早苗 中川愛子
才加志実 岡山梨都子 池田さやか
加藤理恵 堀水菜子
野村仁美 安那瑞穂


今回は友達2人を引き連れて行って参りました。
彼女達は今回で2回目。先回は村さんのファントムだったんで、今回はリベンジ!ってことで、
何とか高井さんのファントムを見せれるってことになったのです。

高井さん、今日もいい演技でしたね〜。
細かいところまで神経がいき届いていて、本当に完成度が高かったです。
3週間の充電が効いているなぁ・・と思うと同時に、
千秋楽が間近にせまっている(T_T)と実感するほど、熱い演技でした。これは舞台全体に言えますね。皆さんの思いが1つになっている(^^)
丁寧に演じられながらも、目をひくような激しさみたいなところもあって。
全体的に安定していました。
今回も高井さんの魅力を見せ付けられちゃいました(^^ゞ
 と、ところが・・。なぜか高井さんの声。全体を通して、マイクを通した声に聞こえるんです!!これがマイクの音量上げ過ぎ!っていうやつなんですね。
それが非常に、非常に残念でした。
どうして、どうしてマイクの音量が上げていたのか・・。
今の高井さんの声には必要がないぐらいに、声量も十分あると思うのに・・。
折角の美声が台無しになっているようで、本当にもったいなかったです。

ミュージック・オブ・ザ・ナイトなんて、ある意味、テープを聞かされているようで・・。
高井さんは全然悪くないのに。高井さん可愛そうでした。
前の方の席だったのに、マイク声が聞こえてくるんですよ〜(^^ゞ
友達もマイクの音が大きいよね?と気付いていたぐらいです。
う〜ん、確かに高井さんの声って、ある意味人間業じゃないというか(爆)、
普通に歌っていても、エコーがかかっているというか、
もしかしたら、マイクのように聞こえてくるような声ではあるかもしれませんけどね。
でも・・・やっぱい勿体無く感じてしまいました。

それでも高井さん。ミュージック・オブ・ザ・ナイトを始めとして、
最初から最後まで丁寧に歌われていましたね〜。
マイク声のことはともかくとして(こだわり過ぎ^_^;)、かなりレベルの高い演技だったと思います。
墓場にての高井さん、いい意味で素のような演技で、ファントムの心境がすごく伝わってきました。
ポイント・オブ・ノー・リターンを見てて思いましたね。
今日のファントムはもう半分諦めている。
ダメ元だけど、クリスに想いを伝えないとやりきれない・・と
いった感じで、それが悲しくて悲しくて。涙目になっている?高井さん?!・・と
思ったほどです。
それでもマイクの音量に最後まで納得が出来なかった私でしたが・・・ 
満足げな顔の高井さんをカーテンコールで見て、救われた思いでした。
密かに友達が「あのファントムの人は客席の前方も見てくれるんだね〜!」と、言ったのが嬉しかったりして(^^ゞ
 
しかし・・・・・そんなた友達は・・・・柳瀬さんのラウルに魅せられていました・・・。
ファントムよりラウルを絶賛するんですよ、友達2人とも(+_+)
前見た村さんのファントムより、今日のファントムのがいい!と言ってくれるのを、内心期待していたのに・・。
まさかラウルの味方になるとは思いもしませんでしたね(-.-)(というか、味方、敵っていう表現はおかしいですが)

まぁ、私に合わせてくれたのか、「確かにファントムの声もいいね〜」とは言ってくれたけど。人それぞれだから、しょうがないですけど・・・しかし・・・(ーー;)
はっきり言って・・顔で負けたようです、高井さん(爆)
顔と声でラウルだそうです、友達曰く!
そしてあの熱さにやられたようです・・クリスティーヌが羨ましかったと言っておりました。
マスカレードなんて、にやにやして見てましから(ーー;
友達があまりにも絶賛するので、柳瀬さんのラウルもかなり注目していたんですが、
本当に熱いですね、彼は。
確かにクリスティーヌへの愛は彼がピカイチかもしれない。
あまりに友達が絶賛するので、私も目で追いましたが(もちろん、高井さんが出ていないときです^^;)
・・・熱い、熱い、熱い!
笑顔が眩しい!!
呟きが本当に多い!!!
うん、やっぱり柳瀬さん、輝いている。
しか・・・・、そんな柳瀬さんが憎かった(ーー;)
もう、ファントムの怒りと同じぐらいに、柳瀬さんが憎いかも(笑)
柳瀬さんが熱ければ熱くなるほど、憎かった(爆)

それにしても、高井さん、村田さん、柳瀬さん。かなり見応えのある舞台にしてくれていますね〜。
間違いなく、私の中でベストキャストである3人ですね。
柳瀬さんを目で追うことに必死だった(笑)友達も、最後には涙を流していて・・・許そう(^^ゞ
観れば観るほど、上質で層が厚くなっていくように感じる舞台。
それと比例して、千秋楽が間近であることも物語っているような気がして・・寂しいですね。
溢れんばかりの情熱で全力で演じてくれるオペラ座メンバーが私は大好きだ!と改めて思いました。


次に京都へ行く時は・・・千秋楽に続く、最後の3日間・・。
 

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