2002年10月25日(金)ソワレ  オペラ座の怪人  京都劇場
キャスト
オペラ座の怪人 高井治 クリスティーヌ・ダーエ 村田恵理子
ラウル・シャニュイ子爵 鈴木涼太 カルロッタ・ジュディチェルリ 河合和代
メグジリー 石倉康子 マダム・ジリー 西島美子
ムッシュ・アンドレ 林和男 ムッシュ・フィルマン 青木朗
ウバルト・ビアンジ 半場俊一郎 ムッシュ・レイエ 立岡晃
ムッシュルフェーブル 深見正博 ジョセフ・ブケー 澤一考
☆アンサンブル☆
谷淳三 内海啓 井田智子 岩本潤子
田井啓 孔大愚 中島さやか 葛西真由美
三原康志 斎藤翔 高橋早苗 中川愛子
才加志実 岡山菜都子 鷹栖千香 
堀水菜子 安食智紀
野村仁美 戸田真美
最後まで行くか迷った、今回の遠征。
結局は泊まりでソワレ、マチネを見る、いつもよりお金をかけていました(笑)
でも行ったことに全然後悔はしていません。
それだけの舞台を見せて頂きました。


オークション
鈴木ラウル。石丸ラウルに似ている・・・と、以前思いましたが今回はそう感じず。
やはり、鈴木ラウルとして見えてきた証拠でしょうか。


オーヴァーチェア
もうこの時の場面を見ただけで、来て良かった・・とつくづく思いますね。
私はシャンデリアも好きですが、次々と幕が上がっていき、昔に舞台が移っていくのが好きですね。
さりげなく上がる幕を見る度に、あれはあの時使うやつだ・・と自分を試しながら(笑)見ています。
アンサンブルが結構変わっているので、雰囲気が違いますね。
河合カルロッタ、種子島さんに最近は慣れていたのですが、小柄で痩せてらっしゃるので貫禄というのは感じられないですね。
この時の立岡レイエ好きです。
ルフェーブルに「恐れ入ります!!」と苦味虫を潰したように言う表情、「公演は中止になるでしょう」と言った後に、手を天に仰ぐとこ。
いつも注目しています。
あの格好が似合ってらっしゃいますね。

Think of me
村田さん、今日は何だか声が不安定。高音が気持ちよく出ません。
でもそれ逆に、おどおどしてといまどいながら、自信がないクリスと重なっていました。
ただアンドレ達の「中々いけるじゃないか!」と言っている時点では、これじゃ、いけないでしょう!?と思ってしまいましたね(^^ゞ


ミラー
高井さんのお顔が出てきただけで、私の心臓の音は大きくなりますね。
今回はそれが大きくて、ミュージック・オブ。ザ・ナイトが終わるまで、ドンッ、ドンッ、ドンッと聞こえていましたね。
オペラグラスを持つ手も震えていたし(>_<)
いつもミラーの後ろにスタンバイする高井さんをチェックしてしまう私なんですが(目を凝らせば見えるんですよ(^_^;))、ほんと高井さんの声は振ってきますね。


ミュージック・オブ・ザ・ナイト
今日の高井ファントム。
クリスへの内なる愛情を感じました。
表面上は淡々と歌っている印象は受けるんですが、体の中はクリスへの愛でいっぱい。
それを表に出さないのが逆に恐くて。何をしでかすか分からない危険な愛情を感じました。
クリスを連れてきた嬉しさより、今からクリスに何をしようかな・・と思っているような・・(>_<)
声も十分に出ていて、いつも気になってしまう♪・・・闇の中で〜〜のところもいい具合に出てましたよ。
♪私に触って欲しい・・のところは、果たしてあの触り方でいいんでしょうか(^_^;)
濃厚ですね〜。思わず、ゴホンッ(ーー;)と咳をしたくなりますわ。
最近、思うのですが仮面を取られた後の♪業火に焼かれた・・の出だし。
以前に比べて、間を持て余さなくなりましたよね。クルっと向きを変えるのもなくなったし。

舞台裏
いつも思うのですが、ブケーがバレエダンサーを脅かしているところで、舞台下から出てくる、ファントムとクリスって本物ですかね?!
何だかニセモノに思うのですが、別にニセモノを出す必要もないとこですしね。


支配人室
青木さんの新聞投げが珍しく失敗していたんですが、今日の7重唱。
鈴木ラウルの声が溶け込んでいて良かったです。
しかし、鈴木ラウルは支配人達を見る目が本当に恐い!


イルムート
コントラルトが秋山さんから井田さんに変わってしまったんですが、意外に背が大きい方ですね〜(@_@)
アンサンブルをされている時は気付かなかったです。
秋山さんも大きかったですしね。(秋山さんのマダム・ジリーはそりゃ迫力があった)
ここの河合カルロッタは可愛かったですね。ファントムの声が聞こえた後の動揺ぶりが見てて面白いです(^^ゞ
しかし、私は必要以上に上ばかり見てますね。
最近、周りのお客様にプロセアムアーチの上にファントムが出ていることを知らせているかもしれないです(笑)
私が上を見るので、隣の方も思わず上を見るみたいな(笑)


All I ask you
屋上に行く前の「心配するな、僕がいる」をクリスに向かっているラウル。
優しさと頼もしさに満ち溢れていましたね〜。
しかし、やっぱり鈴木ラウル。村田クリスより年下に感じます。
実際、どうなのか知りませんが、村田クリスは落ち着いているんですよね。その割に鈴木ラウル熱いというか一生懸命さを感じるので、ある意味クリスがラウルの愛が受け止めるのも???なんですよね。
ラウルの顔を正面に見ながらも、その向こうにはファントムの顔を見ているような気がして仕方ありませんでした。

天使像
天使像が下に下がり始めたとこで、隣の方が携帯を見た!!
真っ暗な闇の中、携帯の緑の光が・・。あれは上から見ている高井さんにも絶対に見えましたね(-_-メ)
許せない・・。
話は戻って、天使像の上の高井ファントム。
村さんに負けず劣らず、哀愁を感じました。
最近、♪愛を与えた・・音楽を与えた・・の裏声(?)を聞くのが私的に楽しみで仕方ない。
♪決して許しはしないぞ〜〜も今日はとっても良く声が伸びて、最後は闇に消えていくような感じでした。
う〜ん・・今日の高井さんは艶かしい・・。


休憩中になった途端、笑いあった隣の主婦3人がた。
どうして(-_-メ)・・・どこで笑ったのでしょう。
周りは大人ばかりでいいと思った、周囲の環境。
前の人は寝てるし・・でどうなんだろう(^_^;)


マスカレード。
何回見ても目移り(^^;)そして謎は解けない。
お猿さんの衣装が途中で変わってると聞きましたが、分からなかった。シンバルを途中で他の人に渡してるのは見ましたが。
後、渡しているといえば、マスカレード!と皆が並んで大合唱をする前にカルロッタがさっと緑の人に目がねを渡している。
あれは何か意味があるのかな。
しかし、私はクリスとラウルの単独での踊りのところがが好きです。←分かりますかね?!


支配人室
村田クリス、ここの演技は本当にうまいですね。
「やめてちょうだ〜い!!」の声にはいつも真に迫っていて、驚きます。


墓場にて
いつもどきどきしながら見てるんですが、今日はどちらか言うとクリスからのがファントムを求めてる気がしましたね。
クリスはファントムの前だけ、素直な心をだす。危険なからも強く引かれている。
ラウルの前だとお姉さんなクリスがファントムの前だと一人の女性でいられる気がしましたね。


ドンファンの勝利
もうファントムが本当に怖くて。なおかつ色っぽい。
内なる愛情かつ狂気が見えかくれして、ファントムから目か離せない。
ファントムがくリスに近付くとこなんて、私もうクリスな心情でした(笑
)ファントムがこつ、こつ、こつ、と近付いてくるのを肌で感じました。
今日のファントムの集大成のようでしたよ。
クリスも本当は待ってたでしょ!?と突っ込みたかった。
♪どんな時でも・・なんて押さえていたものがあふれてくるのにとまどっているように、弱々しく歌ってらして涙か出そうでした。
そうかファントムが狂気でいられるのはラウルをはじめとした人たちの前だけで、クリスの前はクリスの心を気にした弱々しい一人の男なんだ・・とつくづく思いましたね。
再びクリスをさらっていくとこなんてクリス、あれは絶対に嫌がってないと思いましたもん!


怪人の隠れ家
♪再び〜来るのだ・・・はラウルやマダム・ジリーらのやり取りが遅かったのか、少しタイミングがずれた気がするんですが、
見えかくれしてたもの、がついに飛び出した感じで激しかった・・。
振り向くとこも迫真にせまってますね。
クリスの♪植えた悪魔の餌食なわたし〜・・に今日のクリスから出てくる言葉ではないと違和感を感じるぐらい、今日のクリスはファントムを求めていたと思う。
鈴木ラウル。泣いているような声を出されてましたね。
そんな姿を見て、クリスのが肝っ玉が座ってるような気がしちゃいました。
3人の重唱はやはり、鈴木ラウルの声が目立ちますね。
ファントムとのキスはちょっと淡々としていたのですが、ためが長かった。
♪行け行け行ってくれ〜・・・は・・・(>_<)
激しかった。倒れこみそうでしたね。私も悲しくて悲しくて。
身動きできなかった。
♪クリスティーヌ・・・アイ・・ラ〜ブ・・ユウ・・・は何もかも取り払った、素直なファントムの声ですよね。
未だにこのシーンを思い出して、悲しくなります。


良かったですね〜、オペラ座の怪人。
何回も見ているのに、やっぱりまた見たいと思わされる舞台。
次の日も見れる幸せ。
他の役者さんも気になりましたが、今回はこのへんで終わっときます。
そして、今度はマチネに話は続く・・(^_^;)






2002年10月26日(土)マチネ  オペラ座の怪人  京都劇場

キャスト
オペラ座の怪人 高井治 クリスティーヌ・ダーエ 大前さおり
ラウル・シャニュイ子爵 鈴木涼太 カルロッタ・ジュディチェルリ 河合和代
メグジリー 石倉康子 マダム・ジリー 西島美子
ムッシュ・アンドレ 林和男 ムッシュ・フィルマン 青木朗
ウバルト・ビアンジ 半場俊一郎 ムッシュ・レイエ 立岡晃
ムッシュルフェーブル 深見正博 ジョセフ・ブケー 澤一考
☆アンサンブル☆
谷淳三 内海啓 井田智子 岩本潤子
田井啓 孔大愚 中島さやか 葛西真由美
三原康志 斎藤翔 高橋早苗 中川愛子
才加志実 岡山菜都子 鷹栖千香 
堀水菜子 安食智紀
野村仁美 戸田真美
♪ご注意を〜・・。すみません、掲示板に書き込んだものとほぼ同じ内容となっております。

感動しましたね。
今日のマチネは初見の大前さんのクリスだったんですが、期待以上でした。
歌声が素晴らしかったですね〜。
何と言っても、高井さんと声の相性がいいっ!
墓場にてのシーンでは鳥肌もので、思わず泣いてしまいそうでした。
聞いていた通り、高井さんと同じ匂いがする歌声ですね。
これで歌声に感情が入ったら、もっと良くなるんじゃないでしょうか。
あと、Think of Meの時、ヴェールの使い方がまだ上手じゃないかなぁ・・と。
日頃、気にしていたことではありませんが、大前さんを見て、村田さんはヴェールの使い方が優しい感じで感情を声とヴェールの触れ方で表しているなぁ・・と改めて思いましたね。
また大前さん、高音は気持ちいいほど出るのですが、ちょっと持ち上げているかもとも思いました。
とは言っても、私的には大満足です。
演技のほうも思ったより、自然にされていて可愛かったですよ。
きっと村田クリスが好きな方でも、大前さんのクリスは受け入れるだろう・・と思いました。
デビューして間もないのに、これだけのものを見せて貰えるのなら、これから先はどうなるんでしょう?期待大ですね。

さて高井さん。
ふふふふふふ・・・・
艶かしいですね。
押えた演技、押えた歌声が、よりファントムの恐ろしいまでのクリスへの深い愛情を感じさせ、ファントムが舞台にいる時は物音一つ立てれない緊張感に包まれていました。
狂気でしたね〜。
声もお疲れなんて全然感じさせず、力強かったですよ。
マチネは全体的に、バランスが・・・(*_*)という印象を受けたのですが、ソワレはよく、高井さん自身は両方とも絶好調でした。
村田クリスとの濃厚なあのシーンもいいですが、大前クリスとの♪墓場にて・・の溶け合った歌声も捨て難いですね(>_<)

語りたいことはたくさんありますが、今回はほどほどにしときます(^^ゞ
幸せな2日間だったことは確かです☆

明日のイベントに行かれる方がより羨ましくなりましたね(笑)

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