2004年1月3日(土)ソワレ   ライオンキング   新名古屋ミュージカル劇場

キャスト
ラフィキ 康理愛 ムファサ 田村雄一
ザズ 雲田隆弘 スカー 川地啓友
ヤングシンバ 酒井公輔 ヤングナラ 森島美玖
シェンジ 小松陽子 バンザイ 中山大豪
エド 出口敏之 ティモン 羽根淵章洋
プンヴァ 北村がく シンバ 宇都宮直高
ナラ 大平敦子 サラビ 石村友見
アンサンブル
丸山田加賜 羽山隆次 長田和之 武智正光
秋山雅史 阿川健一郎 四茂野勝都 鹿渡直之
櫻井秀樹 塚下兼吾 廣野圭亮 品川芳晃
古田一哉
岡本和子 滝口律子 阿部幸 朴琴淑
加藤聖恵 高橋あすか 伊藤亜佐美 小山ゆみ子
松下沙樹 神谷れい子 松元美樹 松田英子
【パーカッションT 樋口左恵子 パーカッションU 村瀬裕也】


久し振りにライオンキングでも観ようかな〜・・・と突然思い立ち、職場から前日予約しました(^^ゞ
2時きっちりにかけれた為、良席をゲット♪
お正月が明けて間もない、新名古屋ミュージカル劇場に久し振りに(笑)行ってきました☆
異国の丘の放送日だったこともあって、後ろ髪引かれる思いで・・・(^^ゞ
地元はいいですね〜。5時半開演で4時近くに家を出て、間に合うんですから(苦笑)

本当に久し振りな名古屋の劇場。一体今日のお客さんの中で、福岡に通っている人はいるんでしょうか?(爆)
門松が置いてあったり、晴れ着の人もいたりして・・・お正月だ〜♪ワクワクドキドキ!
ここまで書いてなんですが、キャスト別にさら〜っと書かせて頂きます♪
今回は初めて見るキャストも多く、ある意味それらが行く決心をした理由でもあります(^^)


川地さんのスカー。
1番見たかったのはこの方のスカー☆
東京で初登場されて以来、ずっと見たかったのです。

川地さんのスカーは・・思った程インパクトが強くはなかったかな。
シンバ、ムファサ、ザズー、ハイエナ。それぞれの人物に対しての態度が違いますね〜。
もちろん、どなたが演じられてもそうなんですが、川地さんは凄くその差がはっきり見えた気がします。
声の使い分けもしていますよね。裏返るような声を出したかと思いきや、関東軍ばりの怖い声。
ヤングシンバに対しての猫なで声で話しているような態度は、ちょっと笑えました。
ただ私としては、大迫力があるスカーではなく、ちょっと残念!
一体スカーはどんな人物なんだ?っていう感じがして・・。
もしかしたら、スカー自身、本当の自分というものが分からなくて、苦しんでいるのもあるかもしれない。
そんなことを思わされた、スカーでした。
それと腕力ではなく、知恵があるスカー・・・っていうのが、1番しっくりきましたね。
あっ、そうそう。川地さんのスカーは私が今まで見たスカーの中で1番細いですね。お顔も小さい(^^ゞ
正直、李香蘭での関東軍がちらついて、ちらついて・・。
それを取り払うのに苦労しました(苦笑)
もう一度、改めて見たいような気がします。

田村さんのムファサ。
風格たっぷりで、包容力を強く感じたムファサでした。
新木さんはシンバを前にすると、顔つきが一気に王ではなく、子を見る父親の顔になったのに対して、
田村さんはシンバを前にしても、やっぱり王としての風格はある感じで。
普段、しゃべることはないお父さんだけど、尊敬できるお父さん・・・という印象を受けました(笑)
常に前にいるお父さんって感じ。・・・分かりにくいですね(^^ゞ
子に対して、冷たいわけではないし、愛情もしっかり注いでいるんだけど、まずは王としての役目を担っている風格。
新木さんのムファサはシンバといる時だと、隙が出来てしまう気がするんだけど、
田村さんはそんな時でも隙が出来ない気がしましたね〜。

ちなみに私は、新木さんのムファサのほうが好みかな〜。
あの痒くなるような甘い声(笑)が好きなんで。それとあのシンバやザズーに対する優しい笑顔も(^^ゞ

宇都宮さんのシンバ。
声が高いんですね!さわやか〜♪な声で。良い意味でアニメ声。
そして小柄で華奢!
印象的には北澤さん系な雰囲気でした。
(というか、吉原さん、北澤さん、宇都宮さんと見て、吉原さんだけ系統が違う気がするのは、まだ私がLK初心者だからでしょうか(^^ゞ)
父親であり、王であるムファサを死に追いやってしまった・・という重い過去を引きずってるものの、
それを感じさせない明るく純粋で・・肉食動物ではない草食動物な雰囲気。
まさにティモンやプンヴァと一緒に暮らしてきたんだ〜♪という印象でした。
このシンバが本当に王になれるのか・・という不安は感じたものの、
ラフィキにその気にさせられて、故郷に戻る時のシンバは頼もしかったです。
その成長振りが凄くよく分かりました。
宇都宮さんのシンバ、良かったです。

大平さんのナラ。
声も姿も大人〜な雰囲気のナラ。
宇都宮さんのシンバだとちょっと相性がよくないかな〜・・と最初思ったのですが、
だんだんと可愛らしさも見えて、違和感は感じなくなってしまいました(^^)
ちょっと高音がきつそうでしたが、低音は迫力があって良かったです!


特に印象に残った・・というか、注目して見た方たちはこのぐらいです。

後は、ハイエナ達の歌声に迫力を感じなかったのがちょっと残念でした。
多分、以前見たシェンジの高島田さんの歌声がすごく耳に残ったから・・だと思うんですけどね(^^ゞ
ティモンとプンヴァの掛け合いは、もうさすがですね!見ていて楽しいっ♪
しかし、名古屋弁。使いすぎです、あれは(笑)
日頃、名古屋弁は使っていなくても(←私の住んでいる地域はまたちょっと言葉が違うんです)、
全て分かるのはやっぱり地元人なんですね〜。改めて思いました。
そういえば。私、ホームページではあんまり方言は出ていないつもりなんですが、他地域の人に聞けば、随分出ているようで(ーー;)
分からない表現もかな〜りしているんでしょうね(苦笑)
ティモン達のセリフを全て覚えれる頭を持っていたら(!)、全部観劇キロクにでも書いて、解読(笑)するんですけどね〜。
なんせ、すっかり忘れちゃうんで^^;
次回行った時は、ちょっとは覚えてきます(笑)


カーテンコールは何度も何度もあって・・・
スカーの川地さんばかり見ていた私(照)、最後の最後でやっと笑顔が見れて、嬉しかった〜。
このもう一回の拍手を待っていたかのように、「よっしゃ!!」っていうような表情をされて笑顔でした。
ライオンキングという演目と名古屋のお客さんの性質(?)が合わさるからでしょうが、本当に拍手が止まない!!
劇中の拍手もとっても大きいし!!
日頃、オペラ座に慣れている私としては、ちょっと複雑な気持ちでしたよ(^^ゞ


なんだかんだとオペラ座が頭から離れないし、ますますオペラ座を見たくなってしまうという摩訶不思議でしたが、
今年初観劇を華やかに彩ったライオンキング・・良かったです♪



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