2002年10月16日(水) ソワレ  壁抜け男  アクトシティ浜松

キャスト
デュティウル 石丸幹二 イザベル 木村花代
部長・刑務所長・検事 光枝明彦 八百屋・娼婦 丹靖子
C氏(公務員)・看守1 小林克人 ヂュブール医師・警官2・弁護士 喜納兼徳
B氏(公務員)・囚人・警官1・ファシスト 荒木勝 画家 佐野正幸
M嬢(公務員) 佐和由梨 A夫人(公務員)・共産主義者 横山幸江
乞食・看守2・裁判長 寺田真実 新聞売り 有賀光一

♪壁抜け男が待ってるぞ〜っ!ということで見に行ってきました。
実は私、全国公演に行くのって初めてなんですよね〜(^^ゞ
今回は浜松まで行ってきました。車では行ったことがあるけど、電車で行ったことはなかったんですが、まさかあんなに近いとは!
地元の1番近いJRの駅まで行ったんですが、そこから1時間もしないうちに着いちゃいました。
そうか、浜松は電車で行くのが正解だったんですね。勉強になりました。
また会場のアクトシティ浜松は駅に直結しているんですよね。しかも、ファッションビルがあるんで、時間も潰せてかなり快適でした。

劇場はあまりの大きさ、豪華さ、綺麗さにびっくり(@_@)
確かにアクトシティ浜松の建物自体が新しいですものね。
何だか、専用劇場とは全く違った雰囲気で、舞台も広い広い!
正直、壁抜け男がこんな大きな所でやるのは無理があるなぁ・・と思いましたね。
しかも、私の席遠かった・・。
専用劇場のありがたみを知りました。
スピーカーの音もあんまり良くありませんでしたしね。
でも、この大きな劇場がお客さんで埋まるから、すごいです。

と、色々言ったところで、いよいよ本題です(^^ゞ


石丸デュティユル。
やっぱりさすがですね〜。
何をやってもぴったりはまる!そつなく演じられていました。
ほんと、石丸さんって、見た目も中身も素敵な方ですね〜。
人気があるのが分かりますわ。
私も隠れファンでいきますわ。
この前、アスペを見たばかりですが、もう違う仮面をかぶってらっしゃる。
当たり前といえば当たり前ですが、見ていると他の役とかぶって見えないとこがすごいなぁ・・って思います。
主役をいっつもはっている方ですが、並大抵の努力じゃないんでしょうね。
今回は席が遠くて、舞台も広くてで、お顔をまともには見れなかったんですが(オペラグラス使ってもぼけた・・←軽さ優先で安いのを持っていったことに後悔(+_+))、
声を聞いているだけで嬉しくなりますね。
石丸さんの声って、どうしてこんなに心地良いのでしょう?!
柔らかいお声で、無理なく出てるんですよね。優しい声ですね〜。
それでいて声量がある。
もう自由自在に色んな声が出せるんでしょうね。
ちょっと、警察官達と踊った後、微妙に息切れを感じましたが(あそこのシーン厳しいですよね)、イザベルとの重唱もばっちりでした。
しかし、木村イザベルと並んでも、それなりに見えるのは、石丸さんが若く見えて男前(^^ゞだからでしょうね〜。
また、今回石丸さんのキスシーン見てしまいましたわ(笑)
名古屋で見たとき、あの王子様のような石丸幹二がこんな平凡な男を・・・(^_^;)石丸幹二が踊ってるよ〜・・(@_@)とか思ったんですが、
今回はいい意味で石丸さんとデュティユルが重なっている気がしました。
私、もしかしたら、石丸さんはデュティユル役で見るのが一番好きかもしれません。
そうそう、見ていて思ったのですが、石丸さん、以前より弾けてましたね(^^)
楽しそうに演じられていて、何だか石丸さんってデュティユル役を愛しているんだなぁ・・と思いましたね。
今回、石丸さんが見れて良かったです♪
でも、下村さんもかなり気になる・・。ハムレットのようですわ。

木村イザベル。
イザベルに新キャストと聞いた時、木村さんにやって欲しいな〜・・思っていたので、今回見れて本当に嬉しかったです。
想像通り、可愛いぃぃ(^^)
黄色のワンピースもとっても似合ってます。
光枝検事とは夫婦には見えないかも(笑)何だか、父と娘に見えました。
井料さんは何だか、若く見えても、美しい若い夫人って感じがしたんですが、木村さんさと美しいというより、可愛いんですよね。
微妙にロリコン・・いや、やっぱり父と娘に見えました。
石丸さんがぎりぎりかなぁ。
ごめんなさい、これは私の勝手な意見なんで、気にしないでくださいね。
高音も無理なく出てて、気持ちよかったです。
ちょっと、聞き取りにくい?!とい思ったこともあったんですが、やっぱり木村さん、私好きですね。
ピンクドレスのとこは・・・井料さんとは違う生々しさ(笑)
パンフレットで最初、片足上げているのを見て、おぉ(@_@)だったんですが、実際見てもおぉぉ(@_@)でしたね。
あれじゃ、デュティユルもびっくりでしょう。
思うんですが、イザベルがあんな姿で誘ってきたら、普通間違いなく誘いに応じるでしょうね。
私が男だったら、間違いなく・・です(笑)
そのぐらい魅力的ですよね。
マコの時みたいに、大きな口(失礼!)で歌ってなくて、良かったです(^.^)
そういえば、検事の悪態が暴露され、皆に責められているところで、ディティユルとイザベルって、もう見つめ合ったりしてるんですね。
ちょっと早すぎるんじゃないの?!って言いたくなりますが。
少し、検事が可愛そうです(^_-)
しっかし、お持ち帰りしたくなるようなイザベルでした(笑)
坂本さんのイザベルも見てみたいです。ピンクドレスのとことか、気になります(^^ゞ

佐野画家。
何だか、出てくる度にときめいてました(^^ゞ
やっぱり、佐野さんってほんと彫りが深いですよね。
遠くからみても佐野さんだけは、お顔がしっかり見える気がしましたよ(笑)
一つ一つの動作がカッコよくてね〜。何だか、決まってるんですよ。
立ち姿なんて・・もうっ!
ラウルの時はそんなに思いませんでした、なぜなんでしょう。
今回、画家の♪モンマルトルの丘に〜・・のところ。
歌詞が以前と少し変わってて、イザベルに密かに好意があることを示しているようでした。
私、以前見たとき、もしかして画家さんはイザベルが・・!?っていうのがありましたから、聞いたとき、やっぱりそうだったんだぁ・・と思っちゃいました。
だから、最後のほうでデュティユルとイザベルの心が通い合っていくところは、佐野さんばかり見ていましたから(^^ゞ
皆と一緒に祝福はしているんですが、どこかで曇りがあるんですよね。
特にデュティユルがイザベルの部屋(家)に入っていくところ。皆はやれやれといった感じで、笑顔で去っていきますが、画家だけは1人でフッと笑って、去っていくんですよね。
その表情に、画家の大人な心を感じましたね。
それがまた佐野さんだからこそ、似合う!
佐野ラウルに通じるものがありました。
話は戻って、♪モンマルトルの丘に〜キャンバス立てて〜・・の画家のソロ。
やっぱり、佐野さんって声が硬いですよね〜!どっちかいうと石丸さんとは全く違った声。
久し振りに佐野ラウルの声を思い出しましよ。
私はCDやビデオの渋谷さんの柔らかく歌う声に慣れていたんで、かなりの違和感を感じましたね。
実はこの「街の画家」(←曲名です)私はお気に入りの曲だったんで、少しショックだったんですが、
ここで強く思ったことが一つ。
佐野さんはファントムをやるべきだ!!
声がね、ラウルというよりファントムだと思うんですよね。
つよ〜く思いました。いずれ、ファントムをやって頂きたいです(^^)
京都公演で佐野ラウルは出てきますかね〜?!
しかし、佐野さん。背も高いし顔は彫りは深い!お髭も似合ってる〜♪
あ〜、最近惚れっぽいかも(^_^;)

そうそう。今回の壁抜けって、ラウルが3人いるんですよね。
石丸さん、佐野さん、小林さん(以前、演じられていたそうです)。
特に石丸さんと佐野さん。デュティユルと画家の絡みは何だか妄想していましたね。
ラウル二人で、クリスをどうやって手に入れようか・・ファントムからどう守ろうか・・なんて相談していることを!
あ〜、こんなことを壁抜けを見ている最中に思うなんて(-_-メ)と思って、慌てて妄想を止めましたが(苦笑)
しかし、同じ舞台上に二人のラウルがいたのは不思議な感じでしたね。
もし、ここに柳瀬さん、鈴木さんがいたらどうでしょう?!←またもや妄想を始めるのであった・・。
そうだなぁ・・柳瀬さんだったら・・。看守とか?!(爆)
鈴木さんだったら・・・。新聞少年☆うっ、だめだ似合わない・・。じゃぁ、何だろう・・。じゃぁ、無難に(笑)公務員。
柳瀬さんも鈴木さんもちょっと無理がありますな(^^ゞ
でも、もし実現するのであれば、柳瀬さんと鈴木さんの演じられる警察官二入に挟まれた石丸デュティユルっていうのもいいかもしれない。
3人で踊っちゃったりして・・(^o^)
すみません、とんだ脱線をしました(ーー;)

話は戻して。
小林C氏。
びっくりしました。小林さんって、あんなに若く見えて、それまた細いっ!
思いっきり、デュトの時のイメージしかなかったので、ちょっとカルチャーショック(意味違うし(^^ゞ)でしたね。
髪型も何だかセットが難しいような感じで(^_-)
最初、誰だか分からなかったんですが、よく考えたらC氏って、小林さん?!?!
デュトのような歌声は聞くことが出来ませんでしたが、くるくる変わる表情やノリの良さに釘づけでした(^^ゞ
特に裁判のシーン。
小林さんのデュティユルを応援する掛け声(というのだろうか)が響いてましたよ。
看守の時もかなり大股ですし、サッカーボールを蹴る仕草も思いっきり足あげてました。
しかし、あんないい声をされている方なのに、もったいないような気がしたりして(-_-)
小林デュト見たくなりましたね〜。

有賀新聞少年。
メキメキ上達されいていますね〜!歌声が安定しています。高音も楽々出ていました。
表情や動きもイキイキしていて、新聞少年は彼意外いないなぁって思いましたね。
あの衣装も有賀さんにしか似合いません(笑)
他の方たちとの絡み、カーテンコールを見ても積極的というか、もう皆に溶け込んでいますね。
あ〜、いつのまにか時間がたっていたんだなぁ・・って、思いました。
あの爽やかな笑顔にはクラクラです(^^ゞ

光枝さん。
もう色んな役をされていて、ごっちゃごっちゃ。
え〜と、部長。検事。刑務所の所長。
以前と掛け持つ役が変わったんで、ちょっととまどいましたね。
特に刑務所の所長として歌いながら出てきた後、舞台袖に消えていくと、
すぐに刑務所にデュティユルを出せ〜!!とメガホンを持って市民の格好をして出てくるんで、んっ(@_@)どうして、また光枝さん・・もとい所長が?!てな感じでした。
しかも光枝さんは、今まで色んな役をされていたのを見てきたので、声を聞いた瞬間、舞台に出た瞬間分かります。
正直、どれも同じに見えなくもない(ーー;)
でも、光枝さんを壁抜けで見れたのは嬉しかったです。
欲を言えば、光枝さんの囚人が見たかった(笑)

丹さん。
見ていて楽しかった〜。この方がいなければ、面白くなかったでしょうね(^^ゞ
丹さんの声はとっても聞き取りやすくて、耳に残りますね。
娼婦の嘆きが聞けて嬉しかったです。
可愛いです(^^)

喜納さん。
以前見た時、かなりお気に入りになった方。
今回も楽しかった。
医者のソロで歌詞がちょっと変わっていて、女に本気になってはいけない!というのから、女もいいし酒もいいし・・っていうのに微妙に意味が変わっていました。
1番歌詞が変わったなぁって思うのは、この医者のソロの部分でしたね。
♪抜けられなくなる・・という言葉もなくなってましたね。先が分からなくなるようにしたんでしょうかね!?
歌い方もちょっと変わっていて、いかに自分が喜納さんの歌をよく聞いてたかが分かりましたよ(^^ゞ
違和感感じっぱなしでした(笑)

荒木さん。
体が大きいっ!
特に警察官として自転車に乗っている時は、自転車がつぶれないかと心配になりましたよ(^_^;)
ファシスト役の時も、舞台を転げる部分なんて、すごい音がしてましたもん!

そうそう、公務員4人の重唱で、部長登場のシーン。
♪アホ アホ アホンとにごもっとも〜っ・・のところのアホアホアホの部分。
部長に4人とも前かがみになって、嫌みったらしく唄ってますね。前より、リアクションがオーバーになってました。
私は公務員の4重唱が大好きで仕方ないですね。
皆の細かな演技が面白いですし。

横山さん、佐和さん。
安心して聞けますね。この方たちも壁抜けで初めて拝見して、それ以後動向をいつも気にしています。
佐和さん、微妙に口紅派手すぎませんか?!なんて思ったり(^^ゞ
受難のマリアも素晴らしかった〜♪叫び声も大迫力ですよね。

寺田さん。
看守と裁判長を演じられていますが、今回の全国公演から初加入ですよね。
さすがオペラ座アンサンブルをやっていただけある!オペラのような歌声で良かったですよ。
ビデオやCDの千野さんと全然違和感が感じなかった(いい意味ですよ)。
お姿がちょっとぽっちゃりですね。
でもワカメのような髪型で嬉しかったです(^^ゞ


ということで、キャスト別に感想を書いて見ました。
やっぱり、壁抜け男は楽しいですね。
何だか小さな幸せを貰って、帰りの電車も夢心地・・。。
カーテンコールも豪華だし。
カーテンコールといえば、思ったより熱かった〜。回数も多かったですし。
ここ静岡(浜松)にも、四季ファンがたくさんいるんだなぁ・・って思いました。
どうして先行で取らなかったんだろう・・ってつくづく思いましたね。遠い舞台を見て。
壁抜け、また見に行きたいです!!また一緒に唄いたい☆
平凡な暮らしでも人生は素敵ですね!
明日の仕事、頑張ろうっって勇気が湧きました(^^)





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