2004年7月10日(土)ソワレ 11日(日)マチネ 四季劇場・秋 
ジーザス・クライスト=スーパースター


キャスト
ジーザス・クライスト 柳瀬大輔 イスカリオテのユダ 芝清道
マグダラのマリア 佐渡寧子 カヤパ 高井治
アンナス 喜納兼徳 司祭1 長裕二
司祭2 増田守人 司祭3 小林克人
シモン 大塚俊 ペテロ 賀山祐介
ピラト 村俊英 ヘロデ王 半場俊一郎
男性アンサンブル 女性アンサンブル
↑アンサンブルは準備中

見る度に惹かれるこの舞台。
群衆の1人として、叫びたい気分です(^^ゞ・・・活字にするのはもどかしい・・・けど、記録に残しておきたい、この思い!
分かりますでしょうか(笑)

結局、何の勉強もしないまま東京に行ってしまったので、深いところまでは全然語れないけど、私らしく抽象的に(笑)思ったことを羅列して書いておきます。

やっぱりこの舞台は『熱くなる』
自分は観客なんだけど、自分もあの世界に入り込んだような気分になる。だから最後まで気が抜けない。
時に群衆の1人となったり、マリアとなったり、ユダとなったり、ジーザスとなったり。
実際のところ、それぞれの苦悩やら何やらはそう簡単に分かるようなものではないんだろうけど、その人物に自分がなったかのように見てました。
今回自分の中で印象的だったのは、ユダとジーザスのやりとり。ジーザスが裏切ったことを知ったジーザスのあのユダを見る表情の変化。
そしてそれに応えるユダ。
悲しみ、慈愛、哀れみ、絶望・・・・うぅ〜ん!あの表情は私には語れない。

あの2人は本当に凄いと思う。そう簡単に出来る役ではないし、そう簡単にあの2人の中には入っていけない。
あれは柳瀬さんと芝さんじゃないとダメだと思う。
私、泣きました。このシーンで。鳥肌というより、息が出来ない演技というのはこういうことなんだ・・と思った。

この舞台好きだな!と漠然と毎回感じるのは、群衆の熱い叫びに触れた時。あの熱気を肌で感じた時、無性にこの舞台が愛しくなります。
これは福岡を通して感じたこと。

なんなんでしょう、上手い言葉が出てこないのです、さっきから。
書けば書くほど、実際に思ったことから、遠ざかりそうで。
決して書くことへの逃げではないんですが・・。


ではキャストのこと。
ジーザスとユダは敢えてすっ飛ばします。

佐渡マリア。
正直、半信半疑というか、期待していなかったのですが、思ったより良かったです。
姿、声ともに綺麗。ただ私は佐渡さんの声を聞いていると肩がこります(苦笑)肩に力入っていません?
←これは人それぞれの好みなんでしょうが。
歌う時になると、動作が止まって固まっているのは仕方ないとして、強いて偉そうにいうなら、
もうちょっとジーザスを包み込むような愛情を感じれるといいかも。
でも、佐渡さんのマリア、決して嫌いではないですよ^^;

大塚さんのシモン。
とっても歌うまいですねー!!ビジュアル的には高さんのシモンのが好みですが(笑)、歌はほんと安心して聞くことで出来ました。

高井さんのカヤパ
言い方悪いですが、分かりやすい演技になっていました。歌の語尾や表情、動作がとっても激しくなっていましたね。
福岡で見た、内に込めたあの冷ややかさで、ある意味本当の怖さを感じたあの演技も愛しいですが、
今回の演技は客席の何処で見ても感じられる凶器で、これはこれでよかったと思います。
しかし、高井さんは上演中もありましたが、カテコで舞台袖に戻る時のあの異様なダッシュは一体何なんでしょう(ーー;
上演中に下手側の舞台袖に戻る時のあまりにも速さに一瞬感情が途切れて、笑ってしまった(爆)
カテコは・・一緒に戻る司祭さん達とリレーでもしているんでしょうか!?ジュースでもかけてんの!?←(^^ゞ
最後飛んでましたよ、高井さん(@_@)リレー最後のテープを切るかのように。
正直ね。今回はさほど高井さんには注目していなかったんですよ。
1番印象に残っている場面は?と聞かれたら、このカテコでのリレー、そして飛んだことかも。それほど衝撃的でした(爆)
ごめんなさい、こんなことで。




柳瀬さんのジーザスと芝さんのユダにすっかり圧倒された今回の舞台でした。
く〜っ!!見れるものなら、もう1回エルサレムを見ておきたいっっ!!!
全国公演まで待てるかしら!?→待つしかないけど。

お酒は弱いけど、非常に飲みたい気分です、今。
うぅぅぅぅぅぅぅぅ!!→叫び
叫びたいというより、吠えたい気分です(爆)


全く持ってレポになっていませんが、今回はこのへんで。



おしまい。



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