アジアアロワナの産卵
1回目 2009年 7月23日
産卵・・・そうその夢の様な出来事はある日突然やって来た。
2009年7月22日。いつものような毎日を過ごす最中、
PM11時頃そろそろ歯でも磨こうかなと洗面所に向かう途中
何気に水槽に目を向けてみると真っ白に濁っているではありませんか?
あれれ???と思って見てみれば、普段はしない石巻貝を拾い上げる様な行動。
(実際には拾ってないです)
水槽の底には黄色と白い破片もちらほら。
も、もしやと思いもう1匹のアロワナを見ればなんとお口がパンパンに!
産卵来たわ〜!!!!(嬉
奇しくも今日この日は日本中が騒いだ皆既日食の日でした(何かの縁?
(卵を咥えるオス 飼育水の濁りが凄いです)
最近の現状としては、オスは食欲旺盛で、メスはちょっと風邪気味かな?みたいに
水槽の隅っこでじ〜っとしてる事が数日前からありました。
大好きなセミを与えても食する事も無く。
あっ!前日のメスの肛門辺りはちょこっと膨らんで居たと思います。
(でも産卵経験者の方から聞いていたほど、そんなに目立って膨らんではいなかったですね)
求愛行動のペアダンスとブーブー鳴く行為は何年も前からの日常茶飯事でしたから^^;
皆さん信じられないかと思いますが、実はこの2匹、
約6年も前からペアリング行動してました(笑
その間もず〜っと2匹だけの飼育スタイルで。
もちろんその間に産卵は1度もなかったので、
この2匹じゃ無理なんだろうな〜って思っていたのが正直本心です。
現在オスの紅尾金龍は8歳で約60センチ、メスの紫紅金龍は7歳で約55センチです。
水槽サイズは2400×900×700Hの新水垂れ流し方式。
マーフィードのスタンダードで浄水した水を注入
PH6.8 導電率90マイクロジーメンス KH1 GH1 水温29度前後です。
(上の子が雄の紅尾金龍 下の子が雌の紫紅金龍)
幸いにも今まで酷いケンカは1度もなく、多少の小競り合いはあったもの、
そんな時はセパレーターで数日分ければ
また元の仲良しぶりでした(鰭がボロボロって見るに耐えなくて)
親しい友人からは「ホモかレズなんじゃない?」なんて言われた事もしばしばで(笑
今回の産卵はとても興奮し感動しましたが、
何よりも自分がオスメスと思っていた通りの結果に
なってくれた事がとっても嬉しかったですね。
でも後30分早く気が付いていれば、産卵、射精、卵を拾い上げるシーンが
見れたかもしれないのがとっても心残りでした。
(卵の薄皮)
(その皮を食べるメス)
ぶっちゃけ最近はアロワナ熱もテンション下降中でしたので、とても良い刺激を受けました。
それでも最低限の管理はしてましたよ。
現に病気などの飼育トラブルなんて経験した事ないですから。
只今産卵より4時間経過、まだお口はパンパンです(当たり前か^^;
僕自身卵を吐き出せて人工保育する気は今の所ありませんけど、
(親任せでどこまで出来るか見てみたいのです)
経験者の皆様が仰る「魔の1週間」を楽しみにしたいと思っております。
オスとメスって分けた方が良いのかな〜?
色んな期待と不安でいっぱいです。楽しみ楽しみ(笑顔
(
(
7月23日 産卵2日目
昨日からの興奮も冷めやらず、夕べの内から親しき友人にメールや電話を掛ける私^^;
起床時には真っ先にアロちゃんのお口を凝視(うんうん大丈夫や)
色々と気に成っている事もありますが、取り合えず暇な仕事をやっつけに出社。
仕事終わりを見計らい「アロワナ伝道師?」「アロ神様?」「アロワナの生写し?」(笑顔)
そうラフレシアのオーナー福井先生に電話する。
BBSで気が付いたのですが、何と偶然にも同じ日に
ラフレシアで金龍が産卵したそうです(これにはマジびっくり!)
そこで僕からのいくつもの質問を、当たり前かの様にサクっと返答してくれて、
また衝撃的事実をも告白してくれました。(福井先生有難う御座いました)
夜には近所のエイ大好きさんこと、アクアライクたんも見に来てくれて、
楽しいアクア談義なひと時を過ごしました。
今日の現状ですが、まずはメスから。
目・目が・・・異常に出てます!
現在3匹居るアロワナの中で、唯一目垂れを起こして無かった子なのですが、
目垂れじゃなく出目金状態に変貌・・・・(爆
(ねっ!出てるでしょ?(笑)
そして泳ぎ方も少し変で、ややテールダウンしてる感じでしょうか?
産後と言う事で気にしないようにしてますが、やっぱり少し気になるな〜(苦笑。
そしてオスの方ですが、よかれと思って遣ったセパレーターで分けて3分後。
めちゃめちゃ暴れて卵が1つ崩壊に・・・(涙
当然頭や頬にもハゲを作る結末に。
(一晩経って澄んだ水も元通り)
お口の膨らみもかなり小さくなった気がするし〜(大涙
速攻セパレーターは取り外しました。
多分卵は1つ割れただけなんでしょうけど、またもや飼育水は真っ白に。
卵って凄い濃縮、濃厚なんですね?
何かまだたったの2日しか経っていないのに、暗雲吹き寄せる雰囲気に・・・。
神様は奇跡を与えてくれるのでしょうか?
7月24日 産卵 3日目
題して「ありがとう、そしてさようなら卵っち」早っ!て突っ込みは入れないで〜(笑
昨日の大暴れ騒動から数時間。
サイトの更新後もしばらく深夜遅くまで1人で観察してました。
こうなる事も薄々感じながら・・・・。
実はあの後の数時間でみるみる口の膨らみは減っていっていたのです。
卵が割れた時の薄い皮を見つけたのはその時の1個だけでしたが、
その後少しづつ食卵して行ったのでしょうね?
朝見た時は完璧に普通の状態に戻っておりました(涙
恐る恐る試しにワームを入れてやると・・・バフっ〜と食い付いておりましたから(大涙
・・・・・残念です。
本日のラフレシア掲示板にてこんなコメントを福井さんが残してくれました。
(ここまでの急変ぶりまでは予想してなかったと思いますけど)
(以下引用)
>残念ですが、それで凹んではいけません!!
>自慢ではありませんが、僕なんか今まで何個の卵を駄目にしてきたか数え切れません。
>その数から考えれば、ラフレシアでの成功率なんて数%でしかありません。
>問題は何が悪かったか、どうすればいいか、そして間違いを繰り返さない事、
>改善させる事であると思っています。
>今までの多くの失敗を考えると悔しい想いでいっぱいですが、
>少しずつ改善させていますのでその失敗に悔いはありません
自分ちょっとうるっと来てしまいました。
でもね、凹みも早いが復活も早い僕なのです。
そこで今回の大暴れと食卵事件をもう1度思い出しながら自分なりに考えてみました。
抱卵後は本来メスだけを別水槽に移動させるのがベストらしいですけど
当然我が家に余ってる水槽なんて有る訳も無く、そこで普段通りの感覚で
セパレーターを入れた事による環境の変化の拒絶反応。
オスが卵を初めて咥えて精神的にもきっとナーバスであったと予想するに
そこから生まれてくる防衛反応からの大暴れ。
愛する妻と引き離された怒りと妻を守ろうとするとっさの行動(ちょっと変かな^^;)
もうこの環境では育てられないと判断した食卵。
大事に咥えていたのでそうは思いたく無いですが、
もしかして無精卵だと悟ってしまった事。
などと浅知恵の僕がアロワナの立場になった気持ちで仮説を立ててみましたが、
皆さんはどう思われるでしょうか?
失敗はしょうがありません。
でも次に繋げなければ意味も無く、ただのお馬鹿になっちゃいます。
次回に活かして今度こそ。
(更新30分前 今現在の2人)
(もう〜ほんと仲良しなんだから〜)
(きっとチャンスは訪れる!)
ではまたいつの日か
昇龍館 管理人
番外編だよ〜 ラフレシア様より
メールにて知らせて頂きました
許可は得てないですが、アップしちゃおっと♪(*^-'*)
(僕と同日に卵を咥えた色男パパ パパさんがんばってね〜♪)
(Exif Quick Viewerで情報を見る限り 約3週間前に産み落とされたであろうラフレシア産の金龍ベイビーたち)
う〜ん うらめしや〜(笑顔)