双子の神のお宮
瀧原宮(たきはらのみや)・瀧原竝宮(たきはらならびのみや)は、ともに皇大神宮の別宮で、 神宮の遥宮(とおのみや)とも言われている。 御祭神はどちらも、天照坐皇大御神魂(あまてらしますすめおおみかみのみたま)で、 両宮ともに同じ宮域に御殿をならべて鎮座されている。 鎮座地は、 伊勢市の西部を流れる宮川の河口から約40キロの上流、宮川の支流である大内山川が流れる、三重県度会郡大紀町にある。 |
遠く垂仁天皇の御代、 |
参道に掛かっている橋を渡り、神職が常時勤務している宿衛屋の手前を右に曲がって、川に向かっておりていくと、 |
御神体を納める容器・「御船代(みふなしろ)」を納める御船倉(みふなぐら)が併設されているが、御船倉を持つ別宮は瀧原宮のみである。 伊勢風土記逸文には、倭姫が船で宮川を遡られたと有り、 似たような伝承として、京都の貴船神社に、 御祭神の玉依姫が黄色の船に乗って川を遡られ、その船に石を積み囲んで船形石としたとある。 |
社殿は20年毎の式年造替により皇太神宮と同年に行われ、古殿地と呼ばれる式年遷宮の為の空き地が所管社の脇にある。 恒例・臨時の祭祀、官幣奉納の儀等すべて皇太神宮に準じて行われる。 小屋のようにしてポツンと2つ建っているのは、それぞれの別宮の心御柱(しんのみはしら)の覆屋。 次回の式年遷宮は、平成25年秋である。 |
殆ど同じように見えるが、棟の高さ、玉垣の高さ等、瀧原竝宮の方が微妙に低くなっている。 |
帰りに、JR松阪駅まで出て、モー太郎弁当を購入。これが本当に美味かった。国産黒毛和牛肉を、どーんと喰った感じを味わえる。 ただ、弁当箱がリアルな牛の顔面というのが少し難点。せっかくモー太郎というマスコット・キャラクターが有るのを活かしてくれれば。 すき焼きに近い味付け。他の種類の駅弁も次回松阪を通過したときには食べてみたい。 赤い丸は、「老伴(おいのとも)」という菓子。これも松阪名物。 モナカの香ばしい食感と、シャリ感のある糖化した紅羊羹の相性が何とも絶品。 |