13.「北の国から」めぐり

家内が昔札幌にいた頃から「北の国から」は人気番組だったのですが、当時は「北の国から?ケッ!」という調子で、富良野には行っても郊外の麓郷にある撮影セットには行っていなかったのでした。後になってから「はまった」ので今回行きたいと言います。「北の国から」には全然興味ない私は運転席も譲って好きにしていただくことにしました。上富良野でカーナビを多少苦労しつつ「麓郷の森」にセットすると、富良野市街に寄らないショートカットを教えてくれました。撮影セットを3箇所回り、私はカメラマンに徹しました。


↑「五郎の石の家」
  この展望台までは無料。

↑「五郎の石の家」内部
  拝観料200円で中まで入れます。

「丸太小屋」↓

「風力発電のある家」↓

正直なところ私にはさっぱり分からなかったのですが、どこも混雑していて、
 「ここで純が”電気がついた!”って叫んだんだよね」
 「いや、ここじゃなくて・・・・」
とか、家内でも完全には付いて行きかねるマニアックな会話がそこここで聞こえてきました。

麓郷を後にして次は、純とシュウが別れ話をしていた(でいいんですかね)喫茶店「北時計」へ。ロケ時の写真がありました。「雰囲気を大事にしてください」みたいな掲示があったので、われらが勇者を大人しくさせるのに汲々としながらお茶をいただきました。

その後は最後の宿泊地、新富良野プリンスホテルへ・・・・「北時計」から拍子抜けする程近かった。ちなみに、「北の国から」出演者は「石の家」に寝泊りすることは一度も無く、この快適なホテルを拠点にしていたそうです。夕食は久しぶりに雰囲気を出そう、と洋食ディナー、われらが勇者がどうなるか心配だったのですが、何とかなりました。

食事後、ホテル脇の「ニングルテラス」へ。
これも「北の国から」の舞台になったとのこと。
夫と子をそっちのけで「北の国から」グッズを
家内が物色している証拠写真↓


「ニングルテラス」からホテルに戻ってきたら
狐が居ました。どうも人ずれしていて、
昼からウロウロしていたらしい。

この夕方は9月初旬と言うのにかなり冷え込んで、ホテルの中は軽く暖房を入れていました。

 

 

14.帰路

最終日は旭川空港から帰るのですが、多少時間があるので、富良野の花畑を見ていこうか、となりました。ラベンダーの季節は終わっているはずですが、金を取るところなら何か工夫しているだろうと考えて、唯一の有料施設「フラワーランドかみふらの」に寄ることにしました。さすが金取るだけあって、ラベンダー畑に何も無くとも一応見せます。ここもひっきりなしに観光バスが出入りしていました。韓国語の団体や中国語の団体も来てにぎやかでした。

富良野の盆地とその向こうに十勝岳です。
画像では奥行きが十分に感じられませんが
雰囲気だけでも伝わりませんでしょうか。

近景の丘で終わるのが美瑛の風景で、遠景に
山が入るのが富良野らしい風景でしょうか。


この日、中々カメラに向いてくれなかった勇者が
ようやくこちらを向いた貴重な一枚。
ちょっと格好いいかも。
背景はラベンダーではなくて
ムラサキサルビアです。

 
最後は旭川空港へ。車を返す前に空港そばのスタンドで給油したら丁度20Lでした。走行距離は控えていませんでしたが、200kmを超えたあたりだったしょうか。空港ではラーメンを食し、飛行機に乗り込みます。 

これが飛行機デビューの勇者は窓から見える飛行機に大はしゃぎ→

席は窓際ながら翼の上で、常識的には外れ席ですが、勇者には自分が今確かに飛行機に乗っていることを確認できたのが嬉しかったようで、乗ってからも翼を指差して、「ヒコーキ、ヒコーキ」を連発していました。その勇者もやがて寝てしまい、親もウトウトするうちに、飛行機はあつ〜い中部国際空港に着陸したのでした。

吹き抜ける風もさわやかな「フラワーランドかみふらの」で遊んでから5時間も経っていないのに我が家に帰り着いてしまうとは、便利であることは認めますが、余りにも趣きが無さ過ぎる・・・と、行きに趣き溢れるトワイライトエクスプレスを体験した我ら夫婦は意見が一致したのでした。 (おしまい)

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