突然始めたNゲージ

長男の6歳の誕生祝を選びにジョーシンのキッズランドに連れて行ったら、いつもは「プラレール」ばかり見ている長男が何故か、Nゲージのコーナーに吸い寄せられたのが発端です。発端は発端として、子供そっちのけで私が「大人買い」に走ってしまいました。プラレールより一桁お高いというのに。。

 

 


10月18日=導入日。小判型の線路に500系新幹線のセットです。
最初は床の上に拡げていたのですが、次男が列車を蹴り倒す等、予想通りの展開となったので、即ホームセンターに直行しました。
導入時点からピアノの下に置くことは考えていました。
それで大体の寸法は測っていたのですが、頃合の板が見つからないので店頭で暗算して・・・
1820cm×910cmの合板から20cm×90cmを3枚切り出して本体を120cm×90cmとしました。
本体の横に1枚を糊代に使って1枚貼り付け、もう1枚は補強兼高さ合わせとし、2枚重ね部分にキャスタを取り付けました。

 

 


11月1日の姿。ピアノの下に収まっている様子はこの画像でお分かりいただけるかと思います。
キャスタ付ですから作業する際には容易に引き出せます。
右端はもう少しだけ余裕があると自由度が大幅に増えるのが分かったので3cmだけ張り足しました。
また、専用の照明も付けました。

 

 


同じく11月1日。500系新幹線に加え、0系新幹線と名鉄パノラマカーも増備されました。
線路も2重でコントローラも2個、2編成を独立に走らせられます。
待避線にポイントに駅も付きました。

 

 


11月8日です。外側線路にも待避線が、内側線路には車両基地と2つ目の田舎駅が出来ました。
車両は、さらに東急の初代5000系、阪神の初代青胴車、近鉄の2台目ビスタカーを増備しています。
パノラマカーと合わせ、内側線は何れも物心ついたころに心を捉えた私鉄電車で揃えました。
最初買った橋上駅舎は2つのホームに対応していなかったので、今は地下通路のつもりです。
配線は全て板裏を通すようにしました。
線路は釘で固定し(=これ以上変えない)、砂利撒きも始めています。
砂利を固定するボンドがポイントに入り込んでポイント故障させる事故が頻発するらしいので、
ヤマト糊と砂利とを練って撒く方法としました。お陰様でポイントは正常です。
田舎駅の近くには寺院建設中です。

 

 


11月15日です。メインの駅は結局2つのホームに対応した橋上駅舎を買いなおした上で、駅前広場の周りの低層ビルを並べてみました(高くついています・・)。初めてなもので、並べてみないとイメージが湧いてきません。
仕上げは遠い側=田舎駅側=から進めています。注文していた寺の本堂が届いたので、白土(線路脇砂利用として売っていた砂のうち一番白いのを糊で固めたもの)の上に固定し、生垣で囲みました。線路脇の砂利の範囲も徐々に拡げています。
時間がかかる点、それも子供が寝ている時間しか充てられない点、では風景製作はDVDオペラ観賞と共通します。
ただ、購入日以来、無休である=子供にも運転させられる状態を維持し続けている=のは、我が家の鉄道のささやかな自慢点です。最初から高架とかトンネルとかには一顧だにせず、平面に徹しているからできるのですが。

 

 


11月22日です。車両基地の向こう側ではベニヤ板の表面を全部隠しました。一気に気分が出ます。


同じく11月22日、台ごと引っ張り出して上から車両基地の向こう側を上から、です。田んぼはあぜ道をつけて、ぐっと感じが出てきました。

 

 


12月6日です。田舎地区に(家内からの誕生日プレゼントの)農作業する人を田んぼの周りのあちこち並べてみました。はっきり言って、写真で写して初めて出来栄えが分かる大きさです(老眼の始まった眼には)が、なかなか感じが出ているように自分では思います。ビスタカーの隣は、またまた増備されました機関車+クリーニングカーです。


同じく12月6日、都会地区にもいよいよ着手しました。こちらの道路はプリントアウトで作ろうとしています。この写真ので3次試作ですが、もう少し変えていきます。

 

 


2010年4月4日です。前回更新の後もヤフオクで増備車両を漁ったりしていたのですが、年が明けてからはオペラの字幕付け等、以前からの趣味の世界に戻っていていました。一度Nゲージから離れると、車両の調子も悪くなり、たまに走らそうとしても上手く走らず面白くない、で益々離れてしまいました。が、春休みに家内が子供を連れて実家に帰った間に、調子の悪い車両の集電部を徹底的に掃除したら、ぐっと好調になりました。都会地区の整備も再開し、ようやく構想が固まったのでプリントアウトの道路を糊で貼り始めました。建物がまだまだ全然足りません。



同じく2010年4月4日です。車両は、外側線の新幹線はそのままですが、内側は「近鉄と名鉄の新旧特急車両」で揃えました。上の写真で駅に近鉄のアーバンライナーと2代目ビスタカーが、下の写真の車両基地に名鉄のパノラマカー・ミュースカイ・2200系(ミュースカイの赤版)、と入っています。アーバンライナーとミュースカイの増備はまだ計画的に行ったのですが、2200系は冷やかし半分で入札したらそのまま落札してしまい買うことになってしまいました。
余剰になった阪神青胴車、東急初代5000系、さらに山手線車両は第2線路(!?)で走ることになっています。。

 

第2線路構想

・・と2010年に入ってから停滞していたこの趣味、手入れを怠っていると線路の調子がどんどん悪くなり、不良在庫と化しつつありました。電車大好きだった長男も小学校に入って、興味が恐竜とポケモンとベイブレードに移り、このまま忘れ去られるか、というところで・・・

2011年の夏休みの帰省の際の暇つぶしに大阪弁天町の交通科学博物館に連れて行ったら、突然長男の鉄道熱が再燃してしまいました。Nゲージの対象年齢8歳以上とあったのを思い出し、8歳の誕生日のプレゼントはNゲージがいい、というのです。家内領域差配大臣と協議の結果、第2線路用のつもりの線路をプレゼントに回す、当面の設置場所は私の寝室の座卓の上、と決まりました。そこで誕生日には高架を使って2周するエンドレスに阪神電車を載せてプレゼントとしました。そうこうするうちに私のほうも熱が入ってきまして、かつての第2線路構想をパソコン上で練り直していると、見ていた子供が「それ格好いい」といいます。で、プレゼントの線路を第2線路構想どおりの形に作り変えました。すると、子供二人とも、ピアノの下の線路よりずっと楽しい、と言います。それでは、と当初からは少し変更しましたが、第2線路の全体構想が形になってしまいました。その全貌が最初の画像です(クリックで拡大)。全体で単線のエンドレスですが2列車乗っています。


線路の駅の部分を
ギャップジョイナーと
言われる黒い継ぎ手
で絶縁します。
標準の金属製の
継ぎ手は奥の線路で
見えています。

絶縁した部分をスイッチ
で断続できるように配線
します。DCフィーダーと
言われる部品を使うところ
ですが、自作しました。

左と同じところを
方向を変えて
もう一枚。
0.5tの銅板から
切って曲げて
作りました。

スイッチの土台は2ヶ
148円のミニすのこ、
スイッチのボタン兼接点は、
自作フィーダーと同じ
銅板から切り出しました。
(以上、クリックで拡大)

これで何ができるのかは、こちら↓のyoutube映像を御覧下さい。

これも子供も喜んでいるのですが、ここまでやると、やはり大人の趣味のようです。

なお、第1線路の方はまるで走らなくなっていたのですが、2000番の樹脂フィルムの紙やすり(形容矛盾だ)で擦ったら、一気に改善しました。その後は親子3人でまめに遊んでいるので導通は大丈夫です。ただ、不調の車両が増えているのと、ポイントはしばしば切り替わりが不完全で脱線の原因を作っています。ピアノの下というのは最初は名案と思ったのですが、脱線する場所によっては救出が大変、観賞するには這いつくばらなければならない、掃除もままならない、と欠点が目立ってきたので、来年4月に次男が小学校に上がるに合わせた模様替えの際にピアノの下からは撤去することは決めました。多分そのまま解体すると思います。(以上11.11.13)

 

 

子供達に火が点きました

上記2011年の解体宣言後、何時だったかも忘れましたが、第1線路は解体しました。そのうちの一部線路と500系のぞみを子供用として与えたたのですが、その頃では未だプラレールの方が合っていたようで、長らく片付けられていました。

ところが、2015年春2015年夏、の2回の「青春18きっぷの旅」で、それまではプラレールの線路を作るのも得意ではなかった次男の方に火が点いてしまったようです。長年貯めたお年玉を放出して色々買い足しました。それで子供部屋に完成したのがこちらです。

新幹線線路は高架で一周するエンドレス+待避線、トワイライトエクスプレスのエンドレス線路は2周目で新幹線ホームの隣まで上がっています。233系の線路は地平のみにエンドレスです。3列車が同時に独立して走れます。ポイント切換は何かとトラブルの元なので、電動ではなく、手動で動かすようにさせています。最初に火が点いたのは次男の方ですが、線路を組み立てる段になると、長男の方が主に活躍したようです。親の私は一切手出ししていません。

奥に見えているのは子供達のベッドの脚です。Nゲージを広げるスペースを確保するために配置を変更しました。

線路+コントローラー+車両 の形で2セット買い足したので、線路は潤沢です。高架にするための諸々のパーツについては、長男(と親)も出資しました。

500系は従来から持っていた分、トワイライトエクスプレスはセットで9月に購入、E5系はセットで10月に購入、駅の屋根の陰になっていしまっているE233系は、次男の友達のお兄さんから貰ったことになっているらしいですが、貸してもらっているものと考えることにしています。

子供のおもちゃとしてはどれをとっても高価なものなので、これ以上の車両の増備は控えさせるつもりですが、クリスマスなら多少の小物をプレゼントしてもいいかな、と親バカは考えております。(以上2015.12.05)

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親バカからのプレゼントは、TOMIXの高架駅A(改札口)と高架駅B(店舗)、各一個ずつとしました。

高架駅を支えていた橋脚が余ったので、高架線路を伸ばせるようになりました。

かつてレイアウトのようなものにも手を出した経験から思うのですが、このような、お座敷レイアウトにちょっと建物を添えるだけのプラレール感覚で線路を色々繋ぎかえられる方が、長く飽きずに遊べそうです。(以上2016.01.17)

(つづく?)

 

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