紀伊半島一周列車の旅・白浜に海水浴 

次男はまだ生後5ヵ月ですが、長男(2歳半)を海デビューさせたいし、また新しい電車にも乗せたいし、というわけで何故か行き先は名古屋からはいささか遠い南紀白浜になりました。

名古屋から白浜への鉄道は、普通には新幹線で京都または新大阪、そこから「オーシャンアロー」か「(スーパー)くろしお」に乗り換え、が普通ですが、せっかくですから帰りのルートを新宮回りの紀伊半島一周コースにしました・・・なんのことか分からない方は日本地図か時刻表を見てください。なお、こういう場合は、名古屋→大阪→白浜→新宮→名古屋 の乗車券を最初から買って、白浜では途中下車扱いにするとずいぶんお得になります。

7月29日(土)出発・31日(月)帰りの2泊です。月曜日に白浜から先、新宮まで行く人は少なかろう、というわけで、この区間の指定は取りませんでしたが、シーズンの盛りということで、他の指定は取りました。名古屋から新大阪は「こだま」ならまず間違いなく座れますが、「せっかくだから500系のぞみにしよう」、なんてこと考えたもので。子供の電車好きをダシにして親が楽しんでいる・・・かな?


東海道線の某駅から予定通り出発です。

「500系のぞみに乗るんだよ」と長男に言い聞かせていたら、エキサイトしてしまって右側から鼻血を出してしまいました。

やってきました。

私もこれが断然格好いいと思うのです。


500系の中です。700系より少し狭いのですが、そういうのとは関係なく、

半ば覚悟していたとはいえ、2人掛けに親子4人は非常に厳しいです。見渡せば空き席がありましたから、この後で私一人が避難しました。


新大阪で500系を見送ったらその向こうに「ひかりレールスター」です。

ぶれまくってますが、「サンダーバード」です。この他、「はるか」「オーシャンアロー」(どちらも京都行き)、「タンゴディスカバリー」(?なんで新大阪に現れたのだろう?)が見えました。

この間「スーパーくろしお」の自由席の列も見に行きましたが、京都からも乗っていることを思うと到底4席確保は無理そうなので諦めました。


京都始発の「スーパーくろしお」が入ってきました。初代振り子電車381系で先頭車はパノラマ車に改造されています。

実は指定を受けている車両は白浜どまりで、新宮まで行く自由席車両とは通り抜け不能なのでした。チャレンジして座れなかったら大変なことになるところでした。


車中の写真がありませんが、それどころではなかったのです。天王寺−和歌山間では満席、さっさと寝てくれた次男はともかく、長男がぐずりだしました。幸い和歌山で空きができたので、そちらも使わせていただき、長男も寝かしつけました。

で、いきなり白浜到着です。

白浜駅の切り離しには我が子以外にも男の子が多数群がりました。


乗ってきた車両に恒例の「ペタ」。運転台の無い切り離された車両は情けない顔をしています。

子守に疲れてしまったパパは次男のお守りと称して、着いた日の海はパスしたのですが、

旅先でいつも張り切る妻と車中睡眠で元気回復の長男は白良浜に繰り出しました

・・・その前にエキサイトして今度は左側からまた鼻血。


翌日は全員で白良浜へ。しかし次男は海に浸けても憮然としていました。

帰りはまず283系「オーシャンアロー」です。

大幅なスピードアップを実現した新型車両、でしたが、もう誕生10周年を迎えたらしいです。

「スーパーくろしお」より大幅に速いはずなのですが、スピード感は余りありません。白浜から先の紀勢本線のカーブが余りにもきつすぎるのでしょう。


車内はガラガラとまでは言いませんが、無理なく1ボックス確保できました。

当初は新宮で乗り換えようかと考えていましたが、自由席確保を優先して、次の「南紀」の始発駅である紀伊勝浦で乗り換えました。

子供二人とも寝てしまっていて、違うホームに移るのにエスカレータすらない駅で往生しましたが、新宮からだと1ボックスは確保できなかったようです。


で、指定を取っている列車の自由席でグーグー。次男が寝ているのは私の膝の上、写真では分かりませんが、右下に見えている脚の主も寝ております。

ふりこ式ではないキハ85系「南紀」は伊勢平野に出るまでは、せっかくの強力ディーゼルエンジンを十分噴かす間もなくまたカーブ、という感じで一段と遅いのですが、その分乗り心地は良いようです。


名古屋到着で紀伊半島一周です。

紀伊勝浦では写せなかった「南紀」に名古屋駅で「ペタ」

 

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