49- タイトル:Re^2 ↓ 投稿日:2000/12/28 12:04:5 名前:hasida
なお、本体ページにも書きましたように、反射の強い測定環境で、並列=+3dBとなる可能性を否定するものではありません。


48- タイトル:Re:再度つっこみ御免 投稿日:2000/12/26 18:37:43 名前:hasida
おっしゃるとおりかもしれません・・・とすぐ弱気になる。

でも、K−ENさんのような疑問を自分も感じて考えた上でのページではあります。スピーカー2本の音波が打ち消し側に干渉する方向では最悪−∞dBになるのですから、強めあう位置で+3dBでは逆に計算が合わないのです。

シリパラ4本でも+6dBと信じています。長岡先生のF−91「トーテム」というスピーカーでは、最初FE83シリパラ9本とFW2081本とでつないだら、ウーファーが完全に負けてしまったそうです。FW208も特に高能率ではないですが、FE83と言えば知る人ぞ知る低能率、それなのに、です。

結局F−91はFE83のうち8本を16Ωにつないで、ようやくバランスが取れた、というのが「設計術2」に書いてあります。


47- タイトル:再度つっこみ御免 投稿日:2000/12/26 14:33:52 名前:K-EN
だいぶ間が開いてしまいましたがまた掘り返させてください。

スピーカ2本の音圧ですが、再考した結果、私の結論としては並列3dB、直列−3dBです。

前の書きこみでhasidaさんも
>音のエネルギは音圧^2に比例します。
とおっしゃってますが、とすれば並列接続ではアンプは2倍(6dB)のエネルギーを消費するので
音圧が3dB、直列ではエネルギーが1/2倍(−6dB)になるので音圧が−3dBになるというのは
自然な結論ではないでしょうか?

また(*)の話でも, 並列では、1本だけを見れば1本接続と同じだけのエネルギーを受けてるので音圧
は変わらず、それが2本あるので3dBアップと前の話とも矛盾しません。直列でも同様です。
♯「誤解」と言われましても……ちゃんと実験データもあるようですよ

参考までに次の問題を考えてください。
「シリパラ4本接続では音圧はどれだけ変化しますか?」
ちなみに私の考えでは0dBです。


46- タイトル:一週間あけて更新すると 投稿日:2000/12/23 16:23:17 名前:hasida
えらく久しぶりのような気がしてしまいました。金曜日にアクセスカウンタが割と増えていましたが、今回の更新は土曜の夕方でした。(-_-);

それにしても共鳴管の物理学、イラストをCADで書くのも大変だし、かなり長くなってしまいそうです。


45- タイトル:ページの定期更新見送ります 投稿日:2000/12/15 12:26:48 名前:hasida
今週は忙しすぎて、週末も予定が詰まっているので、ちょっとお休みします。


44- タイトル:お励まし有り難うございます 投稿日:2000/12/14 12:13:39 名前:hasida
MZM様:
>取りあえず、やっぱりモデル図が必要だと思いますよ。

私もそう思います。図がない最大の理由が、手元にスキャナもデジカメもない、という情けない理由によるものなので、なおさら申し訳なく思っております。お絵かきが出来るソフトを使うでもして何とかしようと思っております。


43- タイトル:Re:インピーダンス 投稿日:2000/12/14 03:03:3 名前:MZM
>はじめまして。
>例のページ、色々もめるところで、本格的に手を
>入れなければならないようです。
そうですね、前提条件、モデルなどが図示されると、
いろいろ議論できて楽しいと思います。

>まず、2)では、振動板振幅を出力と見ています。
>振動板加速度でも振動板速度でも構いません。
>ダイナミックスピーカーであれば自ずとそうなるものであり、
  ・
  略
  ・
>極小になるものだ、という1)と同じくとりあえず共鳴管抜きの
>話です。これを開口端の振幅に結びつけるのに片開管での
>共振モードという話がでてきます。
ええと、ごめんなさいここで何が言いたいのかやっぱりわかりません。

が、”スピーカー&エンクロージャ百科”の音響管型の図を見ていて
”共鳴管のインピーダンス”で何が言いたかったのかわかりました。

「直管の一端を閉じるような形でスピーカーユニット(以下SPU)を
取り付けた共鳴管においては、
SPUが閉端(振動の節)となる振動モードでSPUの電気インピーダンスは極小となり、
SPUが開口端(振動の腹)となる振動モードでSPUの電気インピーダンスは極大となる。」
で、実験してみたらそれらしい結果が得られた。

といった事を言われていたのですね(違ったらすみません)。
私は、共鳴管型SPとして片側閉端の管の途中にSPUがあるものをイメージし、
節の位置にSPUがくることは想像してもいませんでした。
実際にこういった振動モードではSPUが振動していないのに
音が出ているんでしょうか?なんか頭で理解できても変な気がします。

取りあえず、やっぱりモデル図が必要だと思いますよ。
あと、強引な解釈や定義は誤解を生みやすいので、十分に気をつけて
詳しく誰にでも理解できるように記述しておいたら良いと思います。
私自身、こういう実践系のHPは大変好きで応援しております。
今後もいろいろな実験報告を期待しております。


42- タイトル:インピーダンス 投稿日:2000/12/13 12:54:55 名前:hasida
はじめまして。
例のページ、色々もめるところで、本格的に手を入れなければならないようです。
今見ているパソコンからは掲示板(ここ)にしか書けませんので、ざっと簡単に思うところを説明します。

まず、2)では、振動板振幅を出力と見ています。振動板加速度でも振動板速度でも構いません。ダイナミックスピーカーであれば自ずとそうなるものであり、共鳴管であろうと密閉箱であろうと同じ話です。

1)では「気柱振動」では確かに不明瞭ですね。気柱振動で開口端という境界条件は、一番理想的というか乱暴には音圧(圧力変動)0と置くものなので、開口端での音圧というのは自己矛盾に近い、というわけで、開口端であれば空気の振幅(変位)を出力と見るしかありません。ユニット近傍は擬似的に閉端になり、この位置で気柱振動を観察する立場なら、音圧(圧力の振幅)が出力となります。
ユニット近傍音圧を出力と見る立場なら、ダイナミックスピーカーとは音圧極大で電気インピーダンス極小になるものだ、という1)と同じくとりあえず共鳴管抜きの話です。これを開口端の振幅に結びつけるのに片開管での共振モードという話がでてきます。


41- タイトル:”共鳴管のインピーダンス”読ませていただきました。 投稿日:2000/12/12 05:24:58 名前:MZM
はじめまして、”共鳴管のインピーダンス”読ませていただきました。
難しい。いきなり理解できませんでした。

>1) 振動板振幅を入力と見た、気柱振動の共振ピークは電気インピーダンスの谷である。
>2) 電流を入力と見た、振動板振動の共振ピークは電気インピーダンスの山である。

1)、2)に関していったい何を出力としているのか?

また、1)に関して、あまりモデルが明確でないので良く分かりませんが、
出力をある点での音圧と仮定して、振動板位置における音圧は
振動板の加速度振幅と置き換えたとして...
あら、入力=出力になってしまいました。

なぜ、hasidaさんは谷だと言い切ったのか、もうちょっと詳しく書いたほうが
よろしいのではないでしょうか。


40- タイトル:Re: 2倍で3dB? 投稿日:2000/12/12 00:14:55 名前:hasida
このあたり、偉そうなことを書いた割には、もう一度振り返るには一々参考書を見なくてはならんのですが・・・

まず、音圧は圧力の上下幅で定義されていますので、音のエネルギはその自乗ということになります。

バネに錘をつけた振動子のエネルギーは
E = (1/2)mv^2 + (1/2)kx^2 = 一定、
と書かれますが、圧力の上下幅とは振動子における±kx のようなものなので、音のエネルギは音圧^2に比例します。

6dB/octのネットワーク(コイル1個)で周波数を倍にすると、ユニットへの電圧が半分、電流も半分、入力エネルギは1/4、音圧は半分、6dBダウン、でつじつまが合います。

同じ大きさの音源を2つ並べて等距離で聞けば、波には重ねあわせが効きますから、振幅も音圧も2倍、エネルギは4倍、というのが私のページに書いたところです(から、K−ENさんの(*)以下は誤解だ!と主張しております)。

なお、単なる同じスピーカーの1個vs並列では、並列の個々に入るエネルギは1個の場合と同じ、総エネルギは2倍になります。


39- タイトル:2倍で3dB? 投稿日:2000/12/11 14:16:50 名前:K-EN
はじめまして。最近自作スピーカに手を出し始めたK-ENと言います。
貴サイトの記事「ネットワークの常識非常識」を読ませていただいたんですが、普段から疑問に思っていたことを思
い出したのでついでに質問させてください。

長岡鉄男氏を含め、オーディオに携わっている方は良く「2倍で3dB」とか「4倍で6dB」と言いますが、デシベルの定義
[dB]=20log(a)
から考えれば「2倍で6dB」,「4倍で12dB」が正しいはずです。

ただ, スピーカへの入力エネルギーが出力音圧の2乗と比例するというのなら話はわかります。
そう考えれば, スピーカ2本並列の場合, 1本に入るエネルギーは2倍(6dB), 音圧は1.414倍(3dB), さらに同じ大きさ
の音が2個の音源から出るので聴感上3dB(*)アップで合計6dBの音圧増加になります。

音圧とエネルギーの関係など専門的なことはわからないので間違いもあるかと思いますが, 少なくとも2倍が6dBであ
ることは間違いありません。この疑問、どう思われますか?

(*)同じ音が2個の音源から同時に出る場合, 音の大きさは2倍(6dB)ではなく1.4倍(3dB)になるそうです.


38- タイトル:シューベルト編曲集・・・ 投稿日:2000/12/09 08:08:12 名前:hasida
ついに週2巻に紹介ペースダウン・・・と見えますが、CD6枚を処理したのには違いない。しかしシューベルト編曲集全9枚まとめるところまではいけませんでした。


37- タイトル:も一つクイケン 投稿日:2000/12/09 00:28:14 名前:hasida
「アクサン音源!」とキャッチのついたクイケン指揮の「コジファントゥッテ」が3枚組980円。7組目の「コジ」になるが購入。どうやらノーカットらしい。音はレクイエムの方がいいような気がする。。。というほど落ち着いて聴く暇がない。


36- タイトル:クイケン聴いてみました 投稿日:2000/12/03 17:04:36 名前:hasida
このところ、(ご存知のように)仕事以外がものすごく忙しいのですが、フェイさん一押しのアクサン/クイケンから、普通そうな所でモーツァルトのレクイエム買って聴いてみました。いい音ですね。うちの3組BHでは断然マトリクスが本領発揮しました。テレビの横のS−スワンはセッティングが不利みたいで、マトリクスがうまく広がるソースでは聴く気がなくなります。話題の第1作は品位不足を露呈した感じです。

クイケンはバロックピッチ、という先入観があったのですが、いまどきの高い方ではないにせよ、A=440はありますね。バロックピッチの演奏では無用な絶対音感のせいで馴染めなくなることも多かったので、つい避けていたのですが、これはいいものを教えてもらったと思っています。


35- タイトル:リスト向きのスピーカ 投稿日:2000/12/03 12:49:0 名前:フェイ
|>ところで関心があるのは、ロマン派の精鋭リスト
|>さまを何で聞いているのでしょうか

|ううっ・・
|白状します。3台あるのを無節操につかってます

 聞く前は小型2ウエイかなと思いましたが全然違
いました(>_<)

 ステレオ誌を拝見しました。その後風邪の後遺症
もあってあまり話題も進んでいないのですが。写真
を見る限りでは結構個性的なスピーカですね。

 リストの時代のピアノを中心に聞くときには、そ
れに向いたスピーカがあるのかなあと思いますが、
積極的にお勧めするほどの事ではなく、単に関心が
あったので伺ってみたのです。

 カツァリスのベートーベンも持っています。

 昨土曜日は、知人が20世紀のピアニストの全
集(200枚組)を買っていました。さすがに大
きな箱ですが3万円台で非常に安いです。年末ま
でに買おうと思いますが残っているかどうか。


34- タイトル:インピーダンス見てください 投稿日:2000/12/02 00:06:23 名前:hasida
超いい加減なインピーダンス計測やってみました。スピーカー工作の先輩諸氏には特に最後のスロートなしBHでのデータについてコメント賜りたく、お願い申し上げます。


33- タイトル:こんにちわ 投稿日:2000/12/01 18:08:37 名前:Gol
こちらでははじめまして。AUDIOSITEのGol(factory)です。
お約束遅れて申し訳ありません。カキコに来ました。

hasidaさんのサイトにリンクいたしましたのでお知らせいたします。
⇒ http://www.audiosite-web.com/cgi-bin/sfsearch.cgi?d=1%2F4%2F2

また、掲示板の方にも遊びに来てください。


32- タイトル:げげっ 投稿日:2000/11/27 01:05:23 名前:hasida
>ところで関心があるのは、ロマン派の精鋭リスト
>さまを何で聞いているのでしょうか

ううっ・・
白状します。3台あるのを無節操につかってます。

1セットはスーパースワンES、これは合板が軟すぎました。工作精度も無茶苦茶。

ステレオ7月号に載せてもらったマトリックスBH、シャイーのヴァレーズ全集では完全に後ろから聞こえます。時々むしょうにマトリックスが聞きたくなることがあるのですが、でもFE87のDBの前作では低音が寂しくて広がらないソフトでは聴く気がしなくなるので作ったものです。

第1作がまだ部屋におりまして、FE168ΣにFT17H+1μ、これがスロートなしBH、設計のスタートはD−1ではなくて実はF−62、という代物。低音は共鳴音と切って捨てられそうですが結構愛してしまっています。せめてFT96Hを、ということになるのでしょうか。。


31- タイトル:フランソワ 投稿日:2000/11/26 19:32:58 名前:フェイ
僕はクープランが好きなので、ルセで全集をなん
とかワンセット。他はギルバートとベルレが少々。

リストさんもフランスではフランソワですか。な
るほど。ほとんど聞くチャンスの無かった人です
が今度は探して聞いてみましょう。

ところで関心があるのは、ロマン派の精鋭リスト
さまを何で聞いているのでしょうか。スピーカを
ご紹介いただければと思います。どうも、音楽の
時代にあった響のスピーカっていうのがありそう
で関心があります。


30- タイトル:re:リンク貼らせていただきました 投稿日:2000/11/25 11:40:35 名前:hasida
自作スピーカー界の雄(と私には見えています)のほうからご挨拶いただき恐縮です。相対的には実はスピーカーに力入れてるつもりですが、やっぱり底が浅いもので(^^;)。
ここでもどこでも結構ですから、議論吹っかけてください。


29- タイトル:リンク貼らせていただきました 投稿日:2000/11/25 04:25:52 名前:フェイ
第一印象ではクラシックの方が面白いかなあ(^^)
ではよろしく。


28- タイトル:そろそろ厳しくなってきました 投稿日:2000/11/21 12:17:19 名前:hasida
始める前から判っていたわけですが
リスト大全集、20巻を回った辺りから猛然とマイナー化していきます。
ペースが落ちるのか、ますますいい加減になってペースが上がるのか、しかし本人解説くらいは全部目を通さないといけませんね、自戒自戒っと。


27- タイトル:「Ad nos」訂正! 投稿日:2000/11/19 15:06:21 名前:hasida
ちゃんとハワードの解説を読み直してとんでもない間違いに気がつきました。第17巻の「Ad nos」は、リストによる連弾用を当たり前に連弾したものでした。本文も訂正します。


26- タイトル:息抜き 投稿日:2000/11/19 08:19:3 名前:hasida
管理人に似合わず、お堅い掲示板になっておりますが、
クラシック側のお客様に、スピーカー工作側で話題の
爆笑ページを紹介します↓

http://homepage1.nifty.com/~ds79/audio/ozaki.html


25- タイトル:Re2: ad nos 投稿日:2000/11/18 19:23:0 名前:なるなる
わざわざご確認いただきまして恐縮です。

本人の手になるピアノ版とあれば期待が高まります。

# 手元にオルガン版と Busoni 版の楽譜がありますので、17 巻を入手できしだい結果をご報告いたします。(でも、いつになるか ...)

ありがとうございました。


24- タイトル:Re2: ad nos 投稿日:2000/11/18 01:46:5 名前:hasida
帰宅後聞き比べしました。同じ曲*の*よ*う*です。

オルガンの方(ARTE NOVA 74321 59199 2, S. J. Bleicher, organ) は、私には何だかぼわぼわしているだけで、聴く気になりきれませんでした。思い切りボリューム上げたらまた違うのかもしれませんが・・・

ピアノのシャープな音が断然似合います。こちらは思わず涙が出そうなくらい、いい曲いい演奏に聞こえます。


23- タイトル:RE: ad nos 投稿日:2000/11/17 12:12:42 名前:hasida
>オルガン曲の ad nos との関係は
>どうなっているのでしょうか ?

多分一緒だろうと思って、追求していませんでした。
リストオルガン曲全集4枚組買値2800円も持っているので(しかし4枚とも聞いたかどうかすら自信がない)、そのうち確認しようと思っておりました。
でも今は第22巻のベートーベン交響曲全集に引っかかってしまっております。


22- タイトル:piano version of ad nos, ad salutarem undam ? 投稿日:2000/11/17 01:33:38 名前:なるなる
ハワード全集 17 巻の ad nos ですが、オルガン曲の ad nos との関係はどうなっているのでしょうか ?

Busoni 編曲があるくらいなので (でもいまいち良くない) 、リスト自身のものはないのだと勝手に思っていたのですが、どの程度似ているのでしょうか ?

ハワード全集は出たときから全巻揃えるつもりなのですが、諸事情で 1/3 くらいでストップしており、たぶん 17 巻は持っていません。

# オーディオマニアじゃないので自分でスピーカを作ることはしませんが、両方見てますよ。(いや、スピーカのページはまだ拝見していないかも。)


21- タイトル:両方のお客さんいません? 投稿日:2000/11/16 21:37:7 名前:hasida
クラシック(というよりピアノ弾きかな?)と、スピーカー工作の2本立てですが、両方覗きにくるお客さんはいませんか?


20- タイトル:Re:超絶は名曲か 投稿日:2000/11/09 12:28:8 名前:hasida
>「清濁併せ呑む怪物」とは言い得て妙ですね。
でしょう?。実は私とジョイントコンサート開いた仲間が自分のプログラムに書いた名言です。そのまたオリジナルがあるかどうかは存じませんが。


19- タイトル:Re:超絶は名曲か 投稿日:2000/11/09 04:34:15 名前:なかだ
「清濁併せ呑む怪物」とは言い得て妙ですね。
私はhasidaさんに比べればおそらく百分の一ほどもリストを聴きこんでいない
でしょうから、hasidaさんのこの言葉には含蓄があります。
そもそもリストはショパンに比べると体系的に曲集を編むことは多かったので
すけれど、曲集としての統一にそれほど気を使っていないなと思います。
それにしては超絶とか巡礼の年とか、古い素材を何度も書きなおしいるので
推敲することはかなり好きだったのでしょうね。

私などにしてみると、巷にあふれるショパン情報こそ我慢できない部分が
多くて困っているのですが、でもリストにいたっては情報がそもそもあま
りないですからね。


18- タイトル:Re:超絶は名曲か 投稿日:2000/11/08 17:45:44 名前:hasida
うふふふ。
リスト至上主義者ならマゼッパこそ聖典ですよね、きっと。
私穏健なリスト支持者ですので、例えば超絶のばらつきは「第1年」「詩的で宗教的」にくらべればぐっと小さいと思うし、その中では確かにマゼッパは一番好みません。
この清濁併せ呑む怪物にまた違った尺度で臨めれば、我々自身の側の音楽世界が豊かになると思うのです。またそう思ってのおせっかいページでもあります。(お気づきでしょうが、私かなりのショパンファンでもありますが、巷に溢れるショパン情報に有益なる追加が出来ると思っていないので、リストやスクリアービンについて書く中でショパンと対比させるにとどめている次第です。)
ですから、個々の作品を吟味することなく、リスト=全部ダメ、的な情報を流す輩(音楽で食っている人にも居る)には、困ったものだ思っています。


17- タイトル:超絶は名曲か 投稿日:2000/11/08 16:28:45 名前:なかだ
前に別の所で書いたのですが、「超絶」って曲によってかなりの出来のばらつきがある
ような気がしてなりません。
たとえば鬼火や夕べの調べは良い曲だと思うのですが、マゼッパはどうしても好きにな
れません。ピアノ技巧的には非常に面白い曲だけれど、芸術作品として見るとなんだか
主題を声高に絶叫してるだけのような気がして。皆さんどう思われますか。
やっぱりショパン原理主義者の私はどうしてもショパンのエチュードと比較しちゃうか
らだめなのかなあ。


16- タイトル:Re:Wilde Jagd 投稿日:2000/11/08 12:49:13 名前:hasida
普及サイズの辞書だと、単なる wild hunt しかでていないことは確認しました。
で、やっぱり深読みのしすぎかな? と思っていたところです。

鬼火は、元曲かそのまた元曲かは忘れましたが、アンダンテで書かれており、ということは現在普通に弾かれているテンポが作曲者の当初意図とはかけ離れて速すぎる可能性があるようです。別に作曲者の意図からかけはなれようと、いい結果がでておれば全然構わないと思ってます。


15- タイトル:Wilde Jagd 投稿日:2000/11/08 01:03:12 名前:なるなる
意味の脱落に関しては私も同じ推測です。(しかし、素人なので本当は独文の専門家に確認したいところです。)

(他の曲の題は仏語だというのも単なる wild hunt ではないだろうという傍証と思います。)

もともと中間部になんとなく夜を感じるので私自身は違和感ありましたが、最近は納得しています。

おどろおどろしさでは鬼火も負けていないと思いますが、私はこちらに違和感を感じます。闇の中で人を(死に)誘っているようにはどうしても思えません。


14- タイトル:なるなるさんありがとうございます 投稿日:2000/11/06 20:55:1 名前:hasida
>狩の原題 Wilde Jagd には、(der をつけて)
>「深夜騎馬の亡者郡を率いて空中を駆ける冥界の王」
>という意味があるようです。

英訳した時点でこの意味は落ちているわけですね?
勉強になりました。今後もよろしくお願いします。
#そこまでおどろおどろしい曲とは思えないので
#よけい違和感大なんですよね。


13- タイトル:超絶の訳語 投稿日:2000/11/05 22:38:34 名前:なるなる
リスト協会の掲示板からたどってきました。

超絶練習曲集の訳語ですが、

狩の原題 Wilde Jagd には、(der をつけて) 「深夜騎馬の亡者郡を率いて空中を駆ける冥界の王」という意味があるようです。(三省堂独和辞典に載っています。)

別に手が滑ったわけではないようです。(私も以前おなじ訳をみて疑問に思って調べました。)

雪かきは、動詞ではなく名詞のようです。(雪かきにつかう道具のこと)

ご参考までに


12- タイトル:お懐かしい。。。 投稿日:2000/10/31 23:24:1 名前:hasida
中田様お久しぶりです。職場が変わってfjを覗けなくなって以来、自宅パソコン導入により久しぶりに覗いたときに中田さんのお名前を見つけた時は懐かしかったです。勿論私も職場のディスクから自宅のに移して、それをまた一部カット&ペーストしながら作文していました。


11- タイトル:ちなみに…… 投稿日:2000/10/31 12:10:33 名前:なかだ
ちなみに、橋田さんをはじめとする方々とfj.rec.music.classicalでリスト等について議論した時(1997年ごろですね)の内容のほぼ全ては大切に私のコンピュータのディスクに格納されています。
今でもたまに読み返すことがあるくらいなんです。


10- タイトル:懐かしさいっぱいです 投稿日:2000/10/31 11:58:3 名前:なかだ
橋田様。覚えておいででしょうか、fj.rec.music.classicalでたびたび投稿しておりましたなかだです。
スクリャービンの解説の反応の中にちょこっと私の文章も出てきますね。
いま読んでみると当時とはまた少しスクリャービンに対して違った見方が出てきてます。
それからリスト。本日初めて読ませていただきましたが、バラードとポロネーズなんかショパンに挑戦して負けたものに過ぎないなど、いくつか
私の過去の発言が見え隠れしておはずかしい限りですが、いまもってショパン原理主義者の私の意見は変わりません(笑)。
ここ数年で私の中のリストに対する見方が少し変わった契機というと、アラウの弾く「孤独の中の神の祝福」を聴いたことにつきます。
この演奏で、リストはソナタだけじゃない!とやっと思えるようになりました。

またがんがん議論がしたいなあ。


9- タイトル:リストファンの皆様ようこそ 投稿日:2000/10/27 20:25:16 名前:hasida
いや〜リスト協会掲示板別室になるとは思っていませんでした。いよいよ本体連載開始しました。ご覧下さい。


8- タイトル:Sonata h-moll 投稿日:2000/10/26 12:57:17 名前:黒谷勝俊
私も練習しているんですが、いかんせん両手オクターブ
のパッセージがなかなか難儀でありまして、
少しも前進していない状況です…。
普通なら4分で終わるところを10倍ぐらいかけて弾いています…。
CDはアンドレ・ワッツの演奏とポリーニの演奏を聴いたん
ですが、ポリーニの方は雑誌で絶賛されているわりには
ちょっと…という印象でした…。
(ポリーニ派の方には申し訳無い…)

で、このソナタの中で一番好きなところは、
最後のコラール風の一連の和音です。
h-mollにもかかわらず最後はE-dur(だったかな?)
に解決しているのが、なんとも神秘的で
リストの実験的精神に脱帽するばかりです…。
#他にも印象派がよく使った「全音音階」も
#リストはすでに試みたことがあるし
#無調音楽を思わせる曲も書いていたそうです。

そう思えば、つまらん曲も本人にとっては「実験的作品」
が含まれているのではないかなと思わずにはいられません。

では。


7- タイトル:ソナタ大好きです。 投稿日:2000/10/26 01:27:31 名前:でんちゃん
はじめまして。38歳、3児のパパのでんちゃんです。
私もリストが好きですが、中でもソナタは最高だと思っています。
つまんない曲はホント、つまんないリストですが、ソナタは奇跡的といっていいほど完璧な作品ではないでしょうか。
黒谷さんが書いておられる、意味のないパッセージがない、という表現にまったく同感です。
CDではクリスティアン・ツィマーマンの演奏のものが一番好きです。すみずみまで神経が行き届いていて端正で、みずみずしくて。凄みをきかせるところはアルゲリッチを凌いでいますし、ポリーニみたいに機械的でもないし。
19世紀の最高のピアノソナタを3つ、といわれれば、私はこのソナタと、ベートヴェンの30番、ショパンの2番
を挙げたいなあ。
ところで、このソナタを今練習中なのですが、弾くと子供から「テレビが聞こえなーい」とどなられます。狭いマンションの居間にピアノをおいてるのでしかたありません。ご近所にも気がねしながら、ずっと弱音ペダルを踏んで弾いてます。すごくしょぼくて、リストに申し訳ない気分です。
ではでは。


6- タイトル:黒谷さんありがとう 投稿日:2000/10/23 21:24:28 名前:hasida
早速リスト本購入しました。ハワードのではS714まで行ってますが、殆どカバー出来てます。Trois odes funebres (Funeral Odes) をどう訳そうか迷ったのが発端ですが、勿論ちゃんと出てました。しかし「葬送頌歌」では既に現代日本語ではないですね。


5- タイトル:はじめまして 投稿日:2000/10/23 02:20:48 名前:黒谷勝俊
はじめまして。黒谷と言います。
リスト協会の掲示板から辿ってきました。

私も、リスト派の人間で(笑)、
まあ正確には、ベートーヴェン−ツェルニー−リスト
の系譜を崇拝しているものです(^^;

リストについては、関連書籍を買いあさり(日本の書籍は
少ないのであまり買ってないですが)普通の人よりかは
知識が深まったつもりです。

リストのピアノソナタロ短調を聴いたときは、最初は
あまり理解できなかったのですが、最近はあの30分弱
近い時間の中で意味の無いパッセージは存在しないのだ、
とまで思えるようになってしまいました。

ハワード氏の全集CDは少しだけですが買いました。
「パガニーニ練習曲集(コンプリート)」
「ワルツ集」
あと、もうすこしあったと思いますが、特に
他の人があまり録音をしない楽曲を中心に買っていこう
と思い、金欠ながらも次のCDをどうするか考えています。

全集の楽曲紹介のほう、楽しみにしています。

あと、楽曲の和訳ですが、私が購入したリストの伝記
「大作曲家シリーズ リスト エヴェレット・ヘルム著
 野本由紀夫訳: 音楽之友社出版(1996)」
の巻末の主要作品表に殆どあります。
ただし、S.697まででそれ以降はありません。
#たしか、ハワードの全集CDにはS.700を超える作品が
#あったような記憶があります。

長文になってしまって申し訳ありません。
それでは、また…。

http://cclub.cc.tut.ac.jp/~kuroya/


4- タイトル:ありがとうございます 投稿日:2000/10/22 12:05:55 名前:hasida
これでうまくいったかな、と思ってよくみると・・・
フッタが元に戻ってしまっているではないですか。
本体ページは有料で、でも掲示板がついていないので、
接続契約時のおまけページ(実用性なし!)の掲示板を
使ってやろうとしているのですが、ご迷惑をかけるかも
しれません。


3- タイトル:ではテスト 投稿日:2000/10/21 21:37:58 名前:コエフ
こんにちは。
スピーカー工作側からやってきました。
だんだん内容も増えてきているようですね。
これからも楽しみにしています。


2- タイトル:テスト希望! 投稿日:2000/10/21 19:53:38 名前:hasida
どうやらうまく作れたようではありますが、はなはだ心もとなし。だれかテストしてくれませんか?


1- タイトル:うまくできたかな? 投稿日:2000/10/21 19:46:51 名前:hasida
クラシック側とスピーカー工作と、どちらのお客さんが多いのでしょうか?