女スレッガー

1「スレッガー合流」

スレッガー「ハロー!ホワイトベース隊の責任者さんはどちらかしら?」
カイ「(うわ!スゲエいい女じゃん!)な、何の用だい?」
スレッガー「・・アタシはどこにいるか聞いてるのよ」
カイ「(金髪さんにはキツイのしかいないのか?)ブライトさん、お呼びだぜ」
ブライト「ん?(巨乳!?)・・何の用です?」
スレッガー「スレッガーロウ中尉よ。今日からこちらでお世話になるわ」
ブライト「ミライ、聞いているか?」
ミライ「え?あ、あります」
スレッガー「ふふ、アタシもついてきたわね。こんな男前の艦長さんとご一緒できるなんてね」
ブライト「よ、よろしく(巨乳だ!俺的100点満点!)」
ミライ「(こいつは・・・)」
スレッガー「そちらの坊やもよろしくね」
アムロ「・・・アムロレイです・・よろしくお願いします」
スレッガー「あなた・・・恋愛運に恵まれない相が出てるわよ」
アムロ「え・・・?(何を初対面で失礼な?マチルダさんとは大違いだ!)」
スレッガー「フフ、冗談よ。そんな怖い顔をしないで?」
カイ「へへへ・・・(激しく同意だぜ!)」
スレッガー「フフ、さあ、あったかいベッドに案内してよ!」
2「ザンジバル追撃」

ブライト「スレッガー中尉はどこか?」
スレッガー「なあに?ブリッジのすぐ下にいるわよ」
ブライト「中尉のご専門はなんでしょう」
スレッガー「大砲でも戦闘機でも・・いいわよ?」
ブライト「では中尉には主砲に回っていただきたい」
スレッガー「・・・条件があるわ」
ブライト「条件・・・?」
スレッガー「ホワイトベースを敵のほうに向けて頂戴
・・慣性飛行をしているから可能のはずよ」
ブライト「しかし・・それでは追いつかれる」
スレッガー「・・なら他を当たって頂戴。当てる自信がないわね」
・・・・・・・・・・・・・・
カツレツキッカ「うわああ!」
スレッガー「大丈夫!?おチビちゃん達?」
カツレツキッカ「後ろの機銃でやっつけるんだ!」
スレッガー「(これだから戦争ってヤツは・・・!)・・ブリッジへ!」
・・・・・・・・・・・・
スレッガー「ブライト中尉さん?」
ブライト「・・中尉!一言言っておくが、貴女のほうが年上だが、
指揮権は私にある!それを・・・」
スレッガー「それは当然ね。で?」
ブライト「・・・どうも」
スレッガー「主砲が使えるようにホワイトベースを敵のほうに向けて頂戴」
ブライト「・・・・・・ホワイトベース180度回頭!」
スレッガー「フ、フフフ・・いいわ!ブライト中尉、あなたはいい!」
ブライト「主砲の射撃をやってもらいたいものだな」
スレッガー「ミライさん船は任せたわよ!(命、あずけるわね)」
ミライ「・・え?」
・・・・・・・
スレッガー「もう誰も、私のミスで死なせはしない!」
3「ザンジバル追撃後」

ブライト「さすがですね中尉、直撃は貴女だけでした」
スレッガー「まぐれよ、ま・ぐ・れ!それより流石ねみなさん?」
ブライト「ああ!みんなご苦労!」
スレッガー「尊敬しちゃうわね・・アムロ君?MA撃墜!歴戦のパイロットでもこうはいかないわ」
アムロ「そんな・・いつもやっとのことで・・」
スレッガー「アタシには分るわ・・君はまるでエスパーね?」
アムロ「え?」
スレッガー「ん?アタシ何か変なこと言った?」
アムロ「あ・・・いえ、なんでもありません」
スレッガー「でも君はもっと生きて帰ることを一番に考えたほうがいいわね。
死んじゃなんにもならないからね・・・」
アムロ「・・・気をつけます」
スレッガー「よし!若者は素直じゃなくっちゃ!・・シャワー浴びてもいいかしら?」
ブライト「5分間だけならな・・ジオンはまたいつ攻めてくるか分らんからな」
スレッガー「はいはい。セイラも行かない?」
セイラ「あ・・いえ、私は結構です」
スレッガー「そ・・。あんた達!覗くんじゃないわよ!」
4「強行突破作戦」

ザクレロ撃破後・・・
スレッガー「どうしたの?立て続けの出撃でお疲れ?」
アムロ「いえ・・ガンダムの右腕がやられましたよ」
スレッガー「でも、当面の敵はやっつけたんだから、
少しはリラックスしないと身体に毒よ?」
アムロ「中尉はシャアという人を知らないからそんなことを言えるんですよ・・
あの人はすぐに次の手を打ってきます」
スレッガー「ふーん・・フリッジでも二言目にはシャアね。そんなに凄いの?」
アムロ「・・変わり身が早いんですよ・・自分からMSに乗っても来るし・・」
スレッガー「ふーんそれは是非会ってみたいわね?いい男ならなおいいしね」
アムロ「スレッガーさん!シャアは敵ですよ!」
スレッガー「あはは!冗談よ!君は本当に真面目なのね?」
アムロ「・・・そういう冗談は好きじゃありません」
スレッガー「ふふ、妬いてるの?かわいい子ね」
アムロ「・・・・・・・」
スレッガー「・・君は働きすぎよ。少し休んでらっしゃい」
アムロ「え?でも・・・」
スレッガー「年上の言うことは聞くものよ!」
アムロ「あ、はい。では失礼します」
スレッガー「・・・ホントいい子ね・・あんな子が戦わなきゃいけないなんてね」
5「強行突破作戦2」

ブライト「フラウボウ、予備のGファイターにスレッガー中尉を乗せろ!」
フラウ「スレッガー中尉、第2デッキ、Gファイターに搭乗してください」
スレッガー「やれやれ、主砲じゃないのね・・・・
・・あんなにもう戦闘機には乗らないって決めてたのにね
・・・・運命の女神は血と硝煙の臭いを嗅ぎつけるのがお得意のようね」
・・・・・・・・・・
アムロ「よろしいですか?このコンピューターは当てにしないでください。
Gアーマーのときにしか使用しませんから」
スレッガー「よーするにGファイターってのは手で動かすんでしょ?
アタシ向けでいいじゃないの!」
アムロ「お気をつけください」
スレッガー「あ、ちょっとアムロ!」
アムロ「はい?」
スレッガー「この戦闘が終わったらアタシとお酒付き合いなさい」
アムロ「え?」
スレッガー「『え?』じゃないの!君は『はい、喜んで!』って言えばいいのよ!」
アムロ「あ・・はい、喜んで・・・」
スレッガー「それでいいのよ!スレッガー、Gファイター出る!
・・・約束があるから生きて帰れる・・・大丈夫!」
6「強行突破作戦3」

スレッガー「さて・・・パイロットとしてもいいとこ見せないとね・・」
(スレッガー・・・)
スレッガー「!?」
(スレッガー・・・スレッガー・・)
スレッガー「う!・・・・こんな時に!」
(スレッガー・・痛いよ・・スレッガー・・助けて・・・・)
スレッガー「う、うわああああああ!」
カイ「スレッガーさんかい?早い!早いよ!」
セイラ「(スレッガー機の様子がおかしい?)
ハヤト、聞こえて?スレッガー機の援護に回って頂戴!」
スレッガー「ご、ごめんなさい・・・アタシ、アタシ・・・
・・いや、あの人はそんな泣き言を言わない!これはアタシの弱い心!」
セイラ「あと一機・・・!ああ!スレッガー機が!」
スレッガー「弱いアタシよ!消えろ!」
・・・・・・・・・・・
セイラ「中尉お見事です」
スレッガー「え?あはは!アタシってほら、天才だからね!
(アムロ・・・あの力、普通じゃない・・)」

ブライト「SIDE6に向かう!」
スレッガー「賛成ね。・・Gファイターを傷つけてごめんなさい
・・アムロ君にも怒られちゃったわ」
ブライト「手柄を急ぎましたか?」
スレッガー「・・・フフ、、まあそんなところね・・」
・・・・・・・・・・・・・・・
スレッガー「アムロ君?」
アムロ「あ、中尉・・さっきは生意気言ってすみません」
スレッガー「・・いいのよ。お酒の約束・・また今度にね?」
アムロ「え?あ、はい・・」
スレッガー「アタシがお酒の飲み方ってやつを教えたげるわ」
7「コンスコン強襲」

Gアーマーで哨戒任務に就くアムロとスレッガー
アムロ「スレッガーさん、以上ありませんね」
スレッガー「そうね・・この辺も岩が多いからなんともいえないけどね」
アムロ「もうちょっと調べてみましょう」
スレッガー「いいわよ。Gアーマーでの任務はいい訓練にもなるしね
・・・ねえアムロ君?君はフラウボウのこと、どう思ってるの?」
アムロ「・・どうって・・なぜです?」
スレッガー「君達、幼馴染なんでしょ?その割にはアタシが来てからこっち、
冷たいなあって思ってね・・・ダメよ大事にしてあげなきゃ」
アムロ「・・お互い忙しいだけですよ・・別に嫌いになったりとか
・・スレッガーさん!右に!」
スレッガー「・・・・・ジオンのMA?」
・・・・・・・・・・・・・・
8「サイド6にて」

・・・前略
カムラン「今から僕の家に来ないか?悪いようにはしない(ハァハァ)」
ミライ「ちょ、ちょっと!」
スレッガー「・・・失礼(ピシャ!)」
カムラン「ウッ!?・・・」
スレッガー「下手なちょっかいは止めてもらいたいものね?」
ミライ「スレッガー中尉!い、いいのよ!」
スレッガー「・・・ホント?」
ミライ「え、ええ」
スレッガー「だってさ、優男さん?」
ミライ「大丈夫?カムラン」
カムラン「ああ、ご婦人の口説き方がなってないらしい」
スレッガー「あら、よくわかってんじゃない?
少尉はホワイトベースのお袋さんだからね」
ミライ「(あ、あなたの方が、年上でしょうに!!)」
9「サイド6にて2」

カムラン「サイド6の船が盾になっていれば云々〜」
ミライ「あなた、一体どういうつもりで云々〜」
・・・・・・・クルーポカーン
スレッガー「・・・お馬鹿!(ピシャ)」
ミライ「!?」
スレッガー「このモヤシ君は本気なのよ!分かる?いくら中立のサイドって
いっても、ミサイル一発飛んで来たら命は無いのよ!・・・・
女のために命をかける男の気持ち、分からなかったら後悔するわよ!」
ミライ「!!」
スレッガー「あんたもあんたよ!モヤシ!言われっぱなしで!
頬の一つも張ってみなさいよ!」
カムラン「そんな・・・殴るなんて野蛮な・・・」
スレッガー「本気なら殴れるはずよ!大事なものは強引に抱えてないと、
すぐに逃げちゃうのよ!」
カムラン「・・・・・」
・・・・・・・・・・・
アムロ「スレッガーさん・・・あ、飲んでたんですか?」
スレッガー「んー?アムロ君か・・君も飲んできなさいよ・・・何か聞きたそうね?」
アムロ「あ・・いえ・・・」
スレッガー「いいのよ。アタシはね、大事な人を守れなかったの・・
今でもその時のことが忘れられないまま・・君にはそんな大人になってもらいたくないのよ」
アムロ「・・・・中尉」
スレッガー「今日は飲むわよ!君も朝まで付き合いなさい!いいわね?」
10「ソロモン攻略戦」

スレッガー「・・もうすぐソロモンね・まあ、アタシらの仕事は15分だけらしいけど」
アムロ「ええ、連邦軍の対要塞兵器・・・一体なんなんでしょう?」
スレッガー「下っ端がそんなこと気にしてもしょうがないわよね?」
アムロ「そうですよね・・・」
スレッガー(ホントにいい男に成長したわね・・アタシもうかつね!こんな時に)
「アムロ君?」
アムロ「なんです?中尉」
スレッガー「この指輪、預かっててくれない?ほら、アタシ失くし物多いからさ!
・・宇宙で失くしたら見つけんの大変だから・・・」
アムロ「・・分かりました。そのかわり、約束してください!
必ず生きて帰ってくるって!でないと、僕この指輪を返せないじゃないですか!」
スレッガー(・・・なんて真直な目で人を見るの、この子は?)
「君も言うようになったわね・・じゃあ、目を閉じなさい」
アムロ「え・・?」
スレッガー「ほら、早く!」
アムロ「ア、はい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!?ち、中尉!?」
スレッガー「ふふ、キスは初めてだった?続きは帰ってきたときね。約束よ。
・・・どうやら、出撃みたいね。行くわよ!そして、生きて帰ってくるわよ!」
最終話「スレッガー・ロウ」

アムロ「あ、圧倒的だ!」
スレッガー「ビ、ビームを弾いた!?アムロ君!あのデカブツを叩くわよ!」
アムロ「・・中尉?ドッキングしてGアーマーで突っ込むのか?」
スレッガー「・・ドッキング完了!いい子ねアムロ君、行くわよ!」
アムロ「しかし中尉、一体どういうつもりで?」
スレッガー「決まってんでしょ!長距離ビームが効かないとなったら、
特攻かけてあいつのどてっぱらにGアーマーのビームを叩き込むのよ!
・・・こっちがやられても、ガンダムのライフル、サーベルもある!」
アムロ「そ、そんな!中尉!」
スレッガー「私情は挟み込まない!悲しいけどこれ・・・戦争なのよね!
・・・いい男になるのよアムロ!回線切る!」
アムロ「中尉!中…」
スレッガー「・・・なんでこうなっちゃうんだろ?アタシったら・・
クライフ、私に力を頂戴!あの子を守らせて!」
アムロ・・約束守れなくてごめんね・・アタシは・・・・・・・・

作:・・・・ ◆iFt60ZwDvEさん


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