ゲーム

・マイナーゲームに光を:六・
私の印象に残っているマイナーゲームを挙げてみます。
今回はドラゴンバスター・・・兄がカプコソの『闘いの挽歌』を買いに行ったものの
バグで回収されていて買えず、「同じ剣を振るゲームだったから」という理由で買ってきた名作です。

ドラゴンバスター

 ドラゴンバスター・・・元はアーケードで稼動していたものだが、ここではFC版を指す事とする。
ジャンルとしては横スクロールアクションなのだが、得点(経験値)でライフが上昇する点、 マップ画面があり、各ステージのボスであるドラゴンの待つ山までのルートを選択して移動する点から、 若干アクションRPG要素があるといっても差し支えないかもしれない。

 ストーリーと呼べるほどのものはないが、主人公であるクロービスが ドラゴンに攫われたセリア姫(だったっけ?それは別ゲー?)を助けることが目的である
・・・のだが、3ステージ毎に姫の侍女を助けて、その後しっぽりしてしまう少し背徳的なゲームである。
これは裏ステージでより顕著に・・・それは後述する。

 クロービスの攻撃手段は、手にした剣を用いた剣術である。
基本は前方に振るだけだが、両手で蔦を握っての移動中でも振る事ができる不思議な剣である。
・・・という冗談はおいておいて、ジャンプ中に下+Bボタンでカブト割り、 二段ジャンプ中に下+Bボタンで垂直切りという通常攻撃の3倍程度の威力を誇る特殊攻撃を使うことができる。
また消費アイテムを使用することで放つことができる魔法も存在しており、 炎を出す、貫通するイナズマを出す、地面を走る火柱を出す、 画面内の敵を石化させる、地震を起こす、画面内の敵全てに大ダメージ、強制的にステージクリア などこの時期(FC版は1987)のゲームとは思えない程、多彩な攻撃を行うことができる。
またスーパーソードというアイテムがあり、攻撃力が二倍になるのだが、それを三本集めると、 一定回数ドラゴン以外のどんな敵でも一撃で切り伏せるウルトラスーパーソードになる。
そして、防御面も盾というアイテムを持っていればダメージの軽減が出来るので安心である。

・・・だが、そんなうまい話はなくて。
これらを武器に相対する敵はバリエーションが豊富で、通常雑魚の中には 剣の効かないゾンビ、スーパーソードを盗んでいくシーフ(倒せば取り戻せるので石化が便利)。
ルームガーダーという中ボスの中には、ファイアーボールの効かないスケルトン、 盾を破壊してしまうビショップ等がいて、一筋縄ではいかない。
 このルームガーダーというのがこのゲームの肝で、 四種類いるのだが、それぞれ厄介な特徴と共通した必殺技を持っている。
まず炎の効かないスケルトンは序盤はカブト割りや垂直切りで一撃なため楽勝だが、 後半では炎での削りが使えないため、一撃で倒せない場合、必殺技を発動される恐れがある。
次にウィザード。コイツ単体はファイアボールを放ってくるだけだが、上空に数本の剣が浮遊、 ファンネル(むしろファング)のように自律攻撃をおこなってくるため、 垂直切りでの突撃をした場合、必殺技を発動される恐れがある。
この剣は盾を持っていると無効化できるので楽勝なのだが・・・ ビショップにより盾を破壊されると目も当てられない。
そのビショップは横突きと対空突き、さらにファイアーボールを使ってくるので、 攻撃手段を誤ると、盾を破壊された上、高い攻撃力で必殺技を発動される恐れがある。
そして、最後の一体が恐竜(ファフニールなので邪竜?)。
こいつは斜めに火炎を吐いて必殺技を発動させる恐れがある上に 耐久力があるため、序盤からカブト割りや垂直切りだけでは倒すことが出来ない。

 さて、先ほどから連呼している必殺技とはなんのこっちゃという感じなので解説をば。
このゲーム、滞空中に攻撃を食らうと食らいモーションのまま少し上昇する。
さらに食らいモーションが解けた時にまだ滞空していた場合、攻撃を食らうと、 格ゲーでいうところの浮かし技ハメ状態になるのだ。
この状態を私は当時やっていた☆矢に出てくる白銀聖闘士の鯨座のモーゼスの必殺技 カイトススパウティングボンバーと呼んでいた・・・が通じるとは思えない。
一応解説すると、見開きアッパーで車田吹っ飛びをした☆矢が落ちてきたところを さらに見開きアッパーで吹っ飛ばし、さらに落ちてきたところを・・・と繰り返す ページ数(アニメなら時間)稼ぎ必殺技みたいなものである。
もっともドラバスの場合は食らっている間も剣を振ることはできるので、 運がよければそれを当てて倒すことで脱出が可能ではあるが。
ただ脱出できてもこのカイトススパウティングボンバーを食らった時点で、 その後のゲーム展開が絶望的となるので、いかにこれを食らわないように攻撃を読んで、 カブト割りと垂直切りを使い分けるかがポイントである。
特に垂直切りは判定が強く、最低でも相打ちに持っていけるので 恐竜以外には大体これでなんとかなってしまうが。
ただ実は欠点もあって、敵を倒すと出るアイテムはちょうど敵の上空に出現するのだが、 特に相打ちの際にこれを強制的に拾ってしまいやすい。
え?別にアイテムを強制的に拾って悪いことなんてないじゃん!
と思うかもしれないが、後半に行くに従い、体力の低下するポーションオブエナジードレイン (ってそれはドルアーガ?)が多く配置されているため、 選択的にアイテムを入手できないことは案外厄介なのである。

 だが、ルームガーダー以上にこのゲームにおいてトラウマになっているのは、 ダンジョン脱出に一定時間以上かかると出現する、いわゆる永パ防止キャラ『ケイブシャーク』の存在である。
ケイブシャーク

見た目だけでもエイリアンの頭部のみのようなデザインのキモ系で、 それが噛み付いたまま離れないのだから視覚的にもトラウマになりそうなのだが、 それ以上に出現後に鳴り響く警報のような連続音(ディロリロ・ディロリロ)が耳にこびりついて離れないのである。
ただコイツはルームガーダー戦に発生する部屋の障壁を突破できないので、 ルームガーダー戦で出現した場合は、障壁越しにカブト割りを決めると延々と狩ることもできるが、 そのルームガーダー戦で脱出の扉が出現しないと、以後延々と付きまとわれるため余りオススメできない。

 などと書いていると、ドラゴンバスター=竜退治のタイトルにも なっているドラゴンそのものは弱いんじゃないかと思われるかもしれないが、 まずサイズがクロービスの倍位ある上に、吐く炎が放射火炎タイプ、連発タイプはまだ楽だが、 炸裂弾タイプ、誘導弾タイプの後半のドラゴンの怒涛の攻めの前には油断すると一方的にやられてしまう。
このため、いかにランプや指輪、王冠等の攻撃魔法をドラゴンまでに温存できるかが鍵になるほどである。
 そんな強敵であるドラゴンを倒した先にあるのは、3面ごとの侍女とのしっぽり画面と12面での姫とのしっぽり画面なのだが、 12面をクリアした先、またはタイトル画面でコマンドを入力した先にある裏ステージにおいては侍女や姫様が、
なんと!!
水着姿で登場するのである!!









・・・といってもこんな感じなのだが。
水着侍女

こんな感じでもこれを拝むために必死に裏ステージの3面をクリアした当時の自分がいるんだよ!!



・・・なんだか『マドゥなんとかの翼』の時のデ・ジャブが?
一応、アレよりは前なんやけどな。
ちなみに管理人はカブト垂直切りっちゅう必殺技を練習しとったが、
結局任意で発動させるんはできへんかったみたいや。
何かカッコイイ名前だけど、ソレ何?
カブト割りを出した直後に
キャンセルして二段ジャンプ+垂直切りで上昇、
そのまま垂直切りで下降するっちゅう、
全弾当てたら倍率ドン!9倍!な技や。
・・・言葉の意味はよくわからないけど、
とにかく凄そうってことだけは伝わったよ。

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