ゲーム

・天外2の思い出 十四・
♪夏が来れば〜思い出す〜
というわけで唐突にMy best RPG『天外魔境2』の思い出でも語ってみんと欲す。
敵も味方も総力戦!勝つのはどっちだ!?

ヨミマリ

【京:花の御所】

パーティキャラ
卍丸 カブキ 極楽 絹


前回、ホテイ丸の命によって、根の一族との最終決戦場・花の御所への地獄の門がついに開かれた!
その先に広がるのは、別に無茶苦茶広くて迷って大変!というダンジョンではなく案外一本道気味なので、 百万回やられても挫けずに済みそうである。
とりあえず最奥部までは聖剣・大霊院卍丸の試し切り的なセリフ無ボス二匹×二組との戦闘と その度に発動する『死亡フラグっぽいけれど気のせいだったぜ!』的な感謝のセリフを述べる仲間達のイベントのみなのである。
その最後のイベントで久々にホント久々過ぎてその設定忘れられてたんじゃないかと思う程久々に絹が予言をする・・・この先にヨミがいると。
・・・もっともソレぐらいは予言しなくても大体わかる、それっぽい門構えだし。

果たして・・・と門をくぐると、なにやら何度も見かけた気がする暗黒ランの根が張り巡らされた巨大な祭壇のような場所が眼前に広がっていた。
これはデ・ジャブ?・・・いや、そうではない。
ここは、いつも三博士がヨミの珠に悪企みを報告していた場所ではないか!
そして、いつものようにヨミの珠の前に三博士は並んでいた・・・。
ただいつもと違うのは、祭壇の周囲に京の人々をおぼしき姿が無数に並んでいることだった。
・・・あ、全滅していたと思った京の人達は実は生きてたのか!
などと思っていると、三博士が今までより切羽詰った面持ちで話しかけてくる。
「来たな、卍丸!流石に早いな!
君達はいつもわしらの予想を上回る早さでやってくる。
時間稼ぎに七本の暗黒ランを各地にばらまいておいたわしらの苦労を笑うようにな!」


ええと、つまり三博士が言いたいのはこういうこと?

「おもしれえほど簡単に引っかかったぜ。聖剣を七本使い切った後だったしな!
後はテメエを絶望のドン底に突き落とすため秋吉洞に閉じ込めた!
だが・・・テメエはここに来やがった!!
テメエはいつもそうやって!俺のしてぇ事をブチ壊しやがるッ!!
むかしッからそうだ!俺がどんなに努力しても!テメエはいつもそのひとつ上を行っちまうッ!!
あの世で俺にわび続けろー!!卍丸ーーーーーッ!!


・・・なのかと思ったら、案外冷静・・・だった?

「おかげでヨミ様の復活も予定より少し遅れてしまった・・・。
しかし、わしらには切り札が・・・ある。」


八本目の暗黒ラン以外に、まだ切り札があるとな!?

「この広間に集めた京の人間たちに協力してもらえれば、その遅れも一気に解消する!
ヨミ様!!人間の絶望する心を存分にお召し上がりくださいませ!
さぁ、血の祭典のはじまりじゃ!!
卍丸よ!!
儚き命のためにせめて念仏でも唱えてやるがいい!!」


三博士がそう言い放つと、祭壇の周囲にいた京の人々の体を暗黒ランの根が絡めとり、その命を絞り採っていく・・・。
一人、また一人、ヨミの養分となって消えていく京の人々。
・・・他の国が暗黒ランの脅威に怯える中、自分達だけは大丈夫と高をくくっていた京の人々の、それが皮肉な末路だった。

血の祭典が終わった後、三博士がアタ○ク25のラスト問題前に児○清がするような勝利条件を提示してくる。
「これで君達とわしらは五分と五分。
勝負は振り出しに戻った!
間もなくヨミ様は復活なさる。
そうなればわしら根の一族の勝ちが決まる!
逆に君達が勝つためにはわしらを倒しこの最後の暗黒ランを切らねばならぬ!」


つまりあっさり三博士を排除して、速攻で暗黒ランを切ればいいってだけだから、案外楽じゃね?と思っていると・・・

「さぁ、卍丸よ!わしらを倒すがよい。
しかし、わしらもただ負けるわけにはいかぬ・・・。
この日のために根の一族を材料に実験を重ねた。
その答えがわしらの体内に・・・ある。
・・・見るがいい!これが人間の力でできうる限界の形!
究極の生命体じゃ!!


そう言うや否や、三博士の体が光り、空中で融合!
眩い光の中から姿を現したのは・・・
機械獣デデベ

機械獣デデベ!

キング○ドラ、キタコレ!
(ちなみに名前は三博士の名前デーロン、デロレン、ベーロンの頭の文字から)
というか、設定的には同種族出身の天外1の邪神斎の真の姿・ルシフェラーに近い感じなのが興味深い。
それまで余裕綽々といった感じで構えていた三博士が ヨミを復活させるためになりふり構っていられなくなった挙句、 捨て身の覚悟で合体した究極生命体だけあってかなり強く、 冷凍ビームで凍らせ、業火で焼き尽くし、溶解液を吐くというネクロマンサーのハイドラを 発展させたような恐怖のトリプルアタックを仕掛けてくる!
だが、これほどの強さにもかかわらず三博士のセリフから察するに、彼らはこの捨て身の合体をもってしても 卍丸達を殺せるとは考えておらず、あくまでヨミが復活するまでの時間稼ぎと考えているのが逆に恐ろしい。
『人間の力でできうる限界の形!』ですら、殺すことを目的とできない火の一族って・・・。
しかし、それ故かかなり硬いため長期戦になりやすく、先のトリプルアタックでジリ貧になりやすい。

だが、所詮は時間稼ぎ。
ついに三博士も力尽きる。
「ヨミ様!!
火の勇者が行きまする・・・
早く・・・その中より・・・出てくださり・・・ませ」


これが三博士のヨミへの最期の報告となった・・・。

さぁ、卍丸を遮るものはいなくなった!
後は暗黒ランの根ごとヨミの珠を叩き切るのみ!!
卍丸の構える聖剣・大霊院卍丸が輝くと、 その刀身はまるでハイパービームサーベルの如くごん太の光刃と化した!

そして、一閃!

その切っ先は見事、暗黒ランの根とヨミの珠を切り裂く!
やったかっ!?と思った矢先、ヨミの珠からまばゆいまでの光とともに巨大な何かが飛び出してきた!!
ヨミ幼虫

\ムシだー!/

こ、この芋虫とセミの幼虫を合わせたようなものが根の一族を創った神!?
嘘だっー!!
と言いたくなるが、ともかく復活してしまった以上、何とかしなくては!
ヨミの体力は36,000というそれまで20,000以下しかいなかったボスの中では桁外れの体力、 そして力を溜めて体当たりされると極楽以外はほぼ確実に消し飛ぶとんでもない攻撃力を持っている
・・・がしかし、名前を呼んだり、手招きしたりとあまり攻撃してこない上にかなり柔らかいので 先の突進の対策(城壁+悪態や鳥寄せ、三角などの的の増加)をしてあれば案外苦戦もせずに倒せてしまう。

やったかっ!?と思った矢先、ヨミの背中からまばゆいまでの光とともに巨大な何かが飛び出してきた!!
ヨミ
「我はヨミ、暗黒を司る神なり!
我はこの地に我が僕となりし、強き魂を産み出すため光臨せり。
我は根を産み出し、我が怨敵マリは火を産み落とせり。
根と火は互いに憎みあい、その争い太古より今に及ぶ。
しかれどもその争いも今日限り。
我は怨敵マリを我が腹中に飲み下したり。
もはや我が意志をとめる術なし。
我が望む時は来たれり!
さあ!欲せんままに生きよ!!
奪え!!殺せ!!狂え!!
それこそが自らを高みへと押し上げる唯一の道ではないか!
マリの遺児、火の一族よ!
この麗しき暗黒の夜明けに、その命の最後の輝きをこのヨミに捧げるのだ!!」

その声は、シャアっ!?

・・・ってまぁ、確かにそのとおりなんだけれども。
幼虫から出てきたからなのか、蝶っぽい触覚が特徴の真ヨミ様!
長々と状況を説明してくれる親切なヨミ様のおかげで今卍丸達がおかれている状況が分かってきたぞ!
どうやら以前イヒカの人や天狗が予想したように、ヨミが復活した場合の最後の希望マリはヨミの腹の中にいるらしい。
つまり神の助けなしで神とガチンコバトルをやれということに・・・!
オワタ・・・なにもかも。
・・・と諦めたらそこで試合終了なのだが、ヨミの繰り出す憎悪のいかずちと電撃のコンボは絶望に値するほどの威力である。
ちなみに剛天明王の時に三博士が『剛天明王の攻撃力はヨミ様の半分=ヨミは剛天明王の二倍の攻撃力』と言っていたが、 ヨミは通常攻撃をしてこないので、その点だけは安心(試しに突撃系の奥義を使うとほぼ一撃でこちらが消し飛ぶ)。
それでも今まで培ってきた戦術『城壁+悪態』『城壁+静乱斬』『赤影+松虫斬』『凍竜+胴締め』等を駆使して何とか表示上の体力を削りきると、 ヨミは卍丸達の力に驚愕・・・いや、むしろ困惑の表情を浮かべ、その手を止める。
その困惑の正体は、卍丸達の神を前にしても諦めない不屈の心は根の一族に自らが与えたはずのものだったからだ。
つまり卍丸達には火の一族としての力と根の一族としての力が共に宿っている・・・?
ということは火と根の一族が過去に交わったということなのか?
その事実を受け入れられないヨミは、マリにその火と根の交じり合う不純な命を見せ付けるために体内からマリを解き放つ。
そして、ヨミの体内から慈愛に満ちた光り輝く球が飛び出し、卍丸達に話かけてきた。

その声は、メーテルっ!?

マリ曰く、 「ヨミは至高の強さとは戦いに勝ち抜く力を持つものだと考えたが、私の考える究極の強さは他人を庇いあう愛だった。
ヨミの創った根と私の創った火は争い合ったが、火は愛が強すぎて根も受け入れてしまった。
そして、出来たのが人間。なぜなら彼らも特別な存在だからです。
狂暴さと愛情という相反するものを持った人間にとまどったけど、それが力の源らしいからもう私たちの庇護はいらないよね?
んじゃ、ヨミと一緒に帰る前に一つ願い事を叶えてやろう。
ヨミに殺された人々を甦らせてあ・げ・る☆ただし顔も思い出せねぇヤツは勘弁な。」
・・・好き放題、今までの設定と矛盾が生じる話をした後、ヨミとマリは天空へと帰っていった・・・。

根の国での話だと、罪人の国にヨミ光臨→根誕生だったはずだから、ヨミマリの光臨前から人間はいたはずなんだけど?
前に考察したとおり、ヨミマリ前にいたのが人の素体で、根の因子と火の因子をそれぞれ注ぎ込んだのが、根の一族、火の一族。
根と火の混血が人間、その中でも火の因子が強いものが卍丸達ってことでとりあえず納得しておこう、そうしよう。
つまり人(根の一族)とアギトになる可能性のある人(人間)とアギトに覚醒した人(卍丸達)ってことで
・・・アレ?純血の火の一族と素体はどこいった?やっぱり矛盾しまくりだな、マリ様の話は。

ともかく場面は移り、京都の山々に大きな文字を示したかがり火が赤々と燃えていた。
そこに鋼鉄城で突撃をかましたはずのホテイ丸と鳴門で海の藻屑となったはずのエビス丸が揃って登場。
卍丸達の勝利を祝して、京都の山には今後八本の聖剣の頭の文字をかがり火にして燃やすらしいことを相変わらずのハイテンションで説明してくれる。
『法』水院紅丸、『妙』院カラス、『船』海宮義経、『大』霊院女彦、
『い』ろは宮静、『鳥居』堂三郎、『蛇』光院松虫、そして『大』霊院卍丸

つまり大文字の送り火とはこれが由来だったんだよーっ!!

ΩΩ Ω<ナンダッテー!!

ちなみに今は『蛇』『い』はなくなってしまっているらしい(リアルの話)。
 ともかく、当たり前のようにホテイ丸が生きていることから分かるように・・・後は各々の縁者(絹の両親、卍丸の父親、シロ)、恋人(極楽の千代さん)、知人(百地三太夫)が復活しまくり報告会で幕。
卍丸大勝利!希望の未来へレディ・ゴー!



うわっ!ホントに昔のアニメの最終回みたいに死んだキャラ甦って終わっちゃった!?
でも親世代まで甦っちゃうのは反則じゃない!?
まぁ、当時のアニメのテンプレ的展開やからなぁ。
ともかくなごうこと紹介してきた天外2もこれで終いや。
ホントに長かったね。
一年半近くかかったんじゃない?
ホンマにな。
ずっとDUOに電気通しとらんさかい、今頃プレイデータ消滅してそうやな。
一応天の声バンクにバックアップしとるけど。
それじゃ、とりあえずここまで!
バイナラ!

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