ゲーム

・天外2の思い出 弐・
♪夏が来れば〜思い出す〜
というわけで唐突にMy best RPG『天外魔境2』の思い出でも語ってみんと欲す。
思い出とかいいながら、再プレイを始めて、
今回取り上げようとしたところを追い抜いてしまったので
現在(いま)と思い出(むかし)が交錯(クロス)する・・・!
とかそれっぽいことを書いてみたりみなかったり。
再プレイしながら思ったのは、ほとんどのイベント・台詞どころか宝箱の中身もほぼ覚えていたこと!
・・・どんだけ体と頭に染み付いとんねん、って感じですたい。

吠丸ゲットだぜ!

【京都・近江】

パーティキャラ
卍丸 カブキ
菊五郎を倒し、二本目の暗黒ランを切ると、京の国に入れるようになる。
京の国の特徴は、暗黒ランが生えていない&根の城がない=エリアボスがいないこと。
そのためか、京の国が元々持っていた文化の中枢的な側面、具体的にいえば、他の国では見ることがない設備が多々あることがより際立っている。
まずお店の品揃えが違う!しかも物語の進行に伴ってラインナップが増える充実っぷり!
しかし・・・他国より値段が二割増し!
さらにその段階では買えない武器を二倍でご奉仕するボッタクリ店もあり!(最高値は名刀吠丸518,000両)
さらにさらに!高貴な身分(自称)の女性に送るための貢物店まで!
・・・まぁ、つまりは京の国ではどこへ行っても『金、金』なわけで速攻金欠気味。
しかし!そんな卍丸達をきっちり(金の亡者へと)サポートする設備もあるのだ!
 例えば、相場屋。
初期値百両の米・麦・豆・塩の預かり証を壱・拾・百の単位で購入して、 物語の進行に伴って変動するそれらの値段の差額で儲けor損するという・・・ 今、巷で話題沸騰の株取引を行うお店。
この店の存在意義を如実に表しているのは、そこにいる女性がいう
『お金なんて、どんな稼ぎ方でも同じなんやし、
もっと頭を使こて正義かてやるべきやと思うわ』
という台詞。
実際、RPGでの効率的なプレイなんてそんなものだが(前回の岩戸の盾無限稼ぎとか)、 まさかゲーム内のキャラからお墨付きがもらえるとは思わなかった!
でも昨今の金融不安を鑑みて、そんな不安定な儲け方には頼れないぜ!
って方向けにもしっかりサポートが用意されております。
 それが『黄金虫の卵』稼ぎ!
これは京より先の国の洞窟等に時折あるアイテムで、それ単体では 特に意味のないアイテムだが、それを一万両で買い取ってくれる奇特な人が、京にいるのだ!
そして、越中〜越後の宇奈月洞ではそれが無限に手に入る=金も無限に手に入る!
だが、落とし穴は勿論ある。
この『黄金虫の卵』は売りに行く前に孵化してしまう可能性があるのだ!
そうなると、そこいらの店で10両で買い叩かれてしまう上に、 孵化した黄金虫は所持している消費アイテムを食い散らかしてしまう!
だが、かなりローリスク・ハイリターンな稼ぎ方であることは確かなのだ!
(秘剣不知火を複数本買うとかなりのバランスクラッシャーになるが)
 京には他にも金のあまりかからない娯楽として、京スポやおみくじがある。
京スポはそれまでのイベントを元ネタのスポーツ紙のように、面白おかしい見出しと スキャンダラスな内容で紹介したもので、随時追加されていく。
おみくじは、分かりにくい文章でかなり先の展開まで予言しているアガスティアの葉みたいなものである。
 このように色々な設備のある京ではあるが、再プレイしていて一番感じた京の国の特徴は、 直接暗黒ランの被害にあっていない京の国の人々が他国の現状を他人事のように認識していることだと思う。
寺社仏閣関連の人々は、京が平和なのは自分の奉る神仏のおかげだと互いに主張し、 ジパングが滅びても京は不滅!と息巻いていたりする、他の地域あっての政治中枢だというのに。
 そんな京の中で一際目立つのが、貧民区。
ここはどこか達観した人々が集いつつも、卍丸が他の国に行くにあたって、先行情報を教えてくれる。
そして、この貧民区にはシリーズ(天外1・2)の重要人物ホテイ丸がいるのだ!
ホテイ丸 【ホテイ丸】

天外1より引き続き登場の謎の宣教師。
どこかイっちゃってる外見、
いかにも似非外人らしいしゃべりに反して
頭の中身はかなりスゴイ。

もっとも、ここでは自己紹介だけで、ホテイ丸先生の今後の活躍にご期待ください!って感じだけど。
そういえば1からの引き続き登場のキャラという意味では、あこぎな商売で儲ける足下兄弟も商店区で自己紹介だけ済ましていく。

 ちなみにストーリー的には、花の御所で白山入山許可証を取って、近江の白山に行って、 大タタの船を手に入れて琵琶湖を渡ればOK。
お次の舞台、越前の入口・金沢町にレッツ・ゴー!

【越前・越中・越後:幻夢城】

パーティキャラ
卍丸
到着した金沢町では、城主に会うために武器防具・道具・巻物を預けなくてはいけない。
勿論これはフラグである。
なんと敵の策略で、カブキが目立つ褒美(敵の城を落した者の顔を山に刻む)欲しさに単独行動に出て、パーティを離脱してしまうのだ!
ちなみに菊五郎の時にカブキの性格を利用したらしいものの、 功を奏したどころか一緒に罠にはまっていたが、今回は成功した模様。
次の敵は菊五郎よりも(最低でも頭の程度で)上手らしい。
 新たな国に入り敵が段違いに強くなっているのに、卍丸一人旅は厳しい!
さらにこの国を治める幻夢城の城主はまぐり姫の部下・わだつみ五人衆によって 越中への進行ルートが全て岩で塞がれてしまう!
卍丸の旅はここで終わりを告げた!・・・完!!!
だが、大丈夫!
岩をも砕く剛力を持ちながら千年前の戦いの最中、死んだと思われていたが(墓もある)、 実は敵前逃亡し、人魚に涙を流させ、その涙を飲んで寿命を千年延ばした人でなし・極楽太郎が 越前にある人魚の村で千年近く収監されているというのだ!
・・・なんか経歴聞いてると不安(´・ω・`)

 人魚の長から、足下兄弟絡みの人魚姫誘拐→見世物事件を解決すれば、極楽を解放してもよいといわれ、奔走する卍丸。
ちなみにここでの足下トリックは
見世物代三千両払って人魚姫を助けるため見世物小屋へ
→足下「さっき、外の青空市で掘り出し物の激安の強い剣がありやした」
→青空市に行くと開催されていないorそんなものは売ってない
→再度見世物小屋に入ろうとするとまた三千両必要(´・ω・`)


そんなこんなで人魚姫を救出、極楽を解放する卍丸!
ちなみに極楽は解放される前に、解放してくれるお礼にと卍丸に二つの約束をする。
一つ目は、この一帯の敵を一撃で潰すこと。
二つ目は、どんなことがあっても卍丸についていくこと。
 何とも頼もしい!
そして、遂に牢屋の鉄格子をぶち破って極楽・爆誕!

パーティキャラ
卍丸極楽
フィールド音楽も極楽専用曲に変わり、先の厳しい一人旅から一変、極楽ムード満天!
早速そこいらの雑魚と戦闘して、極楽の力を堪能してみるぜ!
・・・あれ(・ω・`)?

ご、極楽さん!一撃で倒しきれてませんよ!?
これは仲間にした時点でのレベルにもよるが、どうも極楽は千年前の、 それなりの装備をしていた時の自分を基準にしていたようである。
・・・そう、極楽の欠点はパーティキャラ中、最高の腕力と防御力を誇りながら 終盤まで装備に恵まれないということなのだ!
まぁ、それでもこの一帯のほとんどの敵は一撃で倒せるし、 何より体力がこの時点の卍丸の二倍以上あるのが、実に頼もしい。
(卍丸150程度に対して、極楽350以上)
そんなこんなで極楽が越中への道を塞ぐ岩を粉砕!
越中に入ると幻夢城がその姿を現す、無数に!
どうやら幻夢城はその名の如く幻のような存在で、 本物を見つける手段を探さなくてはならないようだ。
そんなこんなで各地でとおせんぼするわだつみ五人衆を退けながら、 幻夢城の位置を示す電二磁石の入手に成功する!
ちなみにこれを作ってくれるカラクリ職人の名前は電二郎というのだが、 この時点ででんじろー先生って有名だったんだ、びっくり!
・・・それとも無関係?

(閑話休題)
幻夢城の中に入ると、中身もその名に違わぬ幻三昧。
わだつみ五人衆も女性に扮して、それぞれ印象的な台詞は吐いてくれます。

「(前略)今、身体のあたたまる料理をつくっております。
材料が揃わず手間取っておりましたが、もうすぐできあがります。
最後に何の具を入れるか、ご存知?」

正体を現し、磯花法師「お前の肉だよ、卍丸!(後略)」

「(前略)美しい花々に囲まれていると戦いのことも忘れてしまうでしょう?
さあさあ剣など納めて、あなたも花を摘んでください。
今日中にたくさんの花を摘まないといけないのです。なぜって?」

正体を現し、生子法師「わかりきったこと!お前の棺桶に飾ってやるためだよ!」

「(前略)ここは生きることに疲れた人々が訪れる深い森。(中略)
さあさあ旅の人。今日はここにお泊りになり、疲れた身体を休めてください。
力を抜いて・・・目を閉じて・・・」

正体を現し、巻貝法師「そして、お前は再び目を開けることはないのさ!(後略)」

「(前略)火の一族にとっては荒れ狂う海も怖い内には入りませんわね。
その勇気で是非とも火の一族の方々には川を渡っていただきたいわ。
海と比べれば大したことなくてよ。え?何の川かですって?」

正体を現し、海牛法師「馬鹿野郎!勿論、三途の川に決まってんじゃねーか!」

「(前略)卍丸様、流れ星が消える前にお祈りすると、願いが叶うってご存知?
今、お星様にお願いしていたの。」

正体を現し、毒針法師「お前が血を流し呻きながら死んでいくのをなぁ!
俺の祈りはよく通じるんだぜっー!」


・・・うん、幻夢というか狂夢気味?
何とかわだつみ五人衆を倒し、さらに上の階に行くと・・・
最初の村に出る。勿論、幻。
そして、卍丸の家ではかあちゃんが待っていて、 おはぎを勧めてきたり(食べると毒)風呂を勧めてきたり(装備が外れる)寝ろといってきたり(睡眠状態になる) 見え見えの罠を仕掛けてくる。
そして、罠にかかろうが見破ろうが正体を現すはまぐり姫!
はまぐり姫

やっべ、肝心の幻が見え見えでも、わだつみ五人衆が心酔するのも分かるわ。
ちなみに絵だと分からないが、上半身は肩当とピンクのトップスのみ、 下半身はドレスの裾のようなものをつけているだけというかなり刺激的な格好をしている。
ちなみに、これ伏線。
 はまぐり姫を退けると、最上階に誘われる。
そこでは・・・何とカブキが二人捕まっている!
お、お前、見かけないと思ったら(各地で巻物をかすめとったり女性に声かけまくるという爪痕は見て取れたが) こんなところで増殖していただなんて!
・・・というわけではなく、片方は勿論はまぐり姫。
二人のカブキの話を聞いて、偽者を切れ!というのだが・・・
「俺様を切るのは勝手だが、俺様の衣装に傷つけるんじゃねぇぞ!」
「ドジ踏んだ俺が悪いんだ。正義のために死んでやらぁ!」<偽 者 決 定

バレバレですよ、はまぐり姫。
この幻も見破られたはまぐり姫はついに本気を出し、誰にも見せたことのない生まれたままの姿を見せるという!
・・・『生まれたままの姿』?
先に述べたようにはまぐり姫はかなり露出度の高い格好をしている。
そんな格好のキャラが晒す『生まれたままの姿』・・・ごくり。
その期待に応えるかのように、カメラのアングルがはまぐり姫の顔から次第に下がっていき、下半身のドレスの裾部分に差し掛かる。
そして、うねうねとせり上がるドレスの裾部分!
・・・ん?せり上がる???
『生まれたままの姿』になるのに???
そんな違和感を他所に、はまぐり姫の全身を覆っていくドレスの裾部分!
そして・・・!(以降の文は省略されました。続きが読みたければ、わっふるわっふ(ry)

とりあえず、青少年の純情が踏みにじられたことだけは明記しておこう、そうしよう。

このはまぐり姫第二形態を倒すと、今わの際にはまぐり姫がこう呟く・・・。
「こんな醜い姿のまま死にとうはない。
こんな姿に生まれてこなければ、普通の女として暮らせたものを・・・
恨みまする、ヨミ様・・・
答えてくれぬか、卍丸・・・
もしも、わらわが生まれ変わって、もう一度お主と・・・」

・・・そのまま崩れ落ちるはまぐり姫。

そんな空気を無視してか、カブキが修行の旅に出ることを宣言して、どっかへ行ってしまう。
次に会うのはいつになるやら。
そして、崩れ落ちる幻夢城を後にした時に極楽が呟く。
「女ってのは悲しい生き物だよな。
叶えられるわけもねぇ夢を男に押し付けて、自分は一人で勝手に往っちまう・・・。
やっかいだぜ、残る方は。
悪いことはいわねぇから、忘れちまいな、はまぐり姫のことはよ。」
ここで「いいえ」と答えると、
「あんたも大馬鹿野郎のクチかよ!
じゃあ、まぁ、大馬鹿野郎二人で暗黒ランでも切りにいくか!」
という。

・・・そう、この台詞から、極楽は先の評判に聞くような、 人魚に涙を流させて千年寿命を延ばした人でなしではなく、 何らかの理由で人魚に千年寿命を延ばされた・・・
そして、千年経ってもその人魚のことが忘れられない漢、ということが何となく伝わってくるのだ。
 ちなみに書き忘れていたが、極楽は二つ目の約束は破らない。
しいて言えば、一回だけ卍丸を信頼して破りかけるが。

 さて、次は正月に沸く京の国から、むさい男二人旅に終止符を打ちに近江(西側)に入ることに!

・・・つづく



えっ!これでもまだ終わりじゃないの?
この時点でまだ3〜4割程度やないかな?
ちゅーか、中の人のプレイが
そろそろ終盤に差し掛かっとるんがなにゃかなぁ。
・・・全然、思い出じゃなくなってんじゃん。

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