ガッツ　日公～ゲーム３～

・マイナーＲＰＧに光を：壱・
私の印象に残っているマイナーＲＰＧを挙げてみます。
今回は「邪聖剣ネクロマンサー」にスポットライトを当ててみた所、日陰者なので溶けましたｗ

　邪聖剣ネクロマンサー・・・ＰＣＥ初の本格ＲＰＧにして、敵を倒した際、血が噴出すなどのグロ描写で「決して夜一人では遊ばないで下さい」というＣＭとギーガデザイン？のパッケージが印象的なゲーム。
　実際ゲームをプレイすると、突っ込みどころ満載で笑えるのである。
以下に羅列してみよう。

・最初の方のダンジョンで手に入る１００円で売却可能なアイテムが最強防具を手に入れるためのキーアイテム
・その最強防具のある天界には金のゴキが大量発生中。
・さらにその最強防具をつけてようが、ラスボス側近のクトゥルフ系四天王からは体力の半分以上のダメージを貰う。
・よってダメージ軽減系の魔法ナシではクリア不可能。パーティ選択次第ではグッバイ！
・最盛期レベルが存在し、それ以上だと能力が落ちる。
・終盤に出てくるおねーちゃんモンスターが無駄にエ○イｗ
・最初の町のあたりから噂になっている猛者「ホーク」に期待を抱かせつつ、最後の方の町で「ホークは町の外で魔物にやられたよ。あの男でもこの付近の魔物には敵わないのか」というテキストのみで「死亡確認！」

・・・とまぁ、数え切れない突っ込みどころがあるのだが、もっとも突っ込みたくなる二点を特に挙げよう。

１．このゲーム、タイトル通り邪聖剣ネクロマンサーが最強の武器である。
というかコレなしでは、ラスボス＆四天王に文字通り傷一つつけられない
（０～２ダメは与えられる。一応隠し武器ならばもう少しなんとかなるが）
つまりストーリー上のみならずシステム上、ネクロマンサーが必要なのである。
ところが最初にネクロマンサーを手に入れても、激弱なのである！
これは一体どうしたことか？まぁ、よくある話で賢者に手を加えてもらって初めて本来のネクロマンサーになるのだ！
　ここに問題が発生する。
賢者いわく「このネクロマンサーは邪聖剣なので本来の力が出せない。邪を取り除くことで聖剣ネクロマンサーとなるのだ！」

・・・タイトルちゃうやん！そもそも「邪と聖が入り混じっているから強い！」というのが本来じゃないのかい？
ただの聖剣じゃ何らペーソスに富まないお子様ファンタジーじゃん；
まぁ、個人的には主人公のみがラスボス戦唯一のダメージソースというのは結構好きなのでいいけどね。ドラクエとかだと伝説の剣より強い武器が沢山あったりして萎えるから。
　ここまで徹底して主人公or伝説の武器を立ててるのは
天外２：聖剣・大霊院卍丸（卍丸の体力が攻撃力に加算）
英伝１：光の剣（ライトサーベル。アグニージャに傷を負わせられるのはコレのみ。二本ある）
英伝２：太陽の聖剣（プラズマサーベル？ゴドウィンに以下同文。アトラスのみ装備可能）
聖剣伝説２：マナの剣（一応レベル７必殺技でもダメージ与えられるけど；）
とかが思い当たる。うはぁ、なつかしぃ。

２．一番の問題点はコチラ。このゲームには隠しパラメータで忠誠度というのがあり、
あまり仲間を死なせたりすると下がっていく。これが低いと・・・
なんとっ！
ボス戦で「おそれをなしてにげだした！！」となってその仲間が戦線離脱するのだ！！
ありえない！！いや、普通の人間ならそうなのかもしれないが、ゲーム的にありえない！！
このせいで勝てる戦いを何度も落とした記憶がある。

	へぇ～、忠誠度が低いと逃げ出すのかぁ。何か逃げる方も逃げられる方も最低だよね、ソレ？
	「花丸はおそれをなしてにげだした！」
	あっ・・・

次回は「弁慶外伝」を予定は未定しております。

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