ゲーム

・マイナーRPGに光を:八・
私の印象に残っているマイナーRPGを挙げてみます。
今回は前回の「ドラゴンスレイヤー英雄伝説1&2」で思い出した
「ルイン 神の遺産」・・・かなりマイナーに部類するゲームだと思います(^-^;
そこかしこで蟲姫様(違!)に対するインスパイアに触れることができるのが特徴です。

ルイン
 『ルイン 神の遺産』・・・前回の【マイナーRPGに光を:七】の引きで紹介した作品。
何から説明してよいのやら・・・というか何を説明してもマイナー過ぎて微妙というか(^-^;
キャラデザイン担当がSFC(PS)のアクション『海腹川背』で一部に有名な近藤敏信さんなのでさらにレア度アップかも。
 前回のドラスレ英伝の引きが“ファンタジーに見えて実は荒廃した未来世界モノRPG”ということだったので この『ルイン』もまたそういう設定である。ちなみにネタバレなので注意!

“遥かな昔・・・天に住まい、地に覇を成した神々は、自らの力によって滅んだ。火の神アトムルの怒りが大地を灼き〜”

これは冒頭で語られる神話の一部だが、要するに文明の発達により空中都市を建設するに至った人類が核戦争により滅んで大地が荒廃した。
そして、旧人類が計画していた擬似人類(レプリカント)と魔物が生まれた、というような内容なのである。
つまり新人類である主人公達にとって、旧人類が神として崇められている世界が舞台。
さて、神=旧人類がその世界でどうしているかというと、空気の猛毒を浄化する神代樹に覆われた聖域で眠っているという。
実はその聖域、どう見てもドーム型のシェルター・・・つまり荒廃した世界の空気は神=旧人類にとっては毒ということになる。
さて、空気の猛毒を浄化する植物という記述周りに何かデジャヴを感じないだろうか?
・・・蟲姫様ならぬ風○谷のナ○シカまんまなのである。
極めつけは“勇者が神の雷をもって獣の王を打ち倒す”というような予言があるのだが、その予言を教えてくれるキャラがどうみても『ばばさま』にクリソツなのである。
さらに獣の王はどう見ても巨神兵・・・とインスパイア元がはっきりしていて清々しい(苦笑)。

 まぁ、インスパイア元についてはここまでにしておいて。
聖域で眠る神が冷凍睡眠装置で眠っている作業服着た普通の男性だったり、 獣の王を打ち倒す神の雷が衛星からのレーザーで、主人公は神様(先の男性)にそのための誘導ビーコンを渡されるだけだったり、 と予言の隠喩が面白い解釈になっていて好きなのだが、欠点はOPムービーの時点で未来世界なのが明白になってしまうこと。
だって20世紀に想像されたいかにもな21世紀像(白い建築物群と空中を走るハイウェイ)にミサイルが一筋の煙とともに飛んできて ドカーン!だもん。
せっかくナ○シカのOPのような壁画もあるのだから、最初はその方向で通せばよいのにと思ったり思わなかったり。
・・・と今なら結構粗も見えるのだが、当時は先にドラスレがあったとはいえ結構斬新に見えて好きだったので誤解なきよう。  あ、誤解といえば、“雑誌に掲載された販促用の四コマによってあるキャラを誤解させられた”のが印象深い。
シャロル そのキャラとは上の絵の緑髪の娘・・・シャロル王女。見た目はいかにもなヒロインだがメインヒロインではない。
私がこのゲームを気に掛けたのは雑誌の販促用ページで見たシャロルが可愛かったのと、 販促用四コマでの扱いであったといっても過言ではない。(もっとも買ったのは兄だが(^-^;)
ちなみに販促用四コマでは、何故かことある毎にハンマーを手に主人公やお目付け役のじいやをぶん殴る三白眼キャラ(左の絵参照)。

極めつけのネタは、当時流行っていた?ウゴ○ゴルーガちっくなネタと絡めたモノ。
以下概要(ジャン:主人公 オルテナ:ヒロイン ガリクソン:お目付け役のじいや)

ガリクソン:ルインのヒロインとまやくのヘ○イン・・・とってもあぶないのはどっち?
オルテナ :2番めぇ
ジャン  :1番めぇ

ガリクソン;1番目ぶぅ〜、2番目ぴんぽ〜ん
オルテナ :ルインのヒロインはシャロルじゃなくってアタシだってば!!
ジャン  :あっ そっか
      んじゃ 2番目!!


オルテナ :あ・・・シャロル・・・
(ハンマー握り締め殺気立ってるシャロルを見つめながら)


 これを見て、当時「なんて斬新なゲームヒロインだ!」と期待したのだが・・・
プレイしてみたら普通の可愛らしい天然お姫様でした・・・orz
まぁ、変則セーラー服みたいな衣装が可愛かったのでよし!・・・なのかなぁ;
あ、ちなみにゲーム自体は見下ろし型のアクションRPG。 主人公+3人の仲間が入り乱れてのバトル、一応AIが入ってるらしい仲間の行動パターンがウリっぽいのだが・・・
ボス戦での仲間の存在意義は主人公が安地に隠れた後、囮→戦闘不能→復活→最初に戻る、の繰り返しでてんで頼りにならなかった記憶が(^-^;
もっとも素直にボスに突撃すると玉砕する主人公が一番頼りにならないわけだが。

え〜と、宮○映画は偉大ってことなのかな?
まぁ、荒廃した世界の再生モンにゃあ大体その影響が見られる気がするわな。
それより販促用四コマのシャロルは何であない性格でOKが出たんにゃろ?
管理人みたいに騙される人がいるからじゃ・・・
って普通騙すなら『本編より可愛らしい』とかの方が効果的だよね?
むしろ当時そういうんが多かったから、逆に騙されたって感じやな。
ニッチ戦略っちゅうかなんちゅうか;
ニーズの隙間を縫って他者との競合の少ない分野を狙う・・・みたいな戦略だっけ?
でも花丸の話を聞いてると、当時のPCE自体がニッチ戦略だったんじゃないの?
またまた禁句や!

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