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劇団各駅停車・劇団ふぐ合同公演
STORY
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「昔々 戸ヶ崎に沼あり
其の中に 八面八尾の大蛇住み
常に 人命を害す
人々 此をヤマタノオロチと呼び 大いに恐れる
或る村に 勇士スサノヲありて
彼の大蛇を 退治す
八面は 今の 八ツ面へ飛び
八尾は 今の 八ヶ尻へ流れ着く
人々 大蛇の骨を祀り
スサノヲを 久麻久神社の 祭神とす」
荒ぶる自然(ヤマタノオロチ)と
野山を開拓し、住む領域を広げようとする人の祖先(スサノヲ)の闘い。
敗れた自然神は身を潜めた。
天空と大地とに、ある仕掛けを残して。
時は現在。
伝説に残る八ツ面に、一人の女性が帰ってきた。
名はクマキ、自然神に仕える八人の巫女の一人である。
失われた八つのまが玉を求める渦中で、
クマキは幼なじみのタケルと再会する。
「どうして、どうして私の前に現れたの?」
「ごめん。僕はいつも君の嫌うことばかりしてるな」
クマキの周りに集まってくる巫女たち。
遺跡を発掘調査する大学教授・オカジマ。
まが玉を狙って暗躍する謎の女・ダムス。
「私たちは自然神に仕える身です。これも運命です」
「私の進むべき道は自分で決める。玉なんぞに決められてなるものか」
運命に従う者。あえて逆らう者。
さまざまな人の思惑が入り乱れ、絡み合い、
この西尾の地下深く、大いなる力を目覚めさせていく・・・
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写真撮影
Masayasu komura
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