やっと
天空の白鷺を見学できました。詳しくは
前回の研修旅行をお読みいただくとして、天空の白鷺というのは、姫路城大天守修理見学施設に与えられた通称です。修理が完了してしまえば、もはやその天守を間近で見ることはできなくなるわけですから、これは貴重な機会でした。
今回の研修旅行では、姫路城のほかに、淡路島北部をめぐりました。淡路島でははじめに
野島断層保存館へ立ち寄りました。阪神淡路大震災で地上に出現した断層を、さまざまな角度から眺めてきました。
宿泊施設は
安藤忠雄設計のTOTOシーウィンドでした。いかにも「らしい」施設でしたが、職人がソファに掛けてひとこと……
「落ち着かねェ部屋だなァ」
世界的な建築家が建てたものは、ホテルや旅館などではなく、「建築」以外のなにものでもないということでしょうか。また泊まるかと問われたら、筆者は「はい」と応えるでしょう。すばらしいところでしたから。
翌日は
薫寿堂さんでお線香の工場見学、
八幡光雲堂さんで吹きもどしの製作体験をしたのち、
淡路夢舞台へと向かいました。
淡路夢舞台も、安藤忠雄です。広い敷地に、存分の自然と、コンクリート打放による幾何学的造形を配したこちらの方が、建築家のスケール感に適していると思われました。ちなみに、水路の底に余さず埋められた貝殻およそ100万枚は、すべて職人たちの手作業であったそうです。ビックリ!
ということで、終わってみれば、あくまで個人的な見解を書かしていただけるなら、安藤忠雄と牛丼の旅になりました。そう、淡路島は、淡路牛と玉葱の産地らしく、
淡路島牛丼というのが、言ってみればご当地グルメなのだそうです。これを読まれたみなさんも、ぜひいちどご賞味ください。
記:管理人