基本的には、鉄筋コンクリート造の2階建です。しかし、蓋を開けてみれば、じつに構造計算者泣かせの建物でした。たとえば、ホールを挟んだ左と右で平面配置が15度ずれていたり、それぞれ階高もちがっていたり、キャノピー(庇)が鉄骨造のため混構造での検討が必要であったり、挙句は構造計算ソフトを最新バージョンにしてみたら配筋が変わってしまったり、と本当に確認が下りるのか、一時は不安になったほどの建物です。
しかし、そんなこんなもできあがってしまえばどこ吹く風で、先日、意匠屋さんに無理を言って、見学させてもらいました。写真はそのときに撮らせてもらったものです。使い勝手のよさそうな建物ですし、長く地元の人たちに親しまれる公民館となることを願っています。
記:管理人