平成元年頃から平成4年頃にかけて、
中京テレビでOVAが放送されたことがありました。
平成元年の冬休みの夕方、
そして、「クラブ26(土曜の深夜26時ぐらいから放送)」
という番組内において月一回ペースで、
各1時間半ほど放送されたことがありました。
放送された作品は
ダロス、戦え!!イクサー1、レガシアム、トップをねらえ、
勝手にシロクマ、破邪大星ダンガイオー、傷追い人、学園特捜ヒカルオン、
トワイライトQなどです。
どうも、この枠の当時の中京テレビのプロデューサー・喜井竜児氏が
かなりのヲタだったという噂です。
OVA枠が突然終了し、その後、
「蘇る昭和ヒーロー列伝」という番組を月1で放送していました。
……というより、喜井竜児氏は特撮ヲタだったので、
無理矢理OVA枠を終了させ、
ヒーロー列伝枠を作ったというのが正解かも!?
この番組ではそこそこメジャーな特撮番組から、
超マイナーな特撮番組まで、
文字通り、昭和の特撮ヒーロー番組を1回に付き、
1作品、吟味した3話を放送。
番組の司会進行、作品紹介・批評も喜井プロデューサー自ら行う、
非常に画期的な(?)番組でした。
しかも、この番組内で「セーラーファイト」という
特撮作品が作られました。
この「セーラーファイト」は今でも超B級作品として、
一部のマニアの間では、伝説のように語り継がれている……とか。
90年代の特撮モノ冬の時代に、よくこんな思い切ったことができたと、
本当に頭の下がる思いです。
喜井竜児氏はその後、中京テレビを退社し、
現在では自主映像集団「アマプロ」を率いて
自主特撮映画の監督をしたり、
フィギュアの製作などをしているとのことです。
本当に自分のしたいことが出来る人って、
素敵だなと思います。
(OVAの話ではなく、
いつの間にかヒーロー列伝の話になってしまったなぁ)
※補足
ちなみに「OVA」と「OAV」と、どう違うの?
という質問がありますが、
これはそれぞれメーカーの名称の違いで、
実質同じものです。
サランラップとクレラップみたいなものです。(ちょっと違うか?)
最近ではほぼOVAで統一されてますが、
他社との差別化とライバル意識から
今でもOAVの名称にこだわっているメーカーもあるようです。