遊ボイス!プラス。「ちょっとRPG」より

魔法講座(最終回)



            パン・ナ・コッタ・レーク・イエム



古代よりつたわる幻の言語「古代上位語」(ハイ・エンシェント)
その流れを組む“今や使われることのない魔法”のひとつである。


■由来■

そもそも、この言語の元となる『パン・ナ』とは『大地の力』を意味し
(パンとは「基盤」とか「基礎」と言い、ナはマナといわれる「湧き出でる力」から来ている)

『コッタ』とは、そもそも「カトゥー」→「カータ」→「カッタ」→「コッタ」と変化し
一部のデミ・ヒューマン(エルフ族)でのみ語られる『集束する』(集まる)が
もとになっているものである。



■効果■

上記にもあるとおり『大地の力を集束して』なにか起こる訳だが
後ろの語意にある「レーク・イエム」が“鍵”となる。

まず後ろの『イエム』からだが、これももとは「イ・エム」であった。
『イ』は単純に『私』となるのだが、実は「エム」も似たようなもので
「私があなた(エ)に言う(ム)」となるのである。


おわかりだろうか?人に言うのに、いちいち「私があなたに言います」


等と言葉にするだろうか?・・・否
さっしの良い方はお気づきだろうが これは、

『私はあなたに“命令します”』となるのだ。


そう、ここで「何を命令したか」が重要であり、
その謎は『レーク』にあると推測される。



■重要なポイント■

さあ、ここまで来ればあとは、もうひといき
答えを急ごう!
『レーク』(レクとも言う)とは『ある空間内で影響を及ぼす』なのだ!

「ある空間」は必ず術者が決めねばならず、これをおこたると


暴発(ぼうはつ)する


魔術を使う者には“当然のコト”なのだが・・最近の若いモンはゴホゴホ(←だれだおまえ?

さて『影響を及ぼす』とあるが「何が起こるのであろうか?」
・・・「一度集束した力(エネルギー)が特定空間内で及ぼすこと」






わかるだろ?





「いたいんだよ、これが・・」





■おわりに■

ご理解いただけただろうか?
最後まで読んでくれた読者のみなさん「ありがとう」
魔法講座は今回で終了です。

また、協力していただいたみなさんに感謝。
スペシャルサンクス:HAL氏

・・・・ゴッド・ブレス・ユー






■参考文献■

『古代語なんてしらねーよ』(著作:神崎麻哉/発刊:嘘八百書房)
『まちがいだらけの魔法選び』(著作:神崎麻哉/発刊:騙し書房)
『ちょっとRPG』(著作:神崎麻哉/発刊:2100年ごろ予定)【←おれは死んでるがな】



















・・おわり



すまん、ぜんぶ うそ。

ASA:「ナ、ナイフはやめてくれ(逃)」



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