パソコンの構成とCPUの仕様
Since 08/20/2000 Renewal 06/02/2005
CPUとパソコンの性能
少ない費用でより高性能なPCを自作したい。人と違うPCを作りたいと考えている人は、CPUの
オーバークロックを試してみるのも一つの方法です。但し、PCの構成や仕組みを、ある程度理解
して実施しないと、思わぬ失敗や機器の破損で予想外の出費をしてしまいます。又、CPUはパソ
コンの心臓部ですが、CPUのオバークロックだけでパソコンの性能が飛躍的に向上して性能UP
するものでもありません。
パソコンを使う上で大切なのは、用途に適したトータルバランスです。CPUは、その性能を決定
づける一つに過ぎません。一般的に必要な性能としては、HDDのRead・Write性能、メモリーの
Read・Write性能、VIDEOの描画能力、OSやアプリケーションの使い易さ、周辺機器の拡張性など
が上げられます。又、オーバークロックでは、マザーボード・メモリ・CPUの違いと電圧設定、放熱
・冷却方法などが決め手になります。
コンピュータの構成
まず初めに、デスクトップ型パソコンを例にして簡単にPCの構成を説明します。
パソコン各部の名称
マザーボード
マザーボードは、主要なパーツをプリント基盤上に固定したり装着したりするベース部品です。
各種のパーツを取り付けるためのコネクタやソケット・スロットには、以下のものがあります。
マザーボードのレイアウトと名称
チップセットとは
コンピュータ内部で、CPUやRAM、拡張カードなどの間のデータの受け渡しを管理する一連の
回路群で、PC互換機のマザーボードに必要な機能を数個のLSIにまとめたもの。これには、タイマ
や割り込み、DMA、メモリをコントロールする回路やRTC、バスインターフェイスなどが含まれる。
BIOSと同様に、いくつかのメーカが各種のPC互換機用チップセットを開発/製造しておりマザー
ボードメーカーはチップセットメーカーからチップの供給を受けてマザーボードを製造している。
装着できるSIMMの本数や外部キャッシュの容量といった仕様はチップセットの仕様で決まります。
又、チップセットによりメモリアクセスのスピードなどの性能も違ってきます。
通常、チップセットはCPUやメインメモリのスピードに柔軟に対応できるよう、ハードウェア的又は
ソフトウェア的に信号のタイミングなどを細かく調整できるようになっている。BIOSセットアップから
チップセットの設定を変更出来る様になっているマザーボードも多い。チップセットによってサポート
するCPUや動作周波数が異なる。PCIバスを制御するチップセットを特にPCIチップセットと呼ぶ。
チップセットという名称は、多くのチップセットが2個以上のLSI(チップ)から構成されている事から
由来する。現在主流のチップセットは、ノースブリッジとサウスブリッジから構成されている。
マザーボードによっては、LANチップやサウンドチップといった制御チップが、直接マザー
ボードに搭載される場合もあります。(オンボード・コントローラー)
マザーボードの構成図
PCIバス(Peripheral Components Interconnect bus)
メインメモリ(Main Memory)
CPUの種類
1.メーカーの違い
メーカとしては、Intel,AMD,VIAのCPUがパソコンショップで手に入れることが出来ます。
又、Webサイトで通販購入したり、オークションで売りに出ているCPUを利用することも可能
です。オークションでは、既に販売されていない古いタイプのCPUも多く出ています。
注:オークション物は、動作保証の無いケースが多い。
・リテールパッケージとは、箱に梱包され冷却ファン付きで保証書が付いている。
・バルクとは、CPU単品で売られているもので冷却ファン・保証書が無く、販売店
により1週間ほどの初期故障のみ交換対応する場合が多い。
2.装着形状による違い
Socket 7,Socket 370,Socket 603,Socket
604,Socket 479,Socket 478,LGA775
Socket 940,Socket 939,Socket 754,Socket
A,Slot 1,Slot Aなど
相互の互換性は無いが、ゲタ(俗称)を履かせたり、専用のアクセラレーターを使い
機能するものが販売されている。
3.機種・仕様の違い
Pentium,PentiumU,PentiumV,Pentium4,Xeon,Celeron
K6-3,K6-2,Duron Morgan,Duron
Spitfire
Athlon64,AthlonXP,Thunderbird,Athlon
Palomino,CylixVなど
M/B(マザーボード)の仕様にもよるが、PentiumとCeleron又は、ThunderbirdやDuron
のように一部の機種では相互に互換性があるが、性能と価格は同じでは無い。
4.動作クロック
CPUは、パッケージに動作クロックが表示されている。
例えば、1.0GHz(FSB100,倍率10)のCPUは、1.0GHz用に作られた訳では無く
1.0GHzで動作するので1.0GHzの商品として販売されている。1.0GHzの性能が
出ない言うなれば品質の劣るものは動作クロックを下げて950MHz(FSB100,倍率9.5)
或いは、900MHz(FSB100,倍率9)のパッケージとして、商品化している。
動作クロックが違っても元は同じコアである訳です。それならば、ユーザー側で倍率を
変えてやれば動作するのでは?・・そうです。Intelの製品では、Celeron300Aまでは
倍率を変えて性能UPが可能でした。Intel以外の製品では現在でも倍率変更が可能です。
IntelのCeleron300A以降の製品では、性能UPをFSBを変更して対応します。
メーカー製のPCでは、故障を嫌ってFSBや倍率を変更出来なくしているものが多い。
逆に、自作用の市販M/Bは、変更をやり易くしてあり、以前はPinの差し替えであった
ものが、最近では、BIOS上で変更したり、OS上で変更出来るものもあります。
CPUの動作クロック=FSB(ベースクロック)×倍率 で表します。
5.内部キャッシュ(internal cache)
1次キャッシュ(level 1 cache)、2次キャッシュ(level
2 cache)、3次キャッシュ(level 3 cache)
・内部キャッシュ(internal cache)
CPUから周辺チップやメインメモリ(キャッシュよりは低速なため)へのアクセスを極力減らし
高速処理を実現するためにCPU内部に設けられたキャッシュメモリ。
演算に用いるデータやプログラムコードを格納しておき、CPU内部だけで高速処理を
行なえるようにする。Pentiumプロセッサはコード/データそれぞれに8Kbytesずつの
内部キャッシュが搭載されている。
・1次キャッシュ(level 1 cache)
CPUの実行速度を高速化するために、CPU内部に用意されるキャッシュメモリ。
省略してL1キャッシュ、または内部キャッシュと呼ばれることもある。
・2次キャッシュ(level 2 cache)
システムを高速化するために、CPUの外部に用意されるキャッシュメモリ。メインメモリよりも
高速なメモリ(通常はSRAMなど)を使用することで、メインメモリへのアクセスを低減し、
システム性能を向上させる。省略してL2キャッシュ、または外部キャッシュと呼ばれることもある。
2次キャッシュ量の大きなものほど高機能で、価格も高くなります。
現在、64KB,128KB,256KB,512KB,1MB,2MBなどがある。
・3次キャッシュ(level 3 cache)
よりシステムを高速化するために、CPUの外部L2キャッシュの外に用意されるキャッシュメモリ。
メインメモリへのアクセスを低減し性能を向上させる。省略してL3キャッシュと呼ぶ。
高機能CPUにのみ3次キャッシュがあり、容量が大きなものほど価格も高くなります。
現在、2MB,3MB,4MBなどがある。
IntelのCPU
I n t e l C P U |
1.Celeron
PGA370(Socket370仕様)のIntel Celeron CPUは、コアの違いで
3種類有りますので、購入される場合は、対応しているCPUの仕様を良くお確かめ下さい。
・「PPGA」(Slot1仕様) Covingtonコア
Celeron266MHz〜300MHz
L1キャッシュ:32KB L2キャッシュ:なし FSB:66MHz
・「PPGA」(Slot1/Socket370仕様) Mendocinoコア
Celeron300MHz〜533MHz
L1キャッシュ:32KB L2キャッシュ:128KB FSB:66MHz
・「FC-PGA」(Slot1/Socket370仕様) Coppermineコア
Celeron533AMHz〜1GHz,1.10GHz
L1キャッシュ:32KB L2キャッシュ:256KB FSB:66MHz
800MHz〜
FSB:100MHz
・「FC-PGA2」(Socket370仕様) Tualatinコア
Celeron1AGHz,1.10AGHz〜1.40GHz
L1キャッシュ:32KB L2キャッシュ:256KB FSB:100MHz
・「FC-PGA2」(Socket 478仕様) Willamette
Celeron 1.70GHz,1.80GHz(Socket
478仕様)
L1キャッシュ:8KB L2キャッシュ:128KB FSB:400MHz
・「FC-PGA2」(Socket 478仕様) Northwood
Celeron 2.0GHz〜 2.80GHz(Socket
478仕様)
L1キャッシュ:8KB L2キャッシュ:128KB FSB:400MHz
・「FC-PGA2」(Socket 478仕様) Prescott
Celeron D 315 (2.26GHz)〜Celeron
D 350 (3.2GHz)
L2キャッシュ:256KB FSB:533MHz
・「FC-LGA42」(Socket LGA-775仕様) Prescott
Celeron D 326 (2.53GHz)〜Celeron
D 355 (3.33GHz)
L2キャッシュ:256KB FSB:533MHz EM64T対応
2.Pentium
Pentiumには、Pentium 〜Pentium 4まで4種に分類されます。
・Pentium 66MHz〜200MHz (Socket 5/7仕様)
L1キャッシュ:16KB L2キャッシュ:なし FSB:66MHz
・Pentium MMX 166MHz〜233MHz (Socket
7仕様)
L1キャッシュ:32KB L2キャッシュ:なし FSB:66MHz
・Pentium U 233MHz〜 450MHz (Slot
1仕様)
L1キャッシュ:32KB L2キャッシュ:512KB FSB:66MHz
・Pentium III 450MHz〜 1.4GHz (Socket
370仕様)(Slot 1は〜 1.0GHz)
Katmaiコア 450MHz〜600MHz (Slot
1仕様)
L1キャッシュ:32KB L2キャッシュ:512KB FSB:100MHz
Coppermineコア 500EMHz〜1.1BGHz (Slot1/Socket370仕様)
L1キャッシュ:32KB L2キャッシュ:256KB FSB:133MHz
・Pentium III-S 1.130GHz〜 1.40GHz (Socket
370仕様)(FC-PGA2)
1.13AGHz〜 1.20GHz (Socket
370仕様)(FC-PGA2)
L1キャッシュ:32KB L2キャッシュ:256KB FSB:133MHz
1.20GHz〜 1.40GHz (Socket
370仕様)(FC-PGA2)
L1キャッシュ:?KB L2キャッシュ:512KB FSB:133MHz
注:2次キャッシュの量が違うのは、katmaiコア(初代pentiumIII)と
coppermineコア(2代目pentiumIII)との仕様の違いです。
pentiumIII-sは3代目TualatinコアでpentiumIII用では使えません
・Pentium 4 1.3GHz〜 2.0GHz
Socket 423/Socket478 (micro-PGA FSB
400MHz L1: 8KB L2: 256KB Willamette)
・Pentium 4 1.60AGHz〜 2.60GHz
Socket478 (micro-PGA FSB 400MHz L1:
8KB L2: 512KB Northwood)
・Pentium 4 2.26AGHz〜 2.80GHz
Socket 478 (micro-PGA FSB 533MHz L1:
8KB L2: 512KB Northwood)
・Pentium 4 3.06GHz
Socket 478 (micro-PGA FSB 533MHz L1:
8KB L2: 512KB Hyper-Threading Northwood)
・Pentium 4 2.60CGHz〜3.40GHz
Socket 478 (micro-PGA FSB 800MHz L1: 8KB L2:
512KB,1MB Hyper-Threading Northwood)
・Pentium 4 Extreme Edition 2.80EGHz〜3.40EGHz
Socket 478 (micro-PGA FSB 800MHz L1: 8KB L2:
1MB Hyper-Threading Prescott)
・Pentium 4 Extreme Edition 3.20GHz〜3.40GHz
Socket 478 (micro-PGA FSB 800MHz L1:
8KB L2: 512KB,1MB L3: 2MB Hyper-Threading Gallatin)
注:インテルのプロセッサ・ナンバは、動作周波数以外にもマイクロアーキテクチャの種類、
キャッシュ容量、フロントサイド・バス、その他インテルのテクノロジなどの機能セットを反映し
エンドユーザがプロセッサナンバを見れば、総合的に機能のグレードが分かり、選び易くした。
・Pentium 4 520〜560 2.80GHz〜3.80GHz
LGA775 (FC-LGA4 FSB 800MHz L2: 1MB Hyper-Threading Prescott
)
・Pentium 4 530J〜560J 3.0GHz〜3.60GHz
LGA775 (FC-LGA4 FSB 800MHz L2: 1MB Hyper-Threading Prescott NX
bit対応,BTX対応)
・Pentium 4 3.40GHz〜3.80GHz
LGA775 (FC-LGA4 FSB 800MHz L2: 1MB Hyper-Threading Prescott
EM64T対応)
・Pentium 4 630〜670 3.0GHz〜3.80GHz
LGA775 (FC-LGA4 FSB 800MHz L2: 2MB Hyper-Threading Prescott
EM64T,EIST,NX bit対応)
・Pentium 4 Extreme Edition 3.60GHz
LGA775 (FC-LGA4 FSB 800MHz L2: 512KB
, 2MB L3: 2MB Hyper-Threading Gallatin)
・Pentium 4 Extreme Edition 3.46GHz
LGA775 (FC-LGA4 FSB 1066MHz L2:
512KB L3: 2MB Hyper-Threading Gallatin)
・Pentium 4 Extreme Edition 3.73GHz
LGA775 (FC-LGA4 FSB 1066MHz L2:
2MB L3:なし Hyper-Threading Gallatin EM64T,NX
bit対応)
・Pentium D 820 , 830 , 840 2.80GHz〜3.20GHz
LGA775 (FC-LGA4 FSB 800MHz L2: 1MB×2 ,Dual Core
EM64T対応)
・Pentium D 920 , 930 , 940 , 950 2.80GHz〜3.40GHz
LGA775 (FC-LGA4 FSB 800MHz L2: 2MB×2 ,Dual Core
EM64T・VT対応)
3.Xeon
・Xeon 1.40GHz〜 3.0GHz ,32bit
Socket 603 (micro-PGA FSB 400MHz L2:
256KB,512KB L3:512KB,1MB,2MB,4MB Prestonia)
・Xeon 3.0GHz〜 3.20GHz 32bit ,64bit
Socket 604 (micro-PGA FSB 533MHz L2:
512KB L3:1MB,2MB Prestonia)
・Xeon 2.83GHz〜 3.66GHz 64bit
Socket 604 (FCBGA FSB 667MHz L2:
1MB L3:4MB,8MB Nocona)
・Xeon 2.80GHz〜 3.60GHz 64bit
Socket 604 (FCBGA FSB 800MHz L2:
1MB L3:なし Nocona)
・Xeon 3.0GHz〜 3.80GHz 64bit
Socket 604 (FCBGA FSB 800MHz L2:
2MB L3:なし)
・デュアルコアXeon 2.80GHz 64bit
Socket 604 (FCBGA FSB 800MHz Dual
Core L2: 2MB L3:なし)
AMDのCPU
・K6-2 266MHz〜 550MHz Socket 7
L1キャッシュ:64KB L2キャッシュ:なし
・K6-III 400MHz〜 450MHz Socket 7
L1キャッシュ:64KB L2キャッシュ:256KB
・Dulon Spitfire 600MHz〜 1.0GHz Socket A
L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:64KB
・Dulon Morgan 1.0GHz〜1.3GHz Socket A
L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:64KB
・Athlon(K7/K75) 550MHz〜 1.0GHz SlotA
L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:512KB
・Athlon Thunderbird 750MHz〜 1.4GHz
SocketA/SlotA
L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:256KB
・Athlon MP 1.2GHz〜 2.0GHz Socket
A
L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:256KB
・Athlon XP Palomino 1.2GHz〜 1.73GHz
Socket A
L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:256KB
・Athlon XP Thoroughbred 1.8GHz〜
2.17GHz Socket A
OPGA FSB:266,333MHz L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:256KB
・Athlon XP Barton 1.83GHz〜 2.17GHz Socket
A
OPGA FSB:333MHz L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:512KB
・Athlon XP Barton 3000+(2.17GHz)〜
3200+(2.2GHz) Socket A
OPGA FSB:400MHz L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:512KB
・Athlon Sempron 2200+(1.5GHz)〜3000+(2GHz)
Socket A
FSB:333MHz L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:256KB,512KB
・Athlon Sempron 2600+(1.6GHz)〜3400+(2.0GHz) Socket
754
FSB:800MHz L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:256KB
・AMD64 Opteron SledgeHammer 240(1.4GHz)〜280(2.4GHz) Socket
940
PGA FSB:800MHz L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:1MB
, 1MBx2,Dual Core
・AMD64 Athlon64 SledgeHammer FX-51(2.2GHz)〜FX-53(2.4GHz) Socket
940
PGA FSB:800MHz L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:1MB
・AMD64 Athlon64 ClawHammer 2800+(1.8GHz)〜3700+(2.4GHz) Socket
754
PGA FSB:800MHz L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:512KB,1MB
・AMD64 Athlon64 3000+(1.8GHz)〜
4000+(2.4GHz) Socket 939
PGA FSB:1000MHz L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:512KB,1MB
・AMD64 Athlon64 FX-53(2.4GHz)〜
FX-57(2.8GHz) Socket 939
PGA FSB:1000MHz L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:1MB
・AMD64 Athlon64 Dual Core 3800+(2.0GHz)〜
4800+(2.4GHz) Socket 939
PGA FSB:1000MHz Dual
Core L2キャッシュ:512KB×2,1MB×2
・AMD64 Athlon64 Dual Core FX-60(2.6GHz) Socket
939
PGA FSB:1000MHz Dual
Core L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:1MB×2
注:IntelのCPUに比べ、同じクロックでも性能は高く出る。しかし、発熱が高いものが多い。
オバークロックには、放熱対策が決め手になる。
VIAのCPU
・VIA-CyrixIII (Samuel) 500MHz〜 667MHz Socket
370
L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:なし FSB:133MHz
・VIA-C3 667MHz〜 1.0AGHz Socket 370
L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:64KB FSB:100MHz
・VIA-C3 800MHz〜 933AMHz Socket 370
L1キャッシュ:128KB L2キャッシュ:64KB FSB:133MHz
CPUの特徴
・消費電力
Celeron600MHzもCeleron1.1GHzも同じコアですが、同じコアの場合、一般的にはクロック数が
上がれば上がるほど、消費電力も大きくなります。
コアが違う場合は、クロック数が上がって
も消費電力が下る場合もあります。この場合、クロック数当りの消費電力も少ない傾向となり
ます。これは製造プロセスが0.25ミクロンプロセスから0.18ミクロンプロセスに集積密度が上がり
クロックあたりの消費電力が下るからです。
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