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絹本著色 九字名号けんぽんちゃくしょく くじみょうごう

絹本著色 九字名号
分類
市指定(第115号)
指定年月日
昭和47年11月14日
種別
書跡
所有者
念空寺
時代
南北朝時代
法量
縦 115cm 横34cm

 「南无不可思議光如来なむふかしぎこうにょらい」の九字を記した光明本尊こうみょうほんぞんである。金粉を漆でこねて書いた泥字でいじの名号で、かつて本尊として礼拝されていたものである。上下にあるはずの銘文は剝落はくらくして読めない。作風その他から推して、妙源寺みょうげんじ(岡崎市大和町)所蔵の三幅の光明本尊と同じ時代のもので、もとは三幅一対であったと思われる。念空寺が本願寺派に移る以前からの伝世品と伝えられるが、その由来は明らかでない。