2017.09.02
Katou@刈谷
Midホーンタイプ
大型SPシステムの製作 その@
CORAL AH-501+JBL 2420J
JBL 2241H
<1.経緯>
・今年の
「Tube(中部)持寄り試聴会」
で2組の
大型スピーカー
が披露されました。
何れも
Midホーン
を持つシステムで
大型円形ホーンは2in
、
ラジアルホーンには1inのドライバー
を搭載しています。
試聴が始まると〜
<Midホーンから楽器が躍動エネルギー
となってぶっ飛んで来ました!
!凄い!!>
やはりMidはホーンは良い!
一度は
Midホーンを持つ型大型システムを作ってみたい!!
<2.どうしようか>
・リビングには既製品ながら既に大型スピーカーが存在します。
アルテック604−8L
を
バラッド
の箱に組込んだ
BA-620
です。
・同軸ホーンを搭載していますが、大型ホーンを聴いた後では何だか控えめな鳴り方で少し物足りません。
A-7
の様にセクトラルホーンをど〜んと乗せれば期待する音が得られるかもですが、一方で
同軸ならではの定位の良さ
は死んでしまいます。
夜間ワイン(冬は生酒!(~酔~))
片手
に音量を絞って聴くジャズには大口径フルレンジと球アンプが欠かせません。
<3.仕様取決め>
・BA-620を自室に移動し、リビングのメインスピーカーを新作することにします。
・多少費用が掛かっても
長らく満足し楽しめるもの
とします。 但し
ユニット等は中古
とし可能な限りコストを抑えます。
・先ず基本仕様を取り決めます。
@アンプはとっ替えひっ替え聞き比べしますから
LCネットワークによるフルレンジ入力
とします。
ALCネットワークでも繋がりが良い
ウーファー+Midホーンの2ウェイ
とします。必要であれば後でツィーターを後付けします。
B後のマルチ駆動化を考慮し、
Mid・Bassユニットを追加できるスペース
を予め設けておきます。
Cリビングに置いてもさほど邪魔にならず、
移動も比較的容易な大きさ・重量・構造
とします。
D箱サイズを可能な限り詰めつつ
30Hzまでフラット
を目標とします。 必然
バスレフ方式
とします。
E箱はユニットを決めてから詳細検討とします。
<4.ユニットの検討>
(1).ウーファー
@−格安の46cmその1−
・30Hzまでフラットを目指すとなると大口径が必須です。 一般的には30cm超級でしょうか。
・漠然と「何か安価な出物がないかな〜」と通販店サイトを物色したところ、
名古屋NB店
でペア2万円台半ばの
Peavey 46cmウーファーMODEL1801-8BW
を見つけました。 う〜ん、46cmも良いかも〜
・早速Weでこのウーファーの素性を調べてみると
サウンドハウス
で1本2万円弱で販売されている
「1801-8 LT BW」 と
(おそらく)同じものと分かりました。 SRや楽器用の様ですが、
魅力的な大きさ(^_^;)、スペック・そして
価格
です。
■感度:97dB
■周波数特性:35Hz〜1kHz
■重量:8.2kg
ご立派です!
A−格安の46cmその2−
・殆どPeaveyに傾いた矢先、同じく
名古屋のHFD店
でビビリ有りでジャンク扱いながらNB店とほぼ同額の
JBL2241H
を見つけました。
写真からビビリはエッジの硬化又はガスケットとの干渉と推測しました。 これならリーコーンすることなく修理可能です。
万一リコーンが必要となってもパーツキットが市販されているのでなんとかなるでしょう。
センターキャップの色が左右異なりますが価格が価格なのでご愛嬌程度、問題ありません、ウーファーはこれに決めました。
ポイント値引きを併用しPeaveyより5千円程安価に入手できました。
(2)Midホーン・ドライバー
@−ホーン−
・2241Hの特性からMidとのクロスは上限1.2KHz程度でしょうか、スピーチレンジを可能な限り外すべく1.2KHzで検討します。
・1.2KHzクロスならドライバーは1inで十分でしょう、1in前提でホーンを探すことにしました。
JBLなら
2345
が好みです(形が・・σ(^_^;)・・)、安価な出物を物色しましたが見つかりません。
JBLは諦めてウーファーと同時にHFD店で見つけていた2345にそっくりな
コーラル AH-501
を検討することにしました。
スペックを調べてみると・・・そっくりです。
・知人に問い合わせたところ「AH-501は丁寧なデッドニング処理でホーン泣きを抑えており、2345より解像が良い」との情報を得ました。
外観が良く価格もウーファー程度、これに決めました。
A−ドライバー−
・コーラル AH-501ホーンのドライバーフランジは
JBL 1inマウント
(PCD 57mm/120°φ6.5×3)です。
このマウントに適合するドライバーをざっと調べました。
・価格はピンキリ、最も安価な
CLASSIC PROのED3402
は¥2,380(サウンドハウス)です。
この価格ならお遊びで使えます(^-^)v!
<(; ^ ー^)
・先の知人に問い合わせたところ「JBLより国産の方が高域まで素直に伸びる、
CORALかExclusive
を薦める」との言。
一方で国産は現行のFOSTEXを除きダイヤフラムが入手困難との情報も得ました。
ダイヤフラムの入手性を考慮するとやはり
JBL
でしょうか、
2426用
から安価な
サードパーティー製
まで各種出回っています。
・例によってWebで安価な出物を探っていると、またしてもHFD店で美品で比較的安価な
JBL 2420J
を見つけました。
内部ウレタンスポンジの加水分解によりターミナルビスが腐食している無保証現状品ですが、程度は良く丁寧に扱われた様子です。
・ダイヤフラムは問題無さそうです。
ビスは溶解したウレタンスポンジが付着していますが、極端な腐食はなさそう、外して黒染めすれば再使用も可能でしょう。
ウレタンスポンジは除去して張り替えるだけです。
・家庭レベルの音量なら500Hzクロスも可能な自由度の高さは大きな魅力です。
これが一番高価ですが、飛び降りてしまいました(; ^ ー^) 。
< 製作記そのAに続く >
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