オーバーホール中のPaxette Super UBL |
Paxette Supre UBL
ドイツのカール・ブラウン社が1958年に発売した
35mm小型カメラ Paxetteシリーズの高級機種です。
全群レンズ交換、距離計連動、ブライトフレーム、
ファインダー内巻上げ指標、単独露出計、1/500秒までの
PRONTOR-SVシャッターを搭載しています。 |
1.
普通のカメラの様にに巻上げレバーを取り外すと・・ 巻上げレバーがレバー戻しゼンマイの巻緩みを制 限していたのです。 内部でゼンマイが完全に緩み外れた様子。 |
2.ゼンマイが飛び出す!! パクセッテは分解時にゼンマイが 外れ復元困難となるカメラでした。 レバーを組むと軍艦カバーが取付けできません・・・(´・ω・`) |
3.で、ゼンマイの緩み
防止策を考えました 位置を合わせて嵌め込み、外れない様テープで押えます。 これでレバー取付けビスを外してもレバー座は回転しません。 |
4.これで安心して分解o(^。^)k これで安心して手を入れられます。\(^_^) / |
中央が距離計ユニットでダイカストのユニット構造です。 天側はオープンなので容易に手を入れられます。 ガラス面のカビと曇りをアルコールを含ませた綿棒で除去し、 息を吹きかけながらクリーニングペーパーで拭き上げました。 このクラスとしては凝った構造です。 |
写真中央に斜めに見える可動ミラーの上下左右角度を調整 し無限遠でファインダー像と距離計像を一致させます。 カメラをしっかりした三脚に乗せフォーカスを無限遠にセットし 50m以上遠方のビル等、像を確認しやすい被写体を見ながら 調整します。 背面3本のマイナスビス(右下ビスは見えていない)の締め加減 でミラーの角度を変える構造です。 奥のビスはドライバーが入りません。 やむ得ず先ず上と左下の2本のビスだけで調整しました。 ですが、調整しきれません!。 やむ得ず一旦距離計ユニットを取外し、奥のビスを加減した後 再度ユニットを組付けて調整し何とか二重像を一致できました。 複雑で調整困難、謎な構造です。 ( ̄□ ̄;)!! |
巻
戻し操作をするとレバーが定位置に復帰せず戻り途中で 止まってしまいます。 巻戻しはレバー式でレバー復元にはゼンマイを用いています。 います。 これではゼンマイが巻き緩みするときに角が重なって滑らかに 摺動できません。 ゼンマイを平板に乗せスクレーパで真直ぐしごき伸ばし曲がり を除去しました。 組み立てて確認した結果、レバーがきちんと定位置に復帰 し、OK!となりました。 ( ◠ ◡ ◠ ) |