BALAD BA-620 (ALTEC 604-8L) |
<歪んだエッジ部> コーンの沈込みにより エッジが波打っています。 |
部材組合せのアンカーボルト式ジャッキ(イメージ) エンクロージャー背面板とユニット間にアンカーボルト式ジャッキ を挿入しユニットを押し上げます。 アンカーカップ(半球形部) 上のナットを回すことでジャッキが伸縮します。 |
押上げる位置 フレームの縦リブを木片を介し押上げます。 木片には荷重時の 横滑り防止のためのリブ傾斜角に合せた溝を掘っておきます。 ※リブ間平面部を押すとダイキャストが割れる可能性があるためです。 |
マンタレーホーン固定ボルト取外し
工具は7/64inchサイズ六角レンチを用います。
ボルト・ネジ穴共工作精度がイマイチ、ぎくしゃくした感触です。 |
コーンフレーム固定ボルト取外し
本機のボルトヘッドはトルクスT25番でした。(機種により異なる?)
L型レンチで6本のボルト取外します。こちらもぎくしゃくした感触です。 |
取外したマグネット部 ギャップ内に厚紙を挿入し錆や異物侵入が無いか確認 しましたが、何も異常ありませんでした。 タップ穴の口元に面取りは無く、盛り上がっています・・(゚Д゚), 。 |
取外したコーンフレーム部 驚きました!! 磁気回路プレートとの合わせ面は ダイカスト黒皮のまま、切削加工レスです。金定規で平面度を 確認しましたがコンマレベルでうねっていました・・・(;゚д゚)。 |
ボイスコイルの擦れ確認 コイルのユニット上部側に擦れ痕がありました。 幅20mm程の範囲が熱焼けし黒化しています。 テスターによるDCRは6.4Ω、問題ない範囲かと思われます。 | ボイスコイルの歪確認と修正 上部が僅かに傾いていますが他部位は垂直です。 上部は磁気回路のプレートで押されたのでしょうか。 内径をノギスで計測した結果、左右方向76.5mm、上下方向76.0mm でした。 上側を上方に引張り全周共φ76.2mmに修正しました。 但しコイルの傾きに変化はありませんでした。 |
ホーン部防塵ダンパー切離し 接着部に細筆でシンナーをたっぷり塗布し接着剤が軟化したら 爪楊枝の先端を挿し込み上下にひねると剥がれます。 無理をするとコーンが破れます。少しづつ・ゆっくりと・慎重に。 | 取外したマンタレーホーン ホーンの後端に薄い防塵メッシュが貼付けられています。 磁気回路・ホーン側共にメッシュの厚みを逃がす凹はなく 取付けボルトの締め加減次第でホーンが傾きます・・(雑)。 |
ボイスコイルの芯出し コーンフレームとマグネット部を仮組し、二つ折りにしたハガキ片を ヨークとコイル間に挿入します。コーンフレームを時計・反時計方向に ガタの範囲で数回そっと なじませ回し調芯し、均一にボルトを締めます。 | 音出し確認 コーンを押し擦れが無いことを確認します。コーン上部を押すと ストローク一杯付近で若干擦れますが、実用上問題無いと判断しました。 アンプに繋ぎ音出しし、異音無きことを確認しました。 |