2023年 5月28日 | TUBE(中部)持寄り試聴会 | @安城市 昭林公民館ホール |
<第 15回試聴会> |
<会場>
安城市「昭林公民館ホール」
新型感染症の収束化に伴い
久しぶりにマスクフリー 通常開催と致しました。 計14名の方にご参加いただきました。
流石音響ホール! どんなに爆音でも反響破綻せず 更にボリュームアップしたくなります。 自宅では味わえない大音響を満喫できました! 一方、家庭環境ではミニワッターで十分 ですが、小型(150席)ながら音響 ホールではそれなりなパワーが必要 とも感じます。 |
会場イメージ | ソース機器 |
アンプ試運転中 | さーて、音出るかな〜 うん、いいよ〜 |
最初は今川さんの12BB14 CSPP 25E5に類似した¥500のコンパクトロンを用いたCSPPです。 中二階建ての凝った構造で大型VUも組み込まれています。 安価な球と思えない艶があり滑らかに弾む音質です。 |
解説する今川さん
染谷電子のトリファイラー、ARITO's Audio Labのドライバー チョークを用いてCSPPの課題をクリアしたアンプ。 NFBは切換え式です。 出力34W DF16。 |
2台目も今川さんの811Aシングル
頂きものの811Aを活用すべく製作された光物送信管による ダイナミックカップルド・シングルアンプです。 こちらも凝縮された 作りで美しい、エネルギッシュでボーカルが一歩前に出る音。 |
811A パワポ説明資料
ドライブは6V6GTによるダイナミックカップリング、 出力トランスはソフトン製RW-20、大電力ヒーターは直流点火。 出力11W、DF3.2 16〜50KHz/ー0.5dB。 |
3台目は私(加藤)の6FM7前段差動プッシュプル。 昨年末大掃除の折、部品棚で発見した約10年前入手の東栄 OPT-10PR-5、お寺大会で入手したコンパクトロン6FM7等 在庫活用寄せ集め品お手軽アンプ。総額3万円台、出力6W。 | 6FM7前段差動プッシュプルの説明 出力段はカソード定電流ですが、好みからパスコン付きです。 シャーシは毎度の自作、当初PTとOPTを近隣配置しましたが 盛大に誘導ハム発生!二代目シャーシに変更後0.1mVまで低減。 |
4台目は水野さんのKT120 CSPP 以前製作されたアンプのドライブ段などを改良されたアンプです。 大型管プッシュプルはやはり球アンプの最高峰、映えます! 大型管の余裕でしょうか躍動する馬力感がありワイルドな音。 | KT120 CSPPを説明中の水野さん。 ドライバー能力不足解消のため、ドライブ段に染谷製プレート チョークを追加、OPTもトリファイラーのASTR-08に変更し パワーと音質が向上。出力30W DF7.4 NFBは軽く3dB |
5台目は中山さんの半導体サーコロトロン あまり作例がないMOS−FETによるサークロトロンです。 開発途中機を無理にお願いし発表頂きました。午前はクリアな 音でしたが本番はノイズが出て実力を発揮できませんでした。 | プロジェクターで解説中の中山さん Pass Diy Labの資料等を参照し製作されたそうです。 DCアンプの電圧バランスが安定するに至っていないそうです。 半導体DCに臨場感を加味した音、ぜひリベンジお願いします! |
<作品見学> これは何?、アンプ切替器です〜、ほーコンパクトだねー 後半マルチも実演ですね!、 はいアンプ切換えとマルチの配線を準備します〜 | <後半準備> 、後半予定のマルチアンプデモ等準備等のため各種ケーブル 引き回しを行いました。 L/M/H用SPケーブル、アンプ 切換え用入出力ケーブル等????状態でした(疲;・・ |
アンプ3台瞬時切換えデモ 入出力3系統を12個のリレーで切り替える切替器です。 モメンタリ押し釦スイッチと自己保持回路の単純な構成です。 本機で2A3pp、45s、300Bsを瞬時に切り替えます。 切り離されたアンプはINグランド、OUT10Ω負荷になります。 | 左から2A3pp、45s、300Bsの3種アンプ 3台を切換え予定でしたが、2A3が不調で45と300Bによる 2台切換え試聴となりました。 瞬時切り替えは繋ぎ替え試聴 より差が小さいと感じました。 繋ぎ替え試聴では大差を感じ ていたので、記憶の音はイメージ強調される様に思えます。 |
原田さんのマルチアンプ方式デモ 原田さんの球式チャンデバ内蔵プリです。 PHONO EQ、 入力セレクター、ゲイン調整ATT、バッファーの後3WAY ディバイダーの構成でクロスは800と7000、12dB/oct CR式です。 | MIDとLO用アンプ MIDは加藤さんの6FM7 PP、LOは原田さんのEL34 PPです。 HIは45シングルを用いました。(写真外) 各アンプのゲイン、 出力が大きく異なることからレベル合わせに苦労しました(汗; |
スピーカーシステム LO:136A、MID:375、HI:2405 | マルチアンプ方式を説明する原田さん 低音・中音間の位相合わせ方法等を解説頂きました。 やはりマルチは中高域が明瞭、明らかに高解像と感じました。 複数配線が行き交い面倒ですが、ぜひ試したい方式です。 |